なんでうまくいかないの~!?(泣)節約の失敗エピソード14選
ネットやテレビなど、メディアではたくさんの節約術が紹介されています。ところが、いざ実践しようとすると、うまくいかないこともしばしば。今度こそがんばろう! と挑戦したけれど、失敗してしまった残念な節約エピソードをご紹介します。自分にあった節約術を見つけるための参考にしてください。
節約に挑戦しようとして失敗したことはありますか?
節約に挑戦しようとして失敗した経験があるという人は、61%でした。半数以上の人が、挫折を経験しています。
節約を続けるために必要なのは、意思の強さではありません。ポイントは、自分にあった方法を見つけられるかどうか、という点です。
39%の人は確実に節約を成功させているのですから、一度や二度の失敗であきらめるのはもったいない! 失敗の原因を探り、次こそは節約を成功させましょう。
家計簿が続かない……
●家計簿をつけるのが、何回やっても続かない。忙しくて、レシートが貯まるだけで終わってしまう。性格が細かくないせいかと思う。(女性/39歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
●家計簿アプリを使ったけど、結局記録しなかった。(男性/42歳/商社・卸/営業職)
節約とは、生活のなかのムダを省くこと。そのためには、家計のどの部分にムダがあるのか、見極める必要があります。ムダを洗い出すための第一歩は、現状把握です。
ところが、現状把握のための家計づけに挫折したという残念な声が上がっています。毎年はりきって家計簿を購入するも、三日坊主で終わってしまう……という人は多いのではないでしょうか。
最近では、紙の家計簿だけではなく、使いやすいスマホアプリもたくさんリリースされています。レシートの画像を撮るだけで記録ができる便利な機能もあるので、自分が使いやすく、楽に記録できるものを探してみましょう。家計簿をつける時刻を決めておくと、続けやすくなりますよ。
節電に失敗
●電気代節約のために夏場にクーラーをかけないでいたら、熱中症になりかけたので、やめました。(男性/32歳/機械・精密機器/技術職)
●電気代やガス代を節約しようと思い、朝のシャワーや暖房を使うのを避けたが、自分のルーティンを変えるのがストレスになり、自分には合わなかった。(男性/37歳/医療・福祉/専門職)
●電気代の削減で電気のオフをこまめにしているが思ったより効果がなかった。(男性/44歳/情報・IT/技術職)
節約のなかでも、節電は取り組みやすいテーマです。
現代の生活に電気は欠かせません。日常生活において電気を使用する場面は数限りなくあるので、小さなアクションを起こしやすいのです。反面、やろうと思えばいくらでもできてしまうので、やりすぎてしまうおそれもあります。健康被害が出るまでがんばらないように気をつけましょう。
電気代の節約は社会全体の利益になりますが、家計の削減につながらないとやる気が出ませんね。こまめなスイッチのオンオフが反映されない場合は、家電自体を消費電力の少ないものに変更するなど、根本的な節電対策を検討してみては。
逆にもったいない!
●1週間のメニューを決めて、計画的に買い物に行ったりすることはイレギュラーの予定が重なって食材を無駄にしてしまうことが多かったです。(女性/36歳/運輸・倉庫/軽作業)
●作り置きしすぎて、同じメニューに飽きてしまい、作り置きしていた食材を廃棄してしまったことです。(男性/28歳/建設・土木/販売職・サービス系)
●安いからとたくさん買っていてしばらくして見たら賞味期限が切れていた。(女性/40歳/医療・福祉/専門職)
食材のまとめ買いや作り置きに挑戦して、失敗してしまった例です。
見切り品や賞味期限が短い食品を購入する際は、期限内に食べきれるかどうか、よく考える必要があります。1円でも安く買おうとして、数百円をムダにするのはもったいない!
献立を考えるのが好き、料理のレパートリーが多い、という人以外はハードルが高くなります。作り置きするなら、冷凍保存できる料理を選びましょう。きのこ類や葉物野菜は、そのまま保存袋に入れて冷凍することもできます。
買い物に行く前に、まとめ買いに向いている食材や、自宅でよく使う食材をチェックしておきましょう。
詰めが甘すぎた
●どこにお金が使われているかの把握をできていなかったから、どこを絞ればよいかわからず、ただお金を使わないようにしようとして我慢ができなくなった。(女性/35歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
●なんとなく費用を抑えるというぼんやりした考えで食費や日用品費を節約したつもりになっていたとき、後からまとめて家計簿アプリに入力してみたら全然節約できていませんでした。具体的に考えていない、家計簿アプリにまめに入力しない、では何もやっていないと同じですね。(女性/49歳/機械・精密機器/製造業)
●具体的な使い道を決めず、とりあえず無駄遣いを減らそうとだけ考えて取り組んでいたが、つき合いや急な出費が出たときに効果が無いと感じた。(男性/30歳/製造系/技術職)
節約しよう! という決意はすばらしいものですが、細部の詰めが甘いと失敗する確率が高くなります。「節約はムダを省くこと」という基本を忘れずに! 家計のどの部分がムダになっているのか、本当にムダと言える部分なのか、現状把握と分析は欠かせません。
なんとなくはじめてしまった節約は、なんとなくうやむやになって終わりがちです。一気にすべてをやろうとしないで、今月は電気代、今月は食費、という具合に段階的に取り組んでいきましょう。○○円減らす、使用量を下げる、など目に見える数値目標を設定するのも効果的です。
ストレス大爆発
●食費や光熱費、あらゆるものを削ろうとストイックにやってしまったところ、何の楽しみも無くなってしまい節約が苦痛になってしまいました。節約は楽しみながらでないと継続できないと強く感じました。(女性/41歳/学校・教育関連/経営・コンサルタント系)
●切り詰めすぎてその反動で浪費してしまった。(女性/35歳/接客業/販売職・サービス系)
●節約ご飯を試してみましたが、ご飯は好きなものを好きなだけ食べたい派なので合いませんでした。(女性/29歳/マスコミ・広告/事務系専門職)
ダイエットと同じく、ストレスは節約の大敵。なにごともやりすぎは禁物です。
夏はエアコン稼働で電気代がかさんだり、仕事が忙しい年度末はお惣菜を買う頻度が増えて食費が上がったり、月ごとに家計は変化します。節約の効果は、長い目で見て判断しましょう。
無理な我慢を続けたせいで、ストレスがたまって結局リバウンドしてしまっては意味がありません。メリハリのきいた節約計画をたてましょう。
家族に協力をお願いするときも、相談が必要です。家族のそれぞれが楽しくできる節約方法を探してみてください。
まとめ
節約に失敗すると、気分が落ち込みます。だらしがない性格だから……と自分を責める人もいるのではないでしょうか。でも、もしかしたら節約方法が自分のライフスタイルにあっていないだけかもしれません。
節約を考えるあまり、毎日の暮らしがツライものになってしまっては本末転倒です。自分が続けやすく、簡単にチャレンジできる節約ポイントを探してみましょう。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年2月11日
調査人数:109人(22歳~40代までのパパ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)
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