海水温の上昇から稚魚を守る! 北海道別海町の秋鮭漁での取り組みとは? 秋鮭はふるさと納税返礼品でも
北海道の東部、根室管内の中央部に位置する別海町(べつかいちょう)は、東京都23区の2倍以上の面積を持つ自然にあふれたまち。
同町の秋は、秋鮭の漁期。故郷の川に帰ってくる秋鮭は、身が締まっており栄養満点です。秋鮭漁は定置網によって行われており、鮮度が命の鮭は水揚げ後すぐに加工がはじまるそうです。
今回は、そんな別海町の秋鮭漁をはじめとする漁業や、人気の返礼品について詳しく紹介していきます。
別海町の「秋鮭漁」について

稚魚を放流して4年、北太平洋を回遊し、大きくなって産卵のために母なる川に戻ってくる秋鮭は、9月・10月が水揚げのピーク! 身が締まっており栄養満点です。
別海町では、秋になると秋鮭定置網漁が始まり、漁師さんたちは日の出前から沖に出ます。定置網をひき、大きなタモを使用し網から船倉へ移します。

水揚げ後は、すぐに海水と氷を張った船倉で秋鮭を冷やし、帰港後は熟練の目で手早く選別。新鮮な状態を保ったままセリが行われ、すぐに加工することにより鮮度のよいまま届けることができるのです。

しかしながら近年、秋鮭の生育に影響を与える海水温の上昇や、プランクトンの減少など、さまざまな理由により不漁が続いているのだそう。
海にたどり着いた鮭の稚魚が、気候変動による海洋変化などの影響で生き残れず、生存率が低下するリスクが高まっています。
これらの課題を解決するため、別海町の漁師さんたちは、稚魚が海で力強く生きていくためのトレーニングを行う「秋鮭の稚魚の二次飼育事業」をはじめました。
「さけますふ化場」で育生され5cm程度に育った稚魚を、そのまま川に放流せず二次飼育場の海水でさらに育生することで海の環境に適合させ、より海に近い場所に放流する取り組みです。
「国産ブランド、安心安全な食を全国の皆様に届けたいという想いで奮闘しております。ご家庭で親しまれる食材『鮭』を美味しくお召し上がりいただけますと幸いです」と担当者は熱い想いを語ってくれました。
未来の海を守るための取り組みについて
別海町の漁業は、秋鮭の定置網漁、ホタテ・ホッキの桁網漁、カレイ・ニシン漁・ホッカイエビの打瀬網漁を主力とする沿岸漁業。守り育てる漁業への転換に早くから着手したことで、漁獲量の安定化を実現しました。
海水温が上昇し、稚魚の生残に深刻な影響を与えている近年の温暖化に対して、別海町では海の未来を守るため、森に木を植える取り組みを実施。
河川周辺に木を植えることで、落ち葉が養分となり、その養分を含んだ水が川から海へと注ぎ込まれます。「森を守ることが、豊かな河川や海を育むことに繋がる」と考え、積極的に取り組んでいるとのこと。
自治体からのメッセージ
酪農と漁業のまち、豊かな自然やグルメに出逢えるまち「別海町」へ、ぜひお越しください。
別海町のふるさと納税返礼品について
別海町の中でも人気を誇る「秋鮭」が届く返礼品を紹介します。
北海道産 天然秋鮭切り身 18切れ(3切入×6P)

・内容量:秋鮭切身 18切(3切×6pc)
・寄附金額:1万3,000円
時間と手間をかけ、熟練の技術で漬け込んだ秋鮭の山漬けです。3切れずつの個包装で届くため、食べたい分だけ使えて便利な一品。焼き魚としてはもちろん、パスタの具やホイル焼きにもピッタリです。
北海道産 秋鮭 姿切身(大)

・内容量:秋鮭姿切身 大サイズ(1本分の切り身を4パックの小分け)
・寄附金額:1万2,000円
秋鮭姿切り身が1本まるごと届きます。旨みを引き出した秋鮭の頭から尾まで堪能でき、4パックの小分け包装で使いやすいのも特徴です。
今回は北海道別海町の漁業と、人気の返礼品を紹介しました。4年かけて川へ戻ってくる秋鮭ですが、近年の温暖化により海水温が上昇し、稚魚の生存率が下がっているそうです。別海町は「秋鮭の稚魚の二次飼育事業」や森に木を植える取り組みなどにより、“安心・安全な食”と“国産ブランド”を守っています。ふるさと納税で応援もできますので、気になった人はぜひ一度チェックしてみてください。
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