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2018年09月30日 08:48 更新

七五三とは? 着物は購入?レンタル? 最近の傾向や当日の流れなどを紹介

子供の成長を祝う節目の行事である七五三ですが、知っているようで知らないということが意外と多くあるものです。七五三の由来や最近の傾向、子供の着物についてや神社へのお礼の渡し方など、基本的な知識をご紹介します。

七五三とは

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子供の成長を祝う行事はいくつかの種類がありますが、その中のひとつに七五三があります。なんとなく知っているけれど、正しく知っているのか自信がないという方も多いのではないでしょうか?七五三の由来や基本的な知識についてまとめてみました。

七五三の由来

七五三は子供の成長のお祝いとその後の健康をお祈りする儀式です。行事に付けられた名前の通り、3歳・5歳・7歳を節目にお祝いをします。

年齢は江戸時代の風習にしたがっており、子供が髪を伸ばし始める3歳(髪置(かみおき)の儀)、男の子が男性として袴を履くようになる5歳(袴着(はかまぎ)の儀)、女の子が着物に帯を巻き始める7歳(帯解(おびとき)の儀)に由来しています。

男女で違うお祝いする年齢

前述したように七五三は本来子供の成長を祝う行事に合わせて行なわれていました。そのため、男の子は3歳と5歳、女の子の3歳と7歳でお祝いをします。昔は数え年でその年齢になる年にお祝いをしていましたが、最近では満年齢でお祝いをしているケースも多々あります。どちらが正解、不正解というものはなく、家族の状況に応じてお祝いすると良いでしょう。

七五三のお参りの日も、以前は11月15日と決まっていましたが、最近では家族のスケジュールや六曜などを考慮して10~11月ごろの予定の良い日に行うケースが多いようです。

女の子は年齢で着る着物が違う?

3歳の女の子と7歳の女の子では着物が異なるのをご存知でしょうか?3歳の女の子の場合は、「三つ身」と呼ばれる子供用に仕立てられた着物を着ます。帯は締めずに、兵児帯(へこおび)や志古貴(しごき)と呼ばれる帯よりも柔らかい布を巻いて裾の長さを調整し、被布(ひふ)と呼ばれる飾り着を着ます。被布を着た姿は愛らしい印象になります。

7歳の女の子は「四つ身」または「本裁ち四つ身」と呼ばれる仕立ての着物を着ます。3歳の時の着物を仕立て直して着せる場合もあります。7歳になると大人の着物と同じように帯付きの着物を着るようになります。3歳の時とは異なり華やかな印象の装いになります。

七五三の着物は購入?レンタル?どちらがおすすめ?

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現代では、着物を着る機会もあまりないため、七五三の着物を仕立てるのかレンタルで済ませるのかを迷うという家庭も多いものです。地域の風習や姉妹の有無などによって状況が異なるため、家族で話し合って決めると良いでしょう。

レンタルが主流

七五三の着物を仕立てるのか、レンタルにするのかは迷うところですが、地域の風習や家族の状況を踏まえて検討することが大切です。最近では、着物を着る機会があまりないためレンタルを利用するというケースも増えているようです。レンタルする場合は、小物はもちろんヘアーメイクや着付けもセットになっている場合も多いため、着付けに自信がない方でも安心です。

七五三で着る着物をレンタルした場合の相場価格ですが、3歳の女の子で7000~2万円程度、7歳の女の子の場合は1~3万円程度、男の場合は1~1万5000円くらいです。ブランド物の着物にしたり、メイクなどのセット内容、地域によっても差があります。

祖父母がプレゼントする地域も

七五三の着物を仕立てたりレンタルの予約を入れる前には、祖父母の意見を参考にするのも良いでしょう。地域によってはどちらかの祖父母からプレゼントするものと決まっている場合などもあります。七五三に限らず、子供の行事ごとには地域で伝統としてしきたりが続いていることも多いものです。子供の成長を皆が笑ってお祝いできるよう、そういった決まり事がないかどうか確認してから行動すると安心です。

姉妹の場合は購入もあり

七五三の着物は仕立てても着る機会がない場合は、レンタルで済ませるほうが低料金で済むことがあります。しかし姉妹の場合、姉の七五三の時に購入すれば妹の時にも着られるため、安上がりになるということも考えられます。七五三の着物については、価格面だけではなくお手入れや記念になるなど、さまざまな点でレンタルと購入のどちらが良いか検討してみましょう。

七五三をする前に知っておくべきこと

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では実際に七五三の時には、どのような流れでお祝いを行うのでしょうか? 七五三のお参り当日のスケジュールを順番に確認してみましょう。七五三の時に気を付けることも併せてご紹介します。

大切な1日の流れ

七五三の当日は、参拝当日に写真館やスタジオで写真撮影をする場合と、写真撮影を行わない場合や他の日に撮影を行う場合によって流れが異なります。

参拝と同じ日に写真撮影を行う場合は、着付けをしたあとにスタジオなどで写真撮影を行い、そのまま神社へお参りをします。その後、家族で食事会を行うという場合もあります。写真撮影を行わない場合や、他の日に撮影を行う場合は、着付けをしたあとにそのまま神社にお参りに行きます。

誰を呼べばいいの?

七五三は子供の成長を祝い、健康を願うものなので、主役は子供です。祈祷(きとう)や食事会に誰が参加しなければならないという決まったルールはありません。両親だけでなく、祖父母を招待するかどうかという問題は、それぞれの家庭の事情によっても異なるため、夫婦や家族で話し合って決めましょう。

祖父母も一緒に参拝するというケースや、食事会のみ祖父母も参加するというケース、食事会を開かずに後日写真だけ渡すというケースなどさまざまです。祖父母も一緒に参拝する場合は、祈祷の際に参加できる人数に制限がある神社も多いため、あらかじめ神社に参加してもよい人数を確認しておくことをおすすめします。

どの場所も事前に予約がおすすめ

七五三のお祝いをする場合は、土日祝日や六曜に合わせて日取りの良い日を選ぶため、神社や近くのレストランなどは予約で埋まってしまうことがよくあります。七五三の予約といえば、写真館やスタジオなどを想定しがちですが、祈祷も1日で行える家族数が限られており、早めに予約しておくことをおすすめします。

七五三では子供は慣れない衣裳で緊張し、疲れてしまうこともよくあります。食事会だけ違う日に別で行った方がゆっくりと話ができ、子供も疲れていないため、楽しい時間を過ごせる可能性もあります。

初穂料や七五三のお返しは?

神社で七五三の祈祷をしてもらったら、謝礼として「初穂料」を渡します。初穂料の金額は3000円~1万円程度が相場ですが、神社によっては金額が決まっているところもあるため、祈祷の予約を入れる際に確認しておくと安心です。祝儀袋は表書きに「御初穂料」または「御玉串料」と書きます。水引きは、関東では蝶結び、西ではあわび結びにするといった違いもあります。名前の部分には子供の名前と年齢を記します。

七五三でお祝いをいただいた場合、特にお返しをしなければならないという決まりはありませんが、最近では千歳飴や、赤飯、菓子折りなどをお返しするというケースも多く見られます。金額はいただいたお祝いの1/3程度で十分です。

まとめ

子供の成長祝いとこれからの健康を願う大切な行事が七五三です。ある程度統一された決まり事はあるものの、地域によって風習が異なる面も多々あります。みんなが笑顔で子供の成長をお祝いできるよう、七五三の段取りは家族で話し合って進めることをおすすめします。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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