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2025年10月09日 11:51 更新

元青森放送・桑子英里アナウンサーが三つ子の出産と再婚を報告「多胎児を持つと世界が一変して見える」

元青森放送(RAB)のアナウンサーで、フリーアナウンサーとして活動する桑子英里さんが、三つ子を出産したことを明かしました。

■「産後もほぼワンオペ育児」

桑子英里さんは自身のInstagramで「突然ですが、、、再婚して2月に三つ子の元気な男の子を出産しました」と報告。三つ子の小さな可愛らしい両足を写した写真も公開しました。

「高齢出産(※桑子さんは39歳)&初産&三つ子というハイリスク出産だったこと」「産後もほぼワンオペ育児のため」、報告まで時間がかかったという桑子さん。

近況について、「とにかく子も私も元気に暮らしています(夏にさっそく三男がヘルパンギーナに罹りましたがすぐに回復)」「毎日慌ただしくて秒で1日が終わる日もあれば子が泣き止まなくて1日が途方もなく長く感じることもあります」と、元気に生活していることを伝えています。

ただ、三つ子の育児で大忙しの日々。まして「ほぼワンオペ育児」となるとその大変さは図り知れません。「心身ともにダメージの大きかった妊活のこと 多胎児を持つと世界が一変して見えること 色々とお話したいことばかりですが産後だから?」「まだまだ頭が回らない、言葉が出てこない」とも綴っています。

徐々に仕事も再開しており、「仕事は家族や周囲のサポートに支えられ少しずつ復帰していますので、また投稿します」「今後も暖かく応援してくだされば幸いです」と結びました。

■「三つ子」は意外と多い?

一度に2人以上の子どもを身ごもる多胎妊娠。通常は1回の排卵で1個しか卵子が排出されないため、自然な状態での多胎妊娠、とくに三つ子以上の妊娠率は高くありません。しかし双子や三つ子などの妊娠は1980年代後半から増えており、三つ子以上でみても、1980年代から分娩数が急増し、1994年には分娩100万あたり314件に達したと報告されています[*1]。

多胎妊娠が増えた理由の一つに、出産年齢の上昇があげられています。母体の年齢が高いほど多胎の割合が高まる傾向が報告されていますが、要因は複合的です。厚労省によると、35歳以上で妊娠・出産をする女性は、1985年は約10万人だったのに対し、2017年には 28万人弱にまで増えました[*2]。

また、不妊治療による妊娠・出産の増加も理由の一つと考えられています。不妊治療では治療の過程で多胎妊娠することがあり、その確率は自然妊娠よりも高いとされます。「小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究会」の多胎支援のポイントの報告によると、多胎妊娠のうち自然妊娠した割合は双子で67.6%、三つ子で19.6%、四つ子以上は0%となっています[*3]。

三つ子以上の出産は、ママにも赤ちゃんにも大きなリスクを伴うため、日本産科婦人科学会は「生殖補助医療における多胎妊娠防止に関する見解」を発表し、胚を移植するときは原則として単一とすることを求めています(ただし35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立だったケースなどについては、2胚移植を認めています)[*4]。

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