妊娠中、貧血で倒れてしまった雨の日の出来事 #「ありがとう」を伝えたい
妊娠中、とにかく貧血がひどかったという30代の女性。ついには道端で倒れてしまい、動けない状態に。そこに近寄ってきた男性がとった行動とは…。
妊娠中、苦しめられた脳貧血
妊娠中期から後期にかけて、とにかく脳貧血に苦しめられました。
もともと貧血気味だったのですが、妊娠してからは長く立っていられないこともしばしば。ひどい日は、立ち上がっただけでクラクラし、ふらついてしまうほど。お医者さんにも「無理はしないように」と再三言われていたのですが、それでも出かけざるを得ない日もあります。
その日も、定期健診のため、ひとりで病院に行かなければなりませんでした。
雨の坂道でクラクラ、ついに倒れてしまい…
外の天気は雨。
朝から体調がすぐれなかったこともあり、病院までタクシーで行こうと思いましたが、問い合わせると雨のためかすべて出払っているとのこと。しかたなく、徒歩で向かうことにしました。
なんとか病院近くまでは行けたものの、病院の手前の坂道でまた貧血症状が……。
頭はクラクラ、目の前も真っ白になり、その場で倒れてしまいました。
雨で濡れたからだを起こすこともできず朦朧としていると、私の横にキキーっと車が止まったのです。
車から降りた男性が、私のところに……
車から降りてきたのは、スーツ姿の男性。
男性は、私に「大丈夫ですか!?」と声をかけると、からだを起こしてくれました。
さらに、車に戻りタオルを手に戻ってくると、雨で濡れていた私に、「よかったらこれ使ってください」と手渡してくれたのです。
私がお礼を言う間もなく、男性は車に戻り、去っていきました。
あのとき、しっかりお礼ができなかったことがずっと心に残っています。
見知らぬ男性でしたが、彼のおかげで大事にも至らず、今は子どもと楽しく幸せに暮らせています。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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