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2023年09月06日 10:46 更新

小中学校の受験を決めたのは「1~2年前」が約4割、勉強は「塾」利用が圧倒的多数

AI チャット相談アプリ「Experienshare(エクスペリエンシェア)」を運営するgreedenは、小学校・中学校を受験予定の子どもを持つ親を対象に「子どものお受験の悩み」に関する調査を実施しました。

受験を控えた親子は、どんな悩みを抱えている?

子ども一人当たりの教育にかける費用が増えている現代。小学校や中学校の受験数が増加傾向にあるようです。

受験が決まるともちろん、そのための学習で忙しい日々を過ごすことになります。子どもの将来のことを考えて決めたものの、受験のための準備を進める中で悩みを抱える家庭も多いようです。

受験となると、同じように受験を目指している子たちとの格差やギャップも気になりますし、そういった中で自分のことを他人に相談できずにいる保護者や子どもも多いことでしょう。

そこで今回、株式会社greedenは「子どものお受験の悩み」に関する調査を実施。受験を控えた親子がどのような悩みを抱えているのか、その本音を聞いています。

子どものお受験を決めたきっかけは?【2年前】頃までに決めている人が多数

はじめに、受験を決めたきっかけを聞きました。

■お子様の受験を決めた理由やきっかけを教えてください
・将来的な進学、就職の優位性を考えて(30代/千葉県/会社員)
・高校受験をしなくてすむから (30代/秋田県/パート・アルバイト)
・地元の公立に行かせたくない(40代/大阪府/専業主婦)
・将来職業選択するときに選べる幅を増やしたいから(40代/埼玉県/専業主婦)

上記の回答が寄せられました。理由やきっかけはさまざまですが、子どものためを思って受験を決めていることがわかります。

次に、子どもの受験を決めた時期を聞きました。

「お子様の受験を決めたのはいつ頃ですか?」と質問したところ、「受験の1~2年前(38.4%)」と回答した人が最も多く、次いで「受験前1年未満(29.3%)」「受験の3~4年前(20.9%)」「受験の5年以上前(11.4%)」と続きました。

約7割の人が、2年前には受験を決めていることが明らかになりました。

受験勉強には【塾】利用が最多、およそ75%が「成績につながっている」

先程の調査で、2年前頃には受験を決めている家庭が多いことがわかりました。次に、受験準備として利用しているものを調査しました。

「お子様の受験に向けて、学習のために利用しているものは何ですか?(複数回答可)」と聞くと、「塾(52.6%)」が最多に。次いで「通信教育(20.7%)」「予備校(15.9%)」「家庭教師(オフライン)(10.5%)」「特になし(9.3%)」と続きました。

半数以上が塾を利用して受験に備えていることがわかりました。では、どのくらい教育に費用をかけているのでしょうか。

「学費以外に教育にかけている月の費用について教えてください ※1ヶ月にかかっている費用でお答えください」との質問では、「10,000円以上20,000円未満(24.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「20,000円以上30,000円未満(19.6%)」「5,000円以上10,000円未満(18.2%)」「5,000円未満(13.9%)」「30,000円以上40,000円未満(10.8%)」と続きました。

学費の他に教育費にお金をかけている家庭が多いことがわかりましたが、子どもの受験に向けた取り組みは、成果につながっているのでしょうか。

「お子様の受験に向けて取り組んでいることは、成果につながっていると実感できていますか?」と尋ねたところ、「まったくできていない(5.1%)」「あまりできていない(20.2%)」「とてもできている(16.1%)」と、およそ4人に1人の人が「成果につながっていない」と感じていることがわかりました。

塾や通信教育にお金をかけているにもかかわらず、成果が上がらないと悩んでいる人も少なくないことが浮き彫りになりました。

子どものお受験を控えた親、悩みが「ある」と答えた人は約8割も!

受験に向けて取り組んでいることは、成績につながっていると感じている人が多いことがわかりました。子どもの努力が実っていると実感できることは、親としても安心できるのではないでしょうか。

では、子どもの受験について悩みを抱えている人はどのくらいいるのでしょうか。

「現在、お子様の受験に関連した悩みはありますか?」と質問したところ、「大いにある(26.5%)」「ある程度はある(55.8%)」と、約8割が受験に関する悩みがあるという結果が出ました。

それでは、一体どのような悩みを抱えているのでしょうか。「お子様の受験に関連した悩みは何ですか?(複数回答可)」と聞いたところ、「子どもの集中力がない(43.4%)」と回答した人が最も多に結果に。

次いで「子どもの学習意欲がない(30.4%)」「子どもの成績が上がらない(29.7%)」「子どもの本音が分からない(25.2%)」「子どもが学習についていけていない(15.4%)」と続きました。

学習意欲や成績低下に関する悩みを抱える親が多いことがわかりました。

悩みについてもう少し具体的に聞いてみましょう。

■お子様の受験に関連した悩みについて具体的に教えてください
・本人の本当の意思がわからない(30代/埼玉県/会社員)
・どこまで頑張れるのか親としてもわからないので無理をしていないか心配(30代/福岡県/パート・アルバイト)
・本当に受験したいのか、したくないのか微妙(30代/愛知県/パート・アルバイト)
・本人が何を考えているか、わからない(40代/神奈川県/会社員)

子どもの考えていることが今一つわからないという回答が多く寄せられました。

特に中学受験を控えた小学生の場合、難しい年齢でもあるため、子どもの本音がわからず悩む親は多いのではないでしょうか。

子どものための相談相手が欲しいと考えている親は約8割に

ここまでの調査で、受験を控えた子どもの親の約8割が、受験に関する悩みを抱えていることが明らかになりました。

特に、子どもの本音がわからずとまどっているというコメントが多く寄せられています。子どもが本音を話せる相手がいてくれたらいいと思う親は多いかもしれません。

そこで、子どもが直接、受験について気軽に相談できる相手が必要だと思うかを聞きました。

「お子様の受験合格に向けて、学習先の先生以外にお子様が相談できる相手は必要であると思いますか?」との質問では、「とてもそう思う(29.1%)」「ある程度はそう思う(54.8%)」と、約8割の親が子どもにとって相談相手が必要だと回答しました。

では、相談相手には、子どものどのような悩みを聞いてあげてほしいと思っているのでしょうか。

「お子様のどのような相談を聞いてあげてほしいと思いますか?(複数回答可)」と聞いたところ、「親に言えない本音(44.0%)」との回答が最も多く、次いで「受験に対する不安(43.7%)」「モチベーションに関する悩み(33.5%)」「成績に関する悩み(32.9%)」「学習内容や学習人法に関する悩み(32.2%)」と続きました。

受験を控えた子どもの親の約4割が、本音を子どもから聞いてもらいたいと回答しています。やはり、子どもが親にはなかなか伝えにくいことを胸に秘めていると感じる人が多いようですね。

調査概要

「子どものお受験の悩み」に関する調査
【調査期間】2023年8月15日(火)〜8月16日(水)
【調査人法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,010人
【調査対象】調査回答時に 小学校・中学校を受験予定の子どもを持つ親 と回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
【出典元URL】https://hello.experienshare.com/ja/


greeden
https://corp.greeden.me/

(マイナビ子育て編集部)

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