神田うのさん 親になって父の説教を理解 「ママなんか嫌い」と言われても、言うべきことは言う
タレント・実業家の神田うのさんが8日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。中学生になった愛娘の子育てや夫婦のこと、両親への思いを明かしました。
脳梗塞で倒れた夫「最初は車イスにも座れない状態だった」
神田うのさんは2007年に結婚し、2011年に長女を出産。今年で結婚17年目を迎え、12歳の一人娘は中学生になりました。
SNSでは「こうのちゃん」の愛称でその成長ぶりを紹介してきた長女はバイオリンを熱心に練習しており、二年連続で国際コンクールで入賞したほどの腕前だと目を細める神田さん。
夫でパチンコチェーン「日拓」グループの西村拓郎社長は4年前、50代前半で脳梗塞を患い、「最初はしゃべれない、飲みこめない。立てない、歩けない、動けない、座れない。車イスにも座れない状態」だったといいます。
しかし懸命なリハビリの甲斐もあって、現在は「元気にゴルフもできるようになりましたし、銀座にも飲みに行けるようになって」「本当にそこからよくこんなに回復したなって」というほど元気を取り戻しているそうです。
神田さんは飛行機にも乗れるようになった夫と一緒に、ニューヨークのカーネギーホールで演奏した娘の晴れ舞台へ足を運ぶこともでき、「娘のそういう姿を見て喜んでましたし、安心してましたし。飛行機に乗ってニューヨークまで行けるようになった体が、何よりもありがたかった」と感謝。観客の「ブラボー!」という反応に感無量だったと話しました。
父の説教の意味が、今ならわかる
14歳でモデルデビューした神田さんでしたが、東大卒で官僚の父は当時、芸能界入りに大反対。父からは子どもの頃によく叱られたといい、「うのちゃん、ここに座って」と1対1でお説教されることもよくあったそうです。
神田さんは、「嫌われてもいいから、今言わなくちゃいけないことを言うんだ」と言う父のことを、当時は「なんで嫌われてもいいのに言うんだろう」と理解できませんでしたが、自分が子育てをするようになって、あの頃の父の思いがわかるようになったといいます。
自身が子育てするなかで気づいたのは、子どもに対して「いいよいいよ、って許しちゃうほうが楽」だとしても、「でもこれを許したら将来的に本人も困るし、周りに対してもよくない。社会の中で生きていくのに大事なこと」だからこそ、親が厳しく言うことは必要だということ。
娘から「ママなんか嫌い!」と言われることがあっても、しっかり向き合って、言うべきことを言うようにしている、と教育方針を明かしました。
両親への感謝を述べ、「今までは(両親に)やってもらって当たり前だと思ってたけど、実はそれは当たり前ではなかった。社会に出て気づくこともあったし、(自分に)子どもが生まれてから、こういうふうにやってくれてたんだ、こういうふうに育ててくれてたんだって理解できるようになった」と、しみじみ語った神田さん。「子育てを通じていろんなことを学ばせてもらったし、両親の思いも理解することができた。今は感謝の心でいっぱい」と締めくくりました。