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2026年01月05日 16:01 更新

共働き夫婦の1日スケジュール 日本ミシュランタイヤ 久保若菜さんの場合(夜編)

共働き夫婦にとって、仕事と家事・育児の両立は大きな悩みの種です。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで、息つく暇もないのではないでしょうか。そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るためのコツを実践しているママに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどう乗り切っているの?」と疑問を持つパパやママに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第40回となる今回は、幅広い車種向けに環境配慮型の高品質で高耐久性のタイヤを製造・販売する日本ミシュランタイヤのマーケティング部でコンテンツマネージャーを務め、子育てと仕事を両立するママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビューしました。夜編では、夜のタイムスケジュールと平日の育児についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

日本ミシュランタイヤ マーケティング部 コンテンツマネージャー 久保若菜さん(38歳)

製品のプロモーション動画や、セールスツールなどのコンテンツ制作、SNS コンテンツの立案、制作、運用を行う。アジア・オセアニアリージョンのチームや広告代理店と連携しながら、出稿戦略を設計し、消費者への訴求や購買行動の促進を図る。
メインは在宅勤務ながら週2日は出社、しばしば出張が入ることも。プライベートでは、小学校3年生(9歳)と、幼稚園年中(5歳)の男の子のママ。歯科開業医の夫と協力し、近隣在住の義母のサポートも得ながら、週1回の家事外注も活用。フルタイム勤務で仕事と家庭の両立を図っている。

<夜のタイムスケジュール>

■週2回の出社日は、パパとおばあちゃんの日

――幼稚園のお迎えは、夫婦どちらの担当ですか?

久保さん 基本は私が行きます。ただ、ミーティングがあって難しいときは、夫が行けるか確認して、手が空いていればお願いしています。夫の診療時間と比較的融通を利かせやすい時間を共有カレンダーに入れているので、そこで調整します。

――旦那様も柔軟に動けるのは助かりますね!

久保さん そうですね。クリニックの休診日である木曜は、夫の育児担当の割合が多めです。それに加えて、週1回は義母がお迎えに行ってくれる日があります。次男は普段17時まで預かり保育ですが、義母と一緒の日は預かりなしで、幼稚園の通常お迎えの14時に帰宅しています。
その日は友達と約束して公園で遊べるので、息子にとって「お楽しみの日」になっていますね。私は仕事が終わったらおばあちゃんの家にお迎えに行っています。

――家族みんなでサポートし合いながら、仕事と育児を両立しているのですね。

久保さん 家族にはとても助けられています。17時までに業務が終わらないときは、私が仕事をするかたわらで、帰宅したパパが次男を抱っこして長男の宿題を見ることもあります。

■何気ない日常をイベント化する「ちょっとしたお楽しみ」

――忙しくて夕食の準備に手が回らない日もありますよね。

久保さん 帰宅後はもうバタバタなので。正直に言うと、週に3回ぐらいは外食です。とくに木曜日はパパが休みなので、ほぼ毎回外食ですね。あとは私のパワーが残ってないとき。友達家族とごはんに行くこともありますし、平日に自宅で作るのは週1回程度なのですが、無理をしてもいいことはないので「夫婦の仕事のパフォーマンスを上げるため!」と割り切っています。

――お子さんたちが楽しく食べられるというのも大事ですよね。

久保さん そうですね。自宅で作るときは、お肉を焼いたり、オーブン料理にしたりすることが多いです。以前、長男が給食で食べたチキンがおいしかったから家でも食べたいとリクエストされたことがあって。
献立表からネットで調べて、在宅ワークの合間を見ながら調理して再現したら、それが子どもたちに大ヒット! 子どもの「あれ食べたい!」に応えるのは大変ですが、喜んでくれると嬉しいですよね。手をかけるところにはかけて、メリハリをつけています。

――平日は自由な時間も限られますが、お子さんとのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?

