暮らしのプロが実践してる!子どものお泊り用「荷造りテクニック」
子どもがキャンプや泊まりがけのイベントに参加するときに、必ず必要になる荷造り。リュックにまとめるときに、一目でわかりやすい! 出し入れしやすい! 「書類的パッキング」についてご紹介します。
こんにちは。名古屋在住、4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
子どもがある程度大きくなると、校外活動やキャンプなど親が同行せずに宿泊するイベントも出てきますよね。その際になんとなくソワソワと気になってしまうのが「必要なものを必要なときにサッとリュックから見つけられているかしら?」ということ。
普段は持ち物の管理が得意ではなく、あちこちに置きっぱなし。探し物もよくしているので、リュックの中をガサゴソと探している我が子の姿が目に浮かんでしまうのです。
私も日帰りの登山をするときにリュックに荷造りするのですが、いざ行動していると、出したいものがサッと出せないことも多く、もどかしく感じることがあったのです。
リュックの底のほうって出しにくい!
リュックに持ち物を詰めていくとき、底から順番に積んでいくのが一般的です。ただ、底のほうにあるものは取り出しにくい……。
もちろん、はじめに使うものを上に入れればいいのだけど、その通りにならないことも。たとえば、翌日に必要なものが使いやすいように、夜、荷物を詰め直すのには経験も必要です。
そこで我が子に、入れている荷物をすべて一覧できるように、書類を入れるように持ち物を詰める「書類的パッキング」を提案してみました。
縦長バッグは「書類的パッキング」で一目瞭然
書類的パッキングは、持ち物を書類のようにみたてて、立てて入れること。上に開口部がある縦長のリュックは、上から一覧できることが出し入れのしやすさにつながるんです。
一緒に使う物をセットにする
小分けの袋には、使うタイミングごとに持ち物を分けて入れていきます。キャンプなどでは「〇〇のときに使う物」など、袋詰めの指示があることもありました。
できるだけ袋が平らになるように中に入れるのもポイント! デコボコしていると、リュックの中でかさばってしまいます。リュックのサイズにあった袋を選ぶと、さらに詰めやすくなります。
袋はジップつきのしっかりしたもの
使う袋は、ビニール袋より自立しやすいジッパー袋がオススメ。出し入れのしやすさはもちろん、空気を抜いた状態でキープできますし、入れるときにグチャっとなりにくいのです。
イケアの食品保存袋は丈夫なので、使い終わったら油性ペンで書いた文字をアルコールで拭き取って、荷造り用として再利用することもできます。
さらに、口の部分の色がサイズによって違うところも、見分けやすさに繋がります。
軽く空気を抜いたら封をして、書類を入れるように袋を立てた状態でリュックに入れれば、荷造り完了です!
ラベリングの位置で探しやすさが変わる!
袋の中身を油性ペンで書き込みますが、ラベリングする位置は袋の上の位置に。リュックを開けたときに、一番に目に入ってくる場所だからです。袋の上の部分だけで必要なものが確認できるので、探しやすさも抜群です。
細かいことは上には書ききれないので、袋の広い面にも書いておくと安心でした。
この書類的パッキング、子どもだけではなく私も活用しています。私が登山するときのリュックや防災リュック。これらも、用途や使うタイミングごとに袋に詰めてから立てていれていますが、中身がわかりやすくて重宝しています。
まとめ
旅行やキャンプの際にリュックに持ち物を詰めたものの「出したい物がどこにあるかわかりにくい……」「出しにくい……」と感じるときには、立てて詰めることで、出しやすさが改善するかもしれません。
子どもの泊まりがけのイベント以外にも、大人の旅行や防災リュックと幅広く使える「リュックの書類的パッキング」。ぜひお試しくださいね。