幼稚園や保育園で使う子供用のお弁当箱の選び方は?
お昼に給食が提供される幼稚園や保育園もありますが、お弁当を持参する園も多いですよね。でもそこでママが悩むのは、「どのようなお弁当箱を使ったらいいの?」ではないでしょうか。今回は、子供のお弁当箱の選び方のコツや人気のお弁当箱などをご紹介します。
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お弁当箱の種類について
一言で「お弁当箱」といっても、素材や形はさまざま。お弁当箱売り場に行って、その種類の多さに圧倒されたママも多いことでしょう。ここでは、お弁当箱の「ふたの形状」「素材」について説明します。
ふたの形状
ふたは主に「かぶせタイプ」「ロックタイプ」「シールタイプ」に分類されます。それぞれのメリットとデメリットはどのようなものでしょうか。
<かぶせタイプ>
かぶせタイプは、本体にお弁当を詰めた後、ふたはかぶせるだけのもの。最近、人気のわっぱもこのタイプです。
・メリット
パッキンやロックが付いていないので、子供でも簡単に開け閉めできる。形状がシンプルなので洗浄しやすい。
・デメリット
汁気が多いおかずなどは、漏れる心配もある。
<ロックタイプ>
ふたの両側に止め具が付いているお弁当箱です。本体をふたにかぶせ、両手でカチッとロックして使用します。
・メリット
しっかりとロックされるので、おかずの汁気も漏れにくい。
・デメリット
止め具が付いているので、開け方が複雑。慣れていない子供は開閉しにくい。
<シールタイプ>
ふたと本体の凹凸を合わせて閉めるタイプです。
・メリット
ふたと本体を合わせて閉めるだけなので、子供も比較的開閉しやすい。かぶせタイプよりも密閉性がある。
・デメリット
ふたと本体にすき間があると、お弁当の汁気などが漏れる場合もある。何度も使用しているうちに、ふたがゆるんでくる場合もある。
素材
素材は大きく、アルミ製、ステンレス製、プラスチック製、木製に分けられます。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
<アルミ製>
アルミは軽いので、小さな子供でも持ちやすい、汚れが落としやすい、耐久性があるというメリットがあります。熱伝導がよいので、冬場に保温庫を使用する園では、お弁当が温まりやすいでしょう。デメリットとしては、プラスチック製より価格が高め、電子レンジは使えないこと、食洗器で洗えないことが挙げられます。かぶせ式の場合は、汁気がもれる可能性もあります。
<ステンレス製>
丈夫なので、変形しにくく長期間使えること、食品の匂いや色素が移りにくいこと、食洗機でも洗えるなどのメリットがあります。一方、プラスチック製やアルミ製よりも価格が高い、電子レンジは不可、キャラクターものの種類が少ないといったデメリットがあります。保温庫も使用できますが、アルミよりも熱伝導率は低めです。
<プラスチック製>
食洗器で洗え、ふたを外せば電子レンジも使用できるプラスチック製のお弁当。キャラクターものも豊富で、アルミやステンレス製よりも価格が安いといったメリットもあります。一方、デメリットとしては、匂いや色が移りやすい、凸凹が多い形状のものは汚れが残りやすい、壊れやすいことなどが挙げられます。保温庫の使用には適しません。
<木製>
スギやヒノキなどの天然素材を使用したお弁当箱。近年、人気の曲げわっぱもこの中に含まれます。メリットとしては、天然素材なので安心して使用できる、吸水性があるので、ごはんの余分な水分を吸ってくれるなどが挙げられます。一方、食洗器が使えない、メンテナンスにコツが必要、汁物などが漏れやすい、価格が高め、保温庫が使えないなどのデメリットがあります。
お弁当箱の選び方
さまざまな種類や形状があるお弁当箱。その中から、わが子に合ったお弁当箱はどのように選んだらいいのでしょうか。お弁当箱の選び方のポイントをご紹介します。
容量・大きさで選ぶ
お弁当箱の容量や大きさは、子供の年齢や摂取すべきカロリーに基づいて決めると選びやすいようです。厚生労働省の「日本人食事摂取基準」の年齢別のカロリー(※)を参考に、昼食分としてそのおよそ1/3を摂取できるような大きさのお弁当箱を選んであげましょう。
〈1歳〉
1〜2歳児の推定エネルギー必要量は、1日につき900kcal(女児)、950kcal(男児)。昼食分はその1/3量を摂取できるものだと考えると、1歳のお弁当箱の大きさは、270mlくらいの大きさがおすすめです。
