ライフ ライフ
2023年10月24日 11:16 更新

蒼井優さん「出産で腰がダメになってしまって」しばらく歩けないほどのダメージ「本当に動けないとどうにもできない」

女優の蒼井優さんが20日放送『あさイチ』(NHK)のプレミアムトークに出演し、産後の仕事復帰や子育てについて語りました。

産後8ヶ月、体はまだ本調子ではなく……

蒼井優さんは2019年に南海キャンディーズ・山里亮太さんと結婚。昨年8月に第一子となる女の子を出産しました。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』で仕事復帰しています。

復帰作では歌劇団の娘役スターという役どころのため、ステージで歌い踊るシーンがたくさん。オファーが来た段階ではまだ復帰を考えておらず、「ただボーッと育児をしていたので、出られるのかな、いろんな調整が間に合うのかなとかすごく悩みました」といいます。

また、産後の体のダメージも大きく「出産して腰がダメになってしまって、お話をいただいたときにどうしようと思った」と悩みましたが、主演の趣里さんが大好きで一緒にお芝居をしたかったこと、ドラマにかかわる作曲家や振付師の大ファンであることなどから、復帰を果たすことを決意。

クランクインは今年4月で、産後8ヶ月の時期でした。その前からにダンスレッスンが始まりましたが、産後のダメージは大きかったものの「逆に動かせば治るかなと思って」取り組んだところ、さらに腰を痛めてしまいしばらく歩けなくなってしまうほどだったといいます。

蒼井さんは「徐々にちゃんとやればよかったんですけどなんのケアもしないままダンスのレッスンに行ってしまったので……『降板』ってよぎりましたね。本当に動けないとどうにもできない」と、振り返りました。

山ちゃんが離乳食作りを特訓

それでも撮影の本番に入る2~3週間前には動けるようになり、なんとか間に合って大阪へ。蒼井さんは1歳になる前のお子さんを連れて、大阪に向かったそうです。

というのも、2018年の『まんぷく』ヒロイン・安藤サクラさんが当時1歳のお子さんと一緒に大阪で長期にわたるドラマ撮影に挑んでおり、NHK大阪では託児スペースや時短シフトなどサポート体制が整っていました。

蒼井さんは「すごいみなさんサポートしてくださって、娘の生活リズムが崩れないようにって18時には終わるように組んでくださったりとか。本当に助かりました」とスタッフに感謝するとともに、「娘の協力がないと今回できなかったので、娘にも感謝」と仕事に付き合ってくれた幼い長女にも感謝を述べます。

撮影中、長女は楽屋でシッターさんと二人きり。人見知りの逆で「人が好き」だという長女は、本番の用意が始まると賑やかだった楽屋からどんどん人がいなくなるのが寂しくて泣いていたといいます。「後ろ髪を惹かれながらスタジオに向かいました。なんで働いてるんだろうと葛藤を抱えながら」と、蒼井さん。それでも現場では多くのスタッフが長女と遊んでくれたそう。

一方、蒼井さんの撮影期間、東京で1人だった夫・山里さんは寂しかったよう。週に1回、山里さんが大阪での仕事があるときに会えますが、それ以外のときも、少しでも時間があれば大阪を訪れていたといいます。蒼井さんいわく、山里さんは「娘に会いたすぎたみたい」で、長女の赤いファーストシューズと同じメーカーの赤いスニーカーを買ってペアルックにしていたとか。

さらにMCの博多大吉さんが「いろいろやってるんでしょ、山ちゃん、お子さんのために」と振ると、山里さんが料理教室に行ったり、妻子が留守のあいだに家で離乳食を作る練習をしたりしていることも明らかに。いずれ子どものお弁当が必要になったときには、パパが腕を振るうようです。テレビではひねくれキャラの山里さんですが、この話を聞いた大吉さんは「バレてるんですよ、山ちゃんはいい奴だって、とっくに」と笑っていました。

妊娠~出産後はお腹の筋肉が伸ばされた状態

(※画像はイメージです)

妊娠中は腰に大きな負担がかかり、腰痛になりやすくなります。原因は主に2つあり、ひとつはお腹が大きくなるにつれ重心が変わり、上半身を反るような姿勢に変わること。もうひとつは出産の準備のために分泌されるホルモンの影響で骨盤の靭帯・関節などがゆるむことです。どちらも腰椎や骨盤を支える筋肉の負担になり、痛みを引き起こす原因になります。

出産しても、すぐに元通りというわけにはいきません。妊娠中に大きくなった子宮の影響で、腹横筋や骨盤底筋といったインナーマッスルは伸ばされた状態になります。産後はこれらの筋肉が戻るのに数ヶ月かかるため、しばらくは自力で良い姿勢を保つことさえも難しい状態です。

そのような状態で急に激しいエクササイズを行うと体に対して負荷がかかりすぎるため、産後の運動は自分の体の声を聞きながら1ステップずつ徐々に進めていくことがとても大切です。

また、産後は関節をとりまく靭帯などの組織もまだ柔らかい時期。弱っている部分を戻す前に負荷の強い運動を行ってしまうと、体のあちこちに過度な負担をかけ、かえって痛みなどのトラブルを招くことも。産後の運動はくれぐれも無理をせず、弱い部分を整えるところから始めていくことを意識しましょう。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-