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2022年10月28日 12:03 更新

杏さんがフランスでの3人子育て明かす「どうしてもガミガミ叱ってしまうので普通を褒める」

女優の杏さんが、移住先のフランスでの生活や子育てについて明かしています。

フランスの学校は面白い

杏さんは2016年5月に出産した双子の女の子、2017年11月に出産した第三子の男の子の3人の母でもあります。今年8月に子どもたちを連れてフランスに移住することを発表し、現在はフランスを拠点に日仏を行き来するかたちで女優活動を継続しています。

27日にYouTubeチャンネルで公開した動画では、フランスでの生活について語った杏さん。「フランスに行くことを知ったとき子どもたちはどんな反応だった?」という質問に、子どもたちには口頭で伝えた以外にも、「何度でも読んで反芻できるよう」にと、ノートに絵とひらがなの文を綴り「絵本みたいな感じ」でこれからの生活について伝えたと明かしました。「でも大事なのはどこへ行ってもずっと一緒だよ」と書き、子どもたちも理解してくれたといいます。

フランスで子どもたちは学校に通っているそうですが、日本との違いはたくさん。中でも面白いのが「おやつを持参するところ」だといい、1日2回のおやつタイムがあるため、好きなおやつをカバンの中に入れて登校するそうです。

食事も、日本では給食またはお弁当が一般的ですが、食事をとても大切にするフランスでは昼休みがたっぷり1時間半ほどあり、家にいったん帰って食べてくるか、お弁当を持参して場所を借りて食べるか、お金を払って給食を食べるかを選択できるそう。また、休み時間は担任の先生もしっかり休むので、「休み時間用の先生」がいて分業体制なところも杏さんは面白いと感じたそうです。

日本ではプールに通ったりピアノを習っていた子どもたちですが、フランスでの習い事は未定。ユニークな習い事としては乗馬やサーカス(日本でいう体操教室のようなもの)、演劇などがあり、ヨガをやっている子も多いといいます。

「子どもたちがケンカをしたらどうしてる?」という質問には、双子の下に年子の弟なので年齢も近いことから「小競り合いはしょっちゅう」だと明かし、基本的には介入しないようにしているそうですが、「止めるのは武器を持ち出したとき(笑)。何かで叩こうとしたとかこれは危ないぞってときはさすがに止めに入りますが、ちょっとした小競り合いくらいなら、なりゆきにまかせる」とのことです。

視聴者からは「子育てで心がけていることは?」という質問も。杏さん自身「難しいな」と毎日試行錯誤しながらも、意識しているのは「褒めること」だといいます。

「やっぱりどうしてもダメなとこを叱っちゃうことが多いから、普通を褒める、みたいな。今ちゃんと食べられてるじゃんとか、今静かに過ごせてるねとか、普通にできているという状態を気が付いて褒めてあげる。どうしてもガミガミ叱ってしまうことがあるので『ほめる』『大好きだよと常々言う』そんな感じで心がけたいなと思っています」
(杏さんYouTube動画より)

ちなみに、トップ女優でありとにかく多忙ながらワンオペ育児をしていた杏さんは、パリに来る前の睡眠時間はいつも3~4時間程度。フランスの拠点を探しているときは特に忙しく、日中仕事して帰宅し、子どもたちを寝かしつけてから夜にオンラインで内見をし、朝4時半には起きて愛犬の散歩に行くという日々で、仕事の移動中に仮眠をとってなんとか乗り切ったそう。パリに来てからは6~7時間は眠れているとのことで何よりです。

叱るときは真剣に

あまり叱りたくないのに、ついガミガミ言ってしまうというのは、多くのママパパに共通する悩みだと思います。毎日同じようなことで叱るのではなく、ここぞというときにビシッと大事なことを伝えて理解してもらいたいとも思いますよね。

叱るときの鉄則は「親が真剣であること」。何かをしながら、とか話をしている時の片手間で、などは論外です。また、優しく笑顔で「ダメよ」などといっても響きません。

コミュニケーションをとる際、実際に影響をあたえているのは見た感じや声のトーン、相手から発せられるエネルギーなどの「非言語」のコミュニケーションです。言葉そのものの影響力は全体のたったの7%と言われています。たった7%の影響力しかない言語を理解させるために真剣に向き合うのです。

2歳~3歳くらいの子や言葉の発育がゆっくりの子には、2語文や3語文くらいの短い言葉で伝えるとよいと思います。4歳~5歳の子や言葉の発育が早い子には、「どうしていけないのか」をわかりやすく説明してあげること。ただし長々としたお説教は子供の集中力が途絶えてしまうので、パッと終わるように心がけましょう。

また、真剣に叱るといっても、大声で怒鳴ることや、体罰はいけません。大声や体罰は子供に恐怖を与え、怯えさせるだけです。

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