クリスマスの定番「イルミネーション」は、海外で通じない?
クリスマスの街はイルミネーション一色。子どもたちと自宅でイルミネーションの飾り付けを楽しむ家庭も多いかも知れませんね。さて、この「イルミネーション」という言葉、一見英語のように思えますが、実は海外での意味は少し異なるようです。海外で「イルミネーション」を意味するものとは? お子さんと一緒に考えてみてくださいね。
「イルミネーション」は海外で通じない和製英語
クリスマスが近くなるとよく耳にする「イルミネーション」という言葉。
「イルミネーションスポット」「イルミネーションイベント」なんて使われ方もして、その言葉だけですぐにあの華やかな光の世界が思い浮かびますよね。
しかし、英語圏の人は「イルミネーション」と聞くと少々違うものを思い浮かべるようです。
というのも、実は「イルミネーション」は、日本でつくられた和製英語。
英語圏でイルミネーションは、少し違った呼び方で呼ばれています。
英語では「Christmas lights」が一般的
日本でいうところのイルミネーション、いわゆるクリスマス時期に見かけるきらびやかな光の飾りつけのことを、英語圏では「Christmas lights」と呼びます。
「Christmas」はクリスマス、「lights」は光・輝きの複数形。そのまま、「クリスマスの輝き」と訳せて、イメージがわきますよね。
日本の「イルミネーション」よりもストレートでシンプルな呼び方と言えそうです。
海外でクリスマスを過ごす際、「イルミネーションを見に行こう!」と誘いたければ、「Let’s go to see the Christmas lights.」と言えばOKです。
英語の「illumination」は何を指す?
日本でクリスマスの電飾を意味する「イルミネーション」は和製英語ですが、「illumination」という言葉自体は、海外にも存在します。
海外で言う「illumination」が指すのは、単なる「照明」や「光」。キラキラ美しく輝くイルミネーションとは少し意味合いが異なります。海外で「日本のクリスマスデートはilluminationを見るのが定番だよ」と言ったら、不思議に思われるかもしれません。
ただ、この「illumination」に複数形の「s」がついた「illuminations」は電飾を意味するため、クリスマスのイルミネーションを「Christmas illuminations」と言っても通じるようです。
まとめ
同じ「イルミネーション」の言葉が、日本と海外で異なった意味をもつとは驚きですね。
実はこのように、本来の英語とは違った意味で使われている和製英語はほかにもたくさんあります。ぜひこの機会に、お子さんと和製英語について調べてみてはいかがでしょうか。