出産直前に、ショッピングモールの駐車場で破水! 陣痛の痛みに悶絶しているとお店の人たちが…… #「ありがとう」を伝えたい
出産間近の時期、思わぬ場面で破水をしてしまい、大変な思いを経験したママさんもいるでしょう。40代女性のAさんはショッピングモールの駐車場で破水してしまい、突然の痛みで身動きが取れなくなってしまったといいます。
妊娠39週、ショッピングモールの駐車場で破水!
数年前、第2子を出産した日の出来事です。
妊娠週数は39週目に入っており、その日は妊婦健診の日でした。
担当医から「少量の出血もあるので出産が迫っている」と知らされたため、同行していた夫とともにそのまま車で近くのショッピングモールへ。出産前の最後の買い物をしに行く予定でした。
しかし、ショッピングモールの駐車場に着いたとたん、股から水が漏れるような感覚が……。
急に陣痛の間隔が短くなり……
第1子の時には破水を経験してなかったので、すぐにはそれが破水だと気づかず、私はひとまずトイレに行かせて欲しいと夫に訴え、店内に入りました。
そこから、あれよあれよという間に陣痛の間隔が短くなり始めて……。
「これはヤバイ」と感じた私はトイレに行くのをやめ、痛みが治まる一瞬の時を狙ってなんとか店外に出ました。
しかしお腹の赤ちゃんは早く出たいのだと言わんばかりに、陣痛の間隔はどんどん短くなり、痛みも激しくなってきて、その場で四つん這いになったが最後、もはや一歩も動けなくなってしまいました。
「救急車呼んで」
動転してあたふたしている夫に、息も絶え絶えに「救急車」「店員さん」「呼んで」と伝えた私。
その時点で陣痛の間隔は数分レベルにまで縮まっているように感じられました。痛みと向き合うため、一瞬も気が抜けない状態でしたが、「夫に何をすべきか早く伝えて、何とか行動してもらわなければ」と必死でした。
状況を理解した夫は急いで店内へ。店員さんに事情を話し、急いで救急車を呼んでもらえることになりました。
幸いにも話しかけた店員さんがちょうどベビー・キッズフロアの担当だったようで、数名の方が毛布を持って私の四方を囲み、周囲の目に晒されないようにしてくださって……。迅速で心優しい対応に感動しました。
その後は救急車が到着して病院に向かい、母子とも無事に出産できました。
救急車の中ですでに赤ちゃんの頭が出ていたので、ギリギリ間に合って良かったですが、人生で一番ヒヤヒヤした一日となりました。
動転しながらも一生懸命に行動してくれた夫、ショッピングモールの親切な店員さん達、救急救命士の方々、関係者の方たちには感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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