アルカリ電解水とは？　掃除に使うメリットと使用上の注意点

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

「アルカリ電解水」とは、水に電気を流して、アルカリ性と酸性の水溶液にわけてできたもの。わけられたアルカリ性の水溶液を、「アルカリ電解水」と呼んでいます。もともとはただの水なのですが、洗浄力が高く、さまざまな汚れに対応することができます。

アルカリ性の溶液は、タンパク質を分解し、汚れを浮かす働きをしてくれます。そのため、キッチンの油汚れ、家の中の皮脂汚れに効果的です。pH値は12.5と高く、殺菌・消臭効果があります。

台所の生ゴミ入れやトイレの便器などを、ひと拭きしておけば、臭いや雑菌の繁殖を抑えることも。原料は水ですので、余計な添加物もなく、人にも環境にもやさしい安全な洗浄剤だといえるでしょう。洗剤のように泡だたないので、二度拭きする手間もいりません。

アルカリ電解水は商品として販売されていますが、自宅で作ることもできます。ただし、自作した場合のpH値は市販品よりも低くなります。それでも汚れを落とす力は十分ですから、「試しに使ってみたい！」という方は、ぜひチャレンジしてみましょう。電気分解は難しいので、熱分解で作ります。

■用意するもの
・重曹　小さじ1
・水　カップ1（200ml）

作り方は簡単です。鍋に水を入れ、重曹を溶かします。そのまま中火にかけて、沸騰したら弱火にして5分加熱します。5分たったら火を止めて、冷まして完成です。途中、炭酸の白い泡がたくさん出てきます。

できあがった水溶液は、ぬるぬるしています。強いアルカリ性なので、素手では触らないようにしてください。スプレーボトルに入れれば、このままお掃除に使えます。なお、加熱する際、アルミでできた鍋はコーティングが取れてしまうので、使用しないでください。

その安全性から、ベビー用品の掃除にも使うことができます。赤ちゃんのおもちゃやベビーベッドの柵などをキレイにしてあげましょう。pH値が高い環境では、雑菌も繁殖する心配がありませんよ。

玩具メーカー・トイザらスでもアルカリ電解水が販売されています。
▽詳しくはこちら
https://www.toysrus.co.jp/s/dsg-492860100

■使用できない素材あり
素材によっても、使用できない場所があります。アルミニウムや銅製のものには使用できません。アルカリ電解水を手作りする際には、鍋の素材によく注意してくださいね。革製品や、漆塗りといった水が染みこむようなものにも使えません。つまり、バッグや靴の汚れ落としには不向きということ。フローリングは、そのまま使うと染みになる可能性もあるので、布に染みこませて使うようにしましょう。

アルカリ電解水は、市販されています。やはり手軽ですし、殺菌作用があるようなpH値が高いものが欲しい場合は、市販品を購入することをおすすめします。

激落ちくんのシリーズは、メラミンスポンジで大ブレイクしましたね。ほかにも、ナチュラルクリーニングに使えるさまざまな商品がラインナップされています。アルカリ電解水100％とうたっている激落ちくんは、pH12.5で除菌＆消臭対策もできるもの。キッチンや、リビングの近くに置いて、気になったらシュッとひと拭きしておきたいですね。

「マルチクリーナー」といわれると、アルカリ電解水ではないように聞こえます。市販の商品名には、「アルカリ電解水」という文字がないものがあるので、注意しましょう。中身はしっかりアルカリ電解水です。パッケージがおしゃれなスプレーボトルタイプと、詰め替え用もあります。

アルカリ電解水は、一般的な洗剤とは違います。界面活性剤も添加物も入っていない、安全な洗浄剤です。水を電気分解したものですが、水そのものとは性質が異なります。高いpH値を示すアルカリ性のナチュラルな洗浄剤だと覚えておきましょう。油汚れや皮脂汚れに強く、殺菌効果もありさまざまな場所で活躍しますが、手荒れの心配もあります。使うときには、注意書きをしっかり読んでから使用してください。

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