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2023年05月25日 11:00 更新

家事に費やす時間、夫婦でどのくらい違う?妻の多くが「3~4時間」の一方、夫の多くは…

5月25日は「主婦休みの日」であるのをご存じでしたか? コロナ禍で在宅ワークが広まるなど、多様な働き方・ライフスタイルが浸透しつつある昨今ですが、家庭内の仕事ともいえる「家事」はどうでしょうか。「夫婦の家事分担」について意識調査した結果をもとに、現在の夫婦の家事負担について見て行きたいと思います。

夫婦の家事分担、それぞれの割合はどのくらい?

5月25日はサンケイリビング新聞社が提唱する「主婦休みの日」です。1月25日、9月25日と合わせて年に3回設定されています。

現在、共働き世帯が約7割となっていますが、夫婦間の家事分担はどうなっているのでしょうか? 熱エネルギー機器メーカーのリンナイが全国の既婚男女2,350人を対象に「夫婦の家事分担」についての意識調査を行っています。その結果、令和の現在でもなかなか分担は進んでいない様子が見えてきました。

「妻が家事の9割を負担」が最多

家庭内での「夫婦の家事分担」について聞いた設問で、最も多かった回答が「妻9割」で女性の34%、男性の28%がこれを選びました。

リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より
リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より

夫婦間で異なる「妻だけが家事を全負担している」認識

また、「妻10割」を選んだ人は、女性では23%でしたが、男性はわずか8%で、男女間に大きな差が生じています。

“見えない家事”という言葉に象徴されるように、一方が家事として認識していない些細なことでも、主に家事を担う側にとっては負担になっている作業が多く存在しています。こういったことが一端となって、夫婦間で家事分担についての認識のズレが生まれているのかもしれません。

同等の収入があっても、妻の家事負担は多い

夫婦の主な収入源別に「夫婦の家事分担」を見てみると、夫の収入が主体の家庭の場合の家事分担は「妻9割」が33%でした。

一方、収入が夫婦同じ場合でも家事分担が「妻7割」の回答が30%と最も多くなっていました。夫と同程度の収入を得られるような仕事をしていながら、家庭でも妻はさらに7割の家事を担っている……というのが現状のようです。

リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より
リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より

1日の家事時間、男性の5人に1人は「1時間未満」

次に「1日に家事に費やす時間」を聞いた設問では、女性で最も多かった回答は「3時間~4時間未満」で28%の人がこれを選択しています。一方、男性で最も多かったのは「1時間~2時間未満」で約半数の人がこれを選択。「1時間未満」と回答した人も22%いました。ここでも妻と夫の家事負担量はかなり差があることが分かります。

リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より
リンナイ:「夫婦の家事分担」に関する調査より

まとめ

さまざまな職種や企業などで女性が活躍し、収入を得ることは当たり前の世の中になっています。しかし、令和の世の中になっても家庭内での女性の役割や立場は、それほど大きな変化がもたらされてはいないと感じる調査結果でした。家庭生活は、夫婦揃って支えるのが当然のこと。男女間の格差を埋めるためには、双方の意識変革が必要なのかもしれません。

(マイナビ子育て編集部)

※画像はイメージです

調査概要

■「夫婦の家事分担」に関する調査/リンナイ
調査地域:全国
調査対象:20代~60代の既婚男女
調査時期:2022年12月24日~27日
有効回答数:2,350サンプル(男性1,305人/女性1,045人)

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