「私だって正社員でいたいのに…」27.3%のママを育児離職に追い込む“お迎え”の壁と、共働き夫婦の埋まらないズレ
夫婦とも共働きを望んでいるのに、結局仕事を辞めるのは私…。マイナビ転職「育児離職と仕事と育児の両立の男女差実態調査(2026)」では、子育て中の正社員女性の27.3%が育児離職を経験。“お迎え”の壁の裏で起きている、共働き夫婦の今も“埋まらないズレ”を読み解きます。
約4人に1人が育児離職を経験。理由は男性「給与」、女性「お迎えが間に合わない」
子育て中の正社員に、育児との兼ね合いが原因で退職(育児離職)した、または検討した経験があるか尋ねたところ、育児離職経験者は23.3%、育児離職検討者は8.1%でした。離職経験者は女性(27.3%)の方が男性(19.4%)よりも高くなっています。
育児離職を検討した理由では、男性は「当時の給与ではやっていけないと感じたため(48.9%)」「もっと給与や手当の充実した職場で働くため(47.9%)」と給与面に関する理由が上位だったのに対し、女性は「子どものお迎え(あるいは出勤時間)に間に合わないため」が最多でした。
働き続けたいという思いがあっても、子育てとの両立に難しさを感じる人は少なくないようです。今回の結果からは、その悩みが個々の家庭だけの問題ではなく、広く共有されている課題であることがうかがえます。
妻は正社員継続を望む一方、夫の3割超は「正社員以外」を理想に
女性に子どもの成長段階別での理想の働き方を聞いたところ、すべての成長段階で9割以上が正社員としてのキャリア継続を理想としていました。しかし、男性の3割超は妻の理想の働き方として「パート・アルバイト」など正社員以外を望んでいました。
妻自身の希望と、夫が思い描く妻の働き方とのあいだにはギャップも見られました。こうした意識のズレが、育児離職経験の割合や、その理由における男女差の一因になっている可能性もありそうです。
なお、今の職場を「子育てをするうえで現在の職場の働きやすさ(100点満点)」で評価してもらったところ、平均65.7点でした。
80点以上の高得点をつけた人の職場の制度・仕事環境を見ると、「上司・同僚との人間関係が良好」(35.4%)、「休日出勤がない・少ない」(35.4%)の割合が高くなっています。
実際に利用している制度では、全体では「育休」(78.0%)が最多でした。女性では「時短勤務」(44.0%)の利用割合も高くなりました。
調査概要
調査名:マイナビ転職「育児離職と仕事と育児の両立の男女差実態調査(2026)」
調査期間:2026年2月27日(金)~3月3日(火)
調査方法:WEB調査
調査対象:20~50代の正社員
有効回答数:800名(内訳:男女400名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
マイナビ転職
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※写真はイメージです
(マイナビ子育て編集部)
