クレジットカードの明細に覚えのない高額請求が! もしかして……息子に事情を聞き発覚したとんでもない事態
我が子の「性教育」を、いつ、どんな話から、どこまで伝えていったらいいのかーー悩める親たちがぶつかった「子どもの性の悩み」を明かしてくれました。今回は「アダルトサイトの高額請求」というトラブルに巻き込まれた父親からの投稿をご紹介します。
<投稿主:49歳男性 / 子:16歳男子>
見覚えのないサイトからの高額請求に驚愕
私のクレジットカードの請求額がいつもと比べて異常に高い月がありました。
しかし自分ではそんなに使った記憶がなく、明細を確認するとまったく覚えのない会社から高額の請求がきていました。
16歳の息子のスマートフォン決済に、私のクレジットカードを紐付けていたため、もしかして……と思い事情を聞いたところ、やはり犯人は息子でした。
息子は恥ずかしそうに「スマートフォンでアダルト動画サイトを視聴していた」と打ち明けたのです。
実際の「性行為」と「フィクション」は違う
私は驚きと怒りを覚えましたが、落ち着いて考えれば、10代の男子がアダルトコンテンツに興味を持つのは自然なことではあります。ただし、有料サイトで視聴し続けるのは適切ではありません(無料のサイトだから良いというものでもなく、違法動画などもってのほかではありますが……)。
これを機会にと、性教育の観点から、実際の人間の性(セックス)とフィクションの違い、過激な性表現が与える影響、リスクなどを丁寧に説明しました。
息子は最初こそ反発する素振りを見せましたが、徐々に私の言葉に耳を傾けてくれるようになりました。納得のうえで、アダルト動画の有料サイトも退会しました。私からの一方的な説教ではなく、対話を心がけたことが良かったのかもしれません。
この出来事を通して、子どもの性的な好奇心を無視するのではなく、適切な方向に導くことが大切だと学びました。親子の信頼関係を損なうことなく、この課題を乗り越えられたことをとてもありがたく思っています。
(※編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています)
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思わぬアクシデントをきっかけにして、父子で性教育の機会を設けられたというお父さん。実際のセックスと、フィクションとして作られたアダルトコンテンツで描かれるセックスは別物だという説明はもっともで、そのことを伝えるのはとても重要な対応です。
現代では多くのお子さんが当たり前にスマートフォンやパソコン、タブレットなどのデバイスを使いこなしています。ゲームをしていたり、ネット検索をしていたりするときに、アダルトサイトの広告が表示されることもあります。さらに、そうしたサイトはクリックしただけで高額請求されたり、知らないうちに課金に誘導されたりするような悪質なものも少なくありません。
こうしたトラブルを防ぐ対応についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせて御覧ください。
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▼子どもにスマホを買い与える前に知っておきたい、フィルタリングの「基本のキ」 #親と子のネットリテラシー入門 Vol.3
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(マイナビ子育て編集部)