夫が「ごみ袋の交換」以外にやっている家事とは?夫婦の家事分担の実態調査
5月25日は「主婦休みの日」です。そこで今回は、熱エネルギー機器メーカーのリンナイが実施した『「夫婦の家事分担」に関する意識調査』をもとに、家事の分担状況のほか、実際に夫が担っている家事や妻がどのようなことをしてもらいたいと思っているのかを探っていきます。
夫婦の家事分担、具体的にどうしてる?
5月25日はサンケイリビング新聞社が提唱する「主婦休みの日」です。1月25日、9月25日と合わせて年に3回設定されています。
現在、共働き世帯が約7割となっていますが、夫婦間の家事分担はどうなっているのでしょうか? リンナイが全国の既婚男女2,350人を対象に「夫婦の家事分担」についての意識調査を行っています。家事は食事や洗濯、掃除などいくつかに分けられますが、それらの分担の実態が垣間見える結果をご紹介します。
食事、洗濯、買い物、掃除を担当する女性は9割以上
現在、「実際に担当している家事」について聞いた設問では、担当していると回答した人の割合は、全ての項目において女性が男性を圧倒的に上回る結果となりました。とくに、「食事」「洗濯」「買い物」を担当している女性は95%以上、「掃除」は94%となっています。
一方、男性が担当している家事で多かったのは、「掃除」(53%)と「買い物」(50%)でした。
妻が夫にやってほしい家事は「掃除」
続いて、「パートナーにやって欲しいと思う家事は何か?」を聞いた設問では、女性の希望は「掃除」が最も多く54%がこれを選択しました。次いで「育児・介護」(40%)、「食事」(33%)となっています。
先ほどの設問の回答から、男性の約半数が掃除をしていることがわかりましたが、女性の側でも男性に掃除をしてほしいと希望する人が多いようです。
一方、男性がパートナーにやってほしいと思う家事では「食事」が最も多く49%、次いで「掃除」と「洗濯」が同率で34%でした。
男性の家事参加は限定的?
料理や掃除と一口にいっても具体的にはいろいろな作業や工程が存在します。それらの分担を具体的に聞いてみた結果が次のとおりです。
「食事」「洗濯」「掃除」の中で具体的に担当していることを聞いた結果、いずれの項目でも女性が担当している割合が圧倒的となりました。
一方の男性は、家事の中の一部を担当しているケースが多いようです。男性が担当しているもので多かったのは、たとえば、食事では「食器洗い・乾燥」(34%)、洗濯では「洗濯ものを干す(乾かす)」と「乾いた洗濯物を取り込む(取り出す)」がそれぞれ32%。掃除では「ごみ袋の取り替え」(37%)でした。
まとめ
家事というのは、基本的に地味で面倒、そして同じことの繰り返しであるものがほとんどです。しかしながら、家族が健康的に気持ちよく暮らしていくためには欠かせないものでもあります。普段、家事をしていない人には見えない家事も多いでしょう。誰がどの家事を分担するのか、夫婦やパートナー同士で話し合い、家事に慣れていない側は、自分の得意な部分を担当することから始めていくのがいいのかもしれません。
(マイナビ子育て編集部)
※画像はイメージです
調査概要
■「夫婦の家事分担」に関する調査/リンナイ
調査地域:全国
調査対象:20代~60代の既婚男女
調査時期:2022年12月24日~27日
有効回答数:2,350サンプル(男性1,305人/女性1,045人)