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2025年03月15日 08:00 更新

子どもの笑顔と安全を! 山梨県韮崎市のふるさと納税寄附金の使い道「電気機関車EF15の修繕」とは?

子どもの笑顔と安全を! 山梨県韮崎市のふるさと納税寄附金の使い道「電気機関車EF15の修繕」とは?

山梨県北西部に位置する韮崎市(にらさきし)は、昭和29年10月10日に1町10カ村が合併し、「韮崎市」としてスタート。令和6年で市制施行70周年を迎えました。日照時間が長く、野菜や果物の実りがとても豊かなまちです。特に「新府(しんぷ)桃源郷」の桃、「穂坂果実郷」のぶどうが有名で、南アルプスを源流とする水を使った「武川米(むかわまい)」「梨北米(りほくまい)」など、お米の栽培も盛んです。

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また、古くから人と文化が行き交う交通の要衝、甲州街道の宿場町として栄えてきたまちでもあり、武田信玄公により再建された、武田氏が氏神として崇拝した武田八幡宮や、信玄の息子勝頼が自ら火を放った悲運の城・新府城など、武田家ゆかりの史跡が市内のいたるところに点在する“甲斐武田家”発祥の地でもあります。

そんな韮崎市では、ふるさと納税の寄附金を5つの使途に充てており、今回はその中から「ミライを担う子どもたちを応援しよう! 」の「電気機関車EF15の修繕」を紹介します。

韮崎中央公園に保存されている「電気機関車EF15」を子どもたちが安全に楽しめるよう修繕するという取り組みです。一体どのようなものなのでしょうか。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。

今回は、「電気機関車EF15の修繕」という韮崎市のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!

韮崎市のふるさと納税寄附金の使い道「電気機関車EF15の修繕」について

修繕前

・対象年度:令和5年度
・対象使途:電気機関車EF15の修繕
・対象事業:ミライを担うこどもたちを応援しよう!
・その事業に費やした総費用:2,806万3,000円
・総費用のうち寄附金活用額:2,806万3,000円

韮崎市は、子育てに優しいまち。第2子以降の保育料及び給食費無償化、小・中学校の給食費無償化、令和7年度入学の小学校1年生に軽量タイプの通学カバン無料配布など、子育て支援の制度やサポートが充実しています。

韮崎駅前には、山梨県内最大級の子育て支援センター「にら★ちび」や、中高生の第三の居場所「青少年育成プラザMiacis(ミアキス)」があり、切れ目のない支援を行っているのも特徴です。

ふるさと納税寄附金の使い道の一つ「ミライを担うこどもたちを応援しよう! 」では、寄附金を子育て支援センター「にら★ちび」管理運営事業に活用したり、韮崎中央公園のちびっこ広場に新しい遊具を設置したりと、子どもたちが楽しく安全に過ごせるように、そして子育て中の親のサポートに使っているそうです。

韮崎中央公園

韮崎中央公園には、「電気機関車EF15」が保存されています。これは昭和61年に旧国鉄より貸与されたもので「EF15形式198号機」のほか、「トラ」や「ヨ」を含む5両連結という、日本全国を見ても珍しい状態で今もなお当時のまま保存されています。

観覧用のステップが常設されていることから、容易に車両に乗ることができ、地域の子どもたちに愛されているとともに、まちの人気フォトスポットの一つになっているのだそう。

しかしながら、長い年月の経過とともに車体の塗装の剥離が進み、ボロボロな状態になりました。さらに貨車部分の床面が腐食し穴が開いている箇所もあり、子どもたちが貨車に入って遊ぶと足がはまってしまうという危険な状態にありました。

そんな「電気機関車EF15」の在りし日の姿、“国鉄ぶどう色の電気機関車”を取り戻すため、機関車のファンや地域の子どもたちに喜んでもらうため、子どもたちが安全に楽しめるための修理費用として「電気機関車EF15の修繕」という取り組みが実施されました。

修繕後

令和6年4月より改修作業を開始。研磨作業や下塗り・さび止め、中塗り、上塗り、修繕などを行い、新たに生まれ変わった「電気機関車EF15」のお披露目イベントが令和6年7月27日に開催されました。

市民の声

自然豊かで楽しい遊具がたくさんあり、子どもから大人まで愛される「韮崎中央公園」。“子どもの頃から遊んでいて、現在は自分の子どもと遊んでいる”といった、世代がつながれている場所でもあるそうです。
韮崎市の担当者のもとへは「小さな頃から遊んでいた『電気機関車EF15』の「記憶がよみがえる姿に生まれ変わってほしい」「機関車を見によく行っている公園なので、きれいになったらまた遊びにいきたい」「思い出の『電気機関車EF15』の復活を楽しみにしていました」といった声が届いているとのこと。

自治体からのメッセージ

韮崎中央公園は今後再整備が行われ、本市の主たるスポーツ会場となる計画です。現在よりも人の往来が増えることを期待しています。その中で、この電気機関車も当時に近い姿に戻ることで、スポーツだけでなく鉄道にも関心を持っていただき、本市の観光振興につなげていきたいと考えています。
また、公園を中心に人と人がつながり、笑顔が広がり、韮崎への関心と郷土愛が育まれ、公園を回遊する形でまちには活気が生まれる。そんな幸せの輪が広がるまちを目指していきます。韮崎市の“その先”をぜひ応援してください。

韮崎市のふるさと納税返礼品について

今回紹介した「電気機関車EF15」の修繕を記念して考案されたスペシャルティコーヒーや、小さな子どものためにお米と韮崎産の野菜などから作られたクレヨンを紹介します。

コーヒー EF15 スペシャルティコーヒー 豆 100g×3種類 計300g

・提供事業者:アフターゲームカフェ株式会社
・山梨県韮崎市藤井町駒井1096番地27
・内容量:コーヒー豆100g×3
・寄附金額:8,000円

スペシャルティコーヒー専門店「自家焙煎工房 八ヶ岳珈琲」が考案した、電気機関車EF15をイメージしたブレンドコーヒーです。職人の手作業で焙煎した自慢の3種類、「EF15ブレンド-ライト-(100g)ハイロースト」「EF15ブレンド-ダーク-(100g)フレンチロースト」「プレミアム富士山ブレンド (100g) フルシティロースト」を楽しめます。

文房具「おやさいクレヨン」7色

・提供事業者:韮崎市観光協会
・山梨県韮崎市水神一丁目3番1号
・内容量:クレヨン7本
・寄附金額:7,000円

お米と韮崎産の野菜などから作られたクレヨンです。米ぬかから採れた米油とライスワックスをベースに、収穫の際に捨てられてしまう野菜の外葉などを原材料に使用。小さな子どもも安心して遊べるように、万が一、口に入れてしまっても安全な素材だけでできているのが特徴です。


今回は山梨県韮崎市のふるさと納税寄附金の使い道「電気機関車EF15の修繕」と、返礼品を紹介しました。子どもから大人まで世代を超えて、市内外の人たちに愛される「電気機関車EF15」。本事業により、現役時代の姿に生まれ変わりました。子どもたちの思い出として永くつながれていき、安全に楽しく遊べるのはうれしいですね。取り組みに興味をもった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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