〈2歳〉
1日分の推定エネルギー必要量は1歳児と同様に、900kcal(女児)、950kcal(男児)ですが、活動量が多くなることを踏まえ、2歳のお弁当箱の大きさは、280ml〜300mlくらいに容量をアップしてもいいでしょう。
〈3歳〉
3〜5歳の1日分の推定エネルギー必要量は、女児1,250kcal、男児1,300kcalです。年少(3歳)になると、体を動かす機会も1〜2歳児よりも増えてくるため、300ml〜450mlくらいに容量を増やしていきます。
〈3歳以上〉
5歳までの1日分の推定エネルギー必要量は、女児1,250kcal、男児1,300kcal。幼稚園や保育園に慣れてくると、食欲もアップしてくるかもしれません。年中〜年長(5歳くらい)になってくると、450mlくらいの容量でも食べきれる子供も出てきます。
上記はあくまで目安です。子供の成長や食欲に合わせ、量を調節しお弁当を作りましょう。
(※)厚生労働省ホームページ「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要の推定エネルギー必要量(kcal/日)」
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
開閉のしやすさで選ぶ
お弁当箱は形状によって、ふたの開けやすさが変わります。かぶせタイプは、本体にふたをかぶせるタイプで、最も開閉がしやすいお弁当箱。力を入れずに開けられるため、1〜2歳児や、幼稚園に入園したばかりでお弁当に慣れない子供におすすめです。
ロックタイプは、ふたの両端にロックが付いているお弁当箱。開け閉めには若干の力とコツが必要です。指先にしっかりと力が入り、細かな動作もできるようになってから使い始めた方がいいでしょう。
シールタイプは、ロックタイプほど開閉は難しくありませんが、気圧の変化でふたが張り付いてしまい、開けにくくなるということもあります。ロックタイプと同様、指先にしっかりと力が入るようになってから使った方が子供も失敗なく開けられるでしょう。
子供の成長に合わせて、開けやすいお弁当箱を選んであげましょう。
デザインで選ぶ
お弁当箱は機能性も大事ですが、デザインも大切。お弁当タイムは、子供にとって楽しみな時間ですが、中には「食べきれるかな」「お友達と仲良く食べられるかな」と、不安な気持ちを抱える子供もいるようです。そんな気持ちをアップさせてくれるのが、子供お気に入りのお弁当箱。男の子用、女の子用、おしゃれなもの、キャラクターものなどたくさんのお弁当箱が販売されていますが、一緒にお弁当箱売り場に行き、お気に入りのものを選んでもいいですね。
おしゃれで人気の子供弁当箱ランキング
レック アンパンマン おべんとう箱 アルミ
小さな子供に大人気のアンパンマンをふたにデザインしたお弁当箱。開けやすく軽いアルミのかぶせタイプです。容量は280ml。大きさは約12.5×9.5×4cm。仕切り付きで、ごはんとおかずを分けられます。フッ素樹脂加工で、汚れが落ちやすいのもポイントです。
サーモス フレッシュランチボックス 280ml
ステンレス製で耐久性のあるお弁当箱。小さな子供も開封しやすいかぶせタイプです。容量は280ml。大きさは約12.5×9.5×3.5cm。男の子用のブルー、女の子用のピンクがあります。ふたの外れを防止するゴムバンド付きです。
スケーター シール 保存容器 3Pセット ミッフィー miffy 日本製 SRS3S
汁気がもれにくいプラスチック製のシールタイプのお弁当箱。大・中・小の3つがセットになっているので、「ごはん」「おかず」「デザート」と使い分けするほか、食欲に応じて小さなサイズのものを使用することもできます。容量は、大が400ml、中が280ml、小が180ml。サイズは、大14×9×5.1cm、中が12.9×8×4.4cm、小が11.9×6.9×3.7cm。
※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合がございます。詳細はリンク先のサイトでご確認ください。
まとめ
かぶせ式を使っていた子供が、ロック式やシールタイプのお弁当箱を開けられるようになったり、苦手な食べ物を食べられるようになったりと、子供の成長を感じるのもお弁当ライフの魅力。子供お気に入りのお弁当箱で、親子そろってお弁当を楽しんでくださいね。