
何度「やめて」と言っても靴を蹴落とす娘にイライラ、ついに声を荒げてしまい…… #「ありがとう」を伝えたい
疲れていたり心に余裕がなかったりすると、我が子のちょっとした行動にイライラしてしまうこともあるものです。今回ご紹介するのは、40代ママYさんから送られたエピソード。ベビーカーで移動中、靴を脱いでは落とす子どもにイラつき、つい声をあげてしまったところ……。
ベビーカーから何度も靴を蹴落とす娘

長女がまだベビーカーに乗っていた頃のことです。
ベビーカーから靴を蹴落とすことに楽しさを覚えた娘は、移動中に何度も足を振り回して靴をポイッ。
そのたびに、私は靴を拾って、娘に履かせ直していました。
「やめなさい」と言い聞かせても、何度も何度もポイッ。
普段は根気よく拾っては履かせを繰り返していた私ですが、その日は急ぎで移動していたため、心に余裕がなくなっていました。
言っても聞かない娘にイライラ爆発

急いでいた理由は、電車遅延で帰宅が遅くなってしまっていたため。
保育園へのお迎えも遅れ、急いで娘を引き取りベビーカーに乗せ、「早く帰って夕飯つくらないと」と急ぎ足でベビーカーを押していました。
そんな事情を知るよしもない娘は、やはり靴を蹴落とす遊びを始めました。
「急いでるんだから、お靴落とさないで!」
私は注意し、靴を拾って娘に履かせました。
ところが、2、3メートル進んだところで、またポイッ。
私はついにイライラが爆発。
「やめてって言ってるでしょ!」と声を荒げてしまいました。
女性の言葉に心の余裕を取り戻せた

娘に怒っていると、少し後ろを歩いていた見知らぬ中年女性が「大丈夫ですよ」と声をかけてきました。
女性は、「靴を拾ったら、履かせずにベビーカーの下に入れればいいのよ」とやさしく教えてくれました。
初めての育児で「きちんとやらなければ」と気を張っていた私は、女性の言葉にほっと安心したのを覚えています。
そうか、毎回きちんと履かせ直さなくてもいいんだ。
夕飯もちょっと遅れたっていいじゃないか。
冷静になり、娘へのイライラも一気に引いていきました。
同時に、あんなに怒らなくてもよかったのに……と、娘に申し訳なく思う気持ちも。
その方とはそれきりですが、あの一件から、「まあいいじゃないか」「大丈夫」と考えられる場面も増えてきました。心に余裕をもつということを、優しい笑顔に教わった気がします。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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