
「せっかく始めた習いごと、あきらめてほしくない」と思うけど……辞める検討が必要なとき|声かけで伸ばす 内向的な子のすごい力#3
子どもに合った習いごとを選びたいのに、そもそも興味を持たなかったり、始めてもすぐにやめたがったり……。悩ましい「習いごと問題」、どんな対処方法があるのでしょうか。
\引っ込み思案こそ、伸びしろいっぱい!/
2000人以上の親子の悩みを解決してきた元カウンセラー・吉田 美智子さんが伝える内向・HSCの子の力を生かす育て方。
内向的な子どもたちは、習いごとの体験に行ってもなかなか興味を持たなかったり、1人で行くのを嫌がったりすることも。習いごとをやりたがらない、続かないときの対処について、書籍『声かけで伸ばす 内向的な子のすごい力』(ディスカヴァー)から一部抜粋してお届けします。
習いごとをやりたがらない、続かない

習いごとは、学校ではできない体験ができるので、子どもに合ったものを選んであげたいですよね。でも、子どもが習いごとをやりたがらなかったり、続かなかったりすることもあります。
就学前の子どもの習いごとは、親が選んで始めるものがほとんどです。見学や体験はしてみたものの、子どもが興味を持たないこともあります。その場合は、無理に始めないで少し待ってあげてください。親子でプールに行ったり、舞台を見に行ったりして、子どもの関心度を探ったり、興味を持たせてあげてください。子どもが新しい場所に不安を感じて、親から離れなかったら、親子で一緒に参加できるものを探しましょう。
小学生以降は、自分から「やりたい」と意思表示してくれるはずです。また、お友だちに誘われて始めることもあるでしょう。子どもの意欲を応援してあげられるといいですね。
習いごとにおいて、親はスキルの習得や才能を伸ばすことを期待しがちですが、子どもにとっては学校とは違う体験ができることや、楽しくがんばれる手応えが大切です。もし、やりたい気持ちがなくなってしまったら、無理に続けさせてもメリットはありません。
せっかく始めたのだから一定レベルまでがんばって続けてほしい、簡単にあきらめないでほしいと思ってしまいますよね。けれども、子どもはそこまでの覚悟を持っているわけではありません。行きしぶる子どもをなだめすかして連れていくようなら、辞めることも検討してください。
子どもの気持ちを確認しても、何が嫌なのかはっきりしない。また、やめるかどうか決められないときは、親に叱られたり、がっかりされたりするのが嫌で本当の気持ちが言えていない可能性があります。親がプレッシャーをかけていないか振り返ってみてください。

=====
この続きは、是非書籍でご覧ください。


※本記事は、『声かけで伸ばす 内向的な子のすごい力』著:吉田 美智子/ディスカヴァー・トゥエンティワン より抜粋・再編集して作成しました。