【今日の妖怪退治】息抜きさせない夫「友人・知人との時間が持てません」
毎日どこかで出没している妖怪たち。編集部Kは、妖怪に取り憑かれたニンゲンを日々探しています。さて今回は、「絶対に息抜きさせてくれない夫」の話。どんな妖怪に出会えるのか……楽しみです……。
今回の妖怪
結婚7年目。5歳の子どもがいる共働きのママです。
新型コロナウイルスの流行で自粛ムードが漂う前の話。
たまには仕事や家事・育児の息抜きを兼ねて、ママ友たちの食事会や会社の飲み会に行って、友人・知人との時間を持ちたいと思っていたのですが、そのたびによぎったのが夫の言動。
以前何度か、食事会や飲み会に行きたいと話したところ、そのたびに「俺が帰ってきたときのメシはどうなるの?」とか「子どもの面倒は誰がみるの?」とか、あらゆる理由をつけて、私が出かけさせないようにするんです。
相談したあと、いや〜な空気が漂うのが嫌で、もう相談することもなく、泣く泣く誘われた食事会を断ってきました。
ちなみに「俺が帰ってきたときのメシは?」と言っていますが、夫が家で食事をすることはめったにありません。私が出かけるのは嫌がるくせに、自分は飲み会に行ったりしてほぼ外食!
ここまで私を息抜きさせない夫。もしかしたら、何か妖怪が取り憑いているのかも……!?
そう思っていたある日、夫の部署で飲み会があったそう。
そのときに、女の上司から「奥さんも交代で飲みに行ってるんだよね?」と聞かれたのだとか。
言葉につまった夫へたたみかけるように、「昔ね、私、会社の飲み会に参加したいって夫に相談したの。そしたら、『メシの支度はどうするんだ!』、『子どもの世話は誰がやるんだ!』なんて言われちゃって」と上司。
まるで夫が私に言うことと同じ! そして、その話には続きがありました。
「それで私、頭にきちゃってさ、『そのために私は結婚したんじゃありません!私だけが育児をするっておかしい。あなたは父親じゃないの!?』って啖呵切って、しばらく家に帰らなかったのよ(笑)! あなたも気をつけてね」と。
そう言われて夫は背筋が凍ったのだとか。
この上司の昔話を聞いて、夫はようやく自分の言動がまずかったと目覚めたよう。それから、頻繁ではないものの、飲み会や食事会など外で息抜きできるようになりました♪
しかも、新型コロナウイルスの影響で夫が家にいる時間が増えた今では、少しは家事や育児も手伝ってくれるようになりました。
妖怪を追い払ってくれた夫の上司に感謝です!
(企画・文:マイナビ子育て編集部)