計算問題のプリントを破ってしまう小学生が、意欲的に解けるようになれた。家庭教師の方法に目からウロコ

もしゃもしゃ(@tictakmom)さんは、特別支援学級に通う小学4年生の息子さんが、宿題のプリントで計算問題が難しいと癇癪を起こして破ってしまうことに悩んでいたそうです。

そんなとき家庭教師をしている友人から教えてもらった方法を試してみたところ、息子さんは意欲的に解き始めるようになったとのこと。それは……

1枚のプリントに載っている20問の計算問題を、「1問ずつに破って渡す」ということ！
すると解くことが負担ではなくなり、今では4問ずつ解けるまでになったのだそうです。

「20問あるからしんどいんだよ。1問ずつにするとなんとどんどんやる」

この投稿は8万件を超える「いいね」を獲得し、大きな反響がありました。

さまざまなアイデアを試して息子さんに合う家庭学習の方法を模索しているという投稿主のもしゃもしゃさんに、お話をお聞きしました。

――宿題のプリントを破いてしまうことは、たびたびあったのですか？

もしゃもしゃさん　計算問題に限らず、難しいと思ったり、視覚的に多すぎる情報があると、やりたくなくなりぐちゃぐちゃに丸めたり、破いてしまったりすることは数えきれないほどありましたし、今もたまにあります。

――この方法を初めて試したとき、息子さんはどんな反応でしたか？

もしゃもしゃさん　小学2年生の頃にこの方法を教えてもらったのですが、「え、もう終わり？ 全部終わったの？ 早かったねー」という会話をしたのを覚えてます。
この方法なら今までものすごく苦痛でしかなかった家庭学習や宿題ができるかもしれないと淡い期待をしました。

――それ以来、息子さんの宿題プリントへの取り組みには変化が？

もしゃもしゃさん　毎日積極的に取り組むかといったら、もちろん波はあります。苦手なかけ算の筆算はやりたくない、漢字も好きじゃないからやらずに半分なんてこともあります。苦手意識のないものはプリントのまま取り組むこともあったり、「今日は分けないで！ できるから！」という日もあります。
1問ずつに分ける方法は、今ではほとんどやりません。うちの子の場合は4問くらいの方が続けてやるのにやりやすいんです。普通に宿題に取り組める子ってすごいなと、上の子たちとは違う息子を育てるようになってから感じるようになりました。
色んな工夫をしても、やらないとなったらやらないことも多いけれど、このやり方どうだろうと、オリジナルで考えて勉強させるのが私の脳の活性化にまでつながっています。
ただ、親が無理すると続かないのであくまでも簡単にそして少しの工夫で、何回かに1回うまくいけばそれで大成功なんじゃないかなと思うようにしています。

――ほかにもいろいろな方法を試してきたのですか？

もしゃもしゃさん　そうですね。小学校の先生をしている友人が、座ってられない子がいて大変なんだという話をしてきたことがあり、それで思いついたのが立ったまま勉強する方法です。大人だってバランスボールに座って仕事したり、スタンディングテーブルでミーティングするんだからありだなって思ったんです。
そこにほんの少しの遊び要素を加えて、プリントを数枚並べ、立って解きながらスタートからゴールまで移動する、とか。本当にやらせたいのは2番目と4番目のプリントでしたが、たくさん勉強できた満足感を味わわせたいので簡単なプリントも混ぜていました。楽しんでやりましたが、「座ってやる方がいいや」と言っていました（笑）。

もしゃもしゃさん　できないことがたくさんあっても、少しの工夫で「こんなことができるようになった」と喜べるのは本人も満足そうなので、私もうれしくなります。でも大概そうやって喜んでいると、結構すぐ「もうやらないー！」とぐちゃぐちゃにしたりと、うまくいかないこともあるのが現状ですね。

――試行錯誤して息子さんが楽しく勉強に取り組めるように様々な方法を実践していらっしゃるのですね。もしゃもしゃさん、ありがとうございました。

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投稿主　もしゃもしゃさん
Twitter @tictakmom

（マイナビ子育て編集部）

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