5人に1人が「ご近所トラブル」が原因で引っ越し経験あり! ご近所トラブルの圧倒的1位は「騒音」問題だと判明
元警察官による、トラブル解決支援サービスを主要事業として展開するヴァンガードスミスは、引っ越し・新生活シーズンで多くの人が懸念する「近隣トラブル」に関する調査を行いました。
今回は、近隣トラブルに遭遇したことがある一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)20〜69歳の男女500名を対象に、経験した近隣トラブルのジャンルやその内容、トラブルに直面した際の相談先などについて尋ねています。
遭遇した近隣トラブルとして最も多いのは「生活音/騒音」
調査の結果、「生活音/騒音」による問題はその他の問題と比較しても61%と圧倒的に多く、近隣トラブルの問題としては最も起こりやすいものであることがわかりました。
具体的な内容としては、「深夜に騒がれてうるさかった」「上の階の子どもの歩く音や遅くまで騒ぐ音がうるさかった」など深夜帯の騒音被害に関するコメントが多く、近隣からの過剰な生活音をストレスに感じている人が多い結果となりました。
それ以外としては、「異なる曜日にゴミを出していた」「アパートの通路に原付が駐車されていた」といった内容の他、「風呂場の使用時に異常に攻撃音を出す」「ベランダに物を投げ込まれた」「下の部屋から天井を突かれた」などのコメントもあり、心理的・身体的に不安を覚えるような経験をしたことがある人もいることがわかります。
同社の近隣トラブル相談窓口でも、約10,000件の相談のうち、約8割が音きっかけによる相談であることからも、音の問題は多くの人が経験し、日常的に問題視されるトラブルといえそうです。
隣人トラブルが原因で引っ越した経験がある人は5人に1人以上!
近隣トラブルを経験した人のうち、トラブルが原因で実際に「引っ越しをしたことがある」人は22.8%いることがわかりました。
また、「引っ越しを考えたことはあるがしていない」人は28.8%となっており、「近隣トラブルが原因で引っ越しを検討したことがある人」という観点では、半数以上にものぼることが明らかとなりました。
「管理会社」への相談が多い一方、具体的な問題解決に至らなかったケースも
近隣トラブルに遭った人は、相談先としてイメージされやすい「大家」「管理会社」「地域自治体」「警察」「弁護士」などに相談していることが判明しました。
また、家族や友人といった身の回りの人に相談する人も多く存在しており、相談先は個人によって様々でした。
一方で、実際に相談をした人の中でも、「管理会社に相談したが当事者同士での解決を促された」「警察に相談したが何かあってから言ってくれと言われた」「10年以上未解決になっている」といったコメントも多く見られるなど、具体的な問題解決に至らないケースが多くあることがわかりました。
また、「相談はしていない(するつもりがなかった)」「相談したかったが誰にすればよいかわからなかった」と答えた人も一定数存在しており、近隣トラブルの適切な相談先は不明瞭であることがうかがえます。
現代社会では、近隣トラブルに対する法整備の壁や相談先の不明等により、事件防止の観点では具体的な対策が行いにくい分野です。そのため警察などが介入しづらい問題であり、解決に至らないケースがあると考えられます。
【調査概要】
・調査期間 :2023年2月8日〜2月13日
・調査機関(調査主体):ネオマーケティング
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査
ヴァンガードスミス
http://www.v-smith.co.jp