第二子出産の吉木りささん、無痛分娩で迫られた「究極の選択」
10月に第二子の男の子を出産したタレント・吉木りささんが、分娩時に迫られた「究極の選択」についてブログに綴っています。
「え…なにその究極の選択…」
吉木さんは2019年に出産した第一子、今回の第二子ともに計画無痛分娩を選択しましたが、「結果、痛みはちゃんと感じました」といいます。
お産の前日、子宮口はすでに3cm広がっていたため、翌日になって麻酔と陣痛促進剤を入れながらさらに子宮口が開くのを待ったそうですが、2~3時間が経っても4cm以上に広がる気配がなかったそう。
それでも徐々に陣痛を感じてツラくなってきた吉木さんが、冷や汗をかきながら「せ…先生…痛いっす…」と申告すると、麻酔を担当する医師から、「今の痛みを我慢すると分娩時間は早まります…麻酔を強くすると分娩時間が長くなります…どっちがいいですか??」ときかれたそうです。
吉木さんは「え…なにその究極の選択…」と呆然。第一子のときは一日半がかりのお産で本当に苦労したという記憶があるため、悩んだ結果、「今の痛みを我慢する」と決断した吉木さん。
すると、「時間がかかりそうだな」という予想とは裏腹に、いきなり子宮口が「4cmから一瞬で8~9cmに広がってた」ようで、分娩の進みが突然ハイスピードに! いきなり赤ちゃんの頭の感触を股間に感じたと思うと、「最後の最後は麻酔を強くしてもらってぬるんと穏やかに出てきました」と、長引くことなく無事に出産を終えることができたそうです。
「陣痛の力って凄い…そして経産婦って凄い…とにかく色々と早すぎました
陣痛促進剤を入れてもらってから、約4~5時間でした
私にとっては1人目も2人目もそれぞれドラマチックでしたが、とにかく無事に産まれてきてくれたことに感謝です」(吉木りささんオフィシャルブログより)
経産婦の陣痛は初産婦より短い
経産婦は初産婦と比べると、分娩にかかる時間が全体的に短くなるといわれます。「1人目の時は陣痛が始まってからが長かったから、2人目もまだまだかかるだろう」と高をくくっていると、2人目以降の出産では意外にトントン拍子に進むことがあります。個人差やお産ごとの違いは大きいですが、陣痛が来てからあっという間にお産が終わってしまったというケースも少なくないのです。
もちろん個人差はありますが、陣痛が最も強くなり、赤ちゃんを娩出する際にかかる時間も、平均でみると経産婦のほうが短い傾向があります。
経産婦は子宮頸管や会陰が初産婦と比較して軟らかいため、子宮口が開きやすかったり会陰が伸展しやすかったりする傾向があり、そのことも分娩の進むスピードが速いことに関係していると考えられます。妊婦さんの多くが気になるであろう会陰裂傷が比較的起きにくいのも、経産婦のお産の特徴のひとつです。