学び合いの広場で未来を育む! 高知県佐川町のふるさと納税寄附金の使い道「新文化拠点事業」とは?
高知県佐川町(さかわちょう)は、豊かな山林と田園が織りなす美しい景色が広がるまち。昔から自然環境を活かした農業を生業としており、米や茶、ニラ、果樹など豊富で多様な農産物が収穫できます。
また、さまざまな分野の文教人を多く輩出しており、植物学者・牧野富太郎博士もその一人。牧野博士を顕彰し整備された「牧野公園」には、毎年、多くの植物愛好家が訪れているのだそう。
佐川町では、ふるさと納税の寄附金を5つの使途に充てており、その中から「教育・文化・スポーツの振興」の「新文化拠点事業」について紹介します。
さかわの未来を育む「学び合いの広場」を目的として整備された新文化拠点とは、一体どのようなところなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。
今回は、「教育・文化・スポーツの振興」の新文化拠点事業という、佐川町のふるさと納税寄附金の使い道について詳しく調べてみました!
佐川町のふるさと納税寄附金の使い道「新文化拠点事業」について

・対象使途:教育・文化・スポーツの振興
・対象事業:新文化拠点事業
・その事業に費やした総費用:約7億7,000万円
・総費用のうち寄附金活用額:約1億1,000万円
新文化拠点事業は、さかわの未来を育む「学び合いの広場」づくりを目的としています。
4,200筆を超える町民からの署名・要望から、足掛け12年。本事業として、一部建設費用や施設内の備品購入費などにふるさと寄附金を活用し、2024年12月に新文化拠点として町立図書館「さくと」が完成。町民からは「木の香りが心地よい」「お気に入りの場所で、ゆったり本を楽しむことができる」など、うれしい声が届いているのだそう。

「さくと」では、次の方針を掲げています。
2.子どもも大人も、学び合いの輪が広がります
3.すべての人にやさしい読書環境が整えられます
4.佐川ならではの地域資源の収集・保存・活用を進めます
5.町民のみなさん、いっしょに「さくと」を育てましょう
本事業の実績について

さくとの利用状況(2024年12月20日~2025年3月31日)を旧図書館時代(令和4年度)と比べると、一日の来館者は4.8倍、利用者は2.3倍、個人の貸出冊数は1.9倍に増えているのだとか!
また、5月末現在(開館日数122日)で、町内外の約2万2,000人が利用しています。(※5月25日現在、蔵書数は児童図書が1万8,221冊、うち絵本は7,168冊)
自治体からのメッセージ
今回は高知県佐川町のふるさと納税寄附金の使い道「新文化拠点事業」を紹介しました。子どもたちがさまざま本に出会える唯一の場所として完成した町立図書館「さくと」。子どもたちが本を読むことで世界が広がり、多彩な分野に興味をもち、地域の未来を担う第一歩につながる取り組みでもあります。蔵書数が少ないのが課題とのこと。取り組みに興味をもった人は、ぜひ一度チェックしてみてください。
関連記事
【高知県佐川町】江戸時代からの歴史を受け継ぐ蔵が並ぶ「酒蔵の道」の魅力とは? お酒はふるさと納税返礼品でも
自然も観光地も! “ちょいなか”高知県香南市への移住の魅力とは? 特産のみかんはふるさと納税返礼品に
四万十川にかかる沈下橋の魅力! 清流で獲れる天然鮎は高知県四万十市のふるさと納税返礼品に