久保さん 私はいつも「今を一番楽しみたい!」と思うタイプ。平日は仕事があるし、時間も限られるけれど、だからといって適当にやりすごすのではなく、楽しいことを見つけたいと常に考えています。だから日常をイベント化することを大切にしています。

――どんなことをしているのでしょうか?

久保さん 例えば「ムービーナイト」と名を打って、子どもたちの好きな映画を観る時間をとる。でも、決して大掛かりなものではなく、夕食はおにぎりやウインナーなど簡単なもので済ませて、ポップコーンとアイスを用意して、一緒に映画を見るだけです。
でも、そこで「今日はムービーナイトやっちゃいますか!」とあえてイベントっぽく言うだけで、子どもたちはワクワクしてくれます。お風呂も、好きなキャンドルを焚く「キャンドルナイト」にしたり、何種類もある入浴剤から「今日は次男が好きな入浴剤を選んで!」と選ばせたり。

――ちょっとしたことを特別なことに変えてあげるのが楽しむコツなんですね!

久保さん そうなんです。お手伝いも一緒で、洗濯物を畳むときに競争っぽくしたり、大人に頼むのと同じようにちょっと敬語を使ってタスクっぽく依頼したりします。ほめまくったら、どこまでやってくれるのかを試すことも(笑)。日常のあらゆることはゲームやイベントにできると思っています。

ムービーナイトで鑑賞する映画のセレクトは、兄弟で順番に! ポップコーン片手に大人もリラックスできるひとときです。

■「名もなき家事」の外注が想像以上に大助かり

――週1回は家政婦さんを頼まれていると聞きました。きっかけは何だったのでしょうか。

久保さん 家政婦さんにお願いしていることは、もともとすべて夫がやっていた「名もなき家事」なんです。シャンプーの詰め替え、レンジフードの掃除、防犯カメラの充電など、ちょっと手間で、中にはわざわざやらなくても生きていけるけれど、やったほうがより気持ちよくすごせるようなことですね。

――名もなき家事は、どちらかに偏るとストレスになると言いますね。

久保さん そうですよね。「休みの日はしっかり休みたい。名もなき家事は家政婦さんにお願いして、その分をペイできるぐらい仕事でいいパフォーマンスをしたい!」と夫から提案されました。
今来てくれている家政婦さんは、夫が自ら紹介所に連絡して、面接もして、見つけてくれた方なんです。結果、夫婦も円満になり、家もきれいになり、夫も私も仕事に最大限集中できる。コストをかけてでも導入して、本当によかったと思っています。

――素晴らしいですね。具体的には、どんなことを外注しているのでしょう。

久保さん 前述したようなこと以外にも、水回りの掃除やシーツの洗濯、乾燥から子どもの体操服のゼッケンつけや、劇の衣装作りなどのお裁縫関係、宅配便の受け取りなどですね。
まるで実家の母のようにマルチに対応していただいています。家政婦さんが教えてくれるライフハックなどもあって、プロの知識を得て生活を刷新できることもメリットのひとつです。

■サポートし合えるママ友宅は実家のような存在!

――ほかにも育児と仕事の両立に欠かせないことはありますか?

久保さん ママ友との交流は本当にありがたいですね。私たち夫婦の仕事が忙しいときに、子どもたちを預かってくれて、ごはんからお風呂まで面倒を見てくれるママ友家族がいます。子どもたち同士も仲良しだから、いつも楽しそうですね。
会社帰りにお礼のビールを持って寄ると、「おかえり!お疲れ様!」といいながら私の分のごはんまで用意してくれていて……。もう実家のような存在です(笑)。

――それはありがたいですね。逆に久保さんのお宅にお子さんのお友達がいらっしゃることもあるのですか。

久保さん ありますね。長男が幼稚園のときから仲良しで、普段から親しくしている家族が2〜3世帯います。この関係性に至ったきっかけは、飲食店をやっていた友達のお店に集まって、家族でごはんを食べる機会があったことから。
「来週は出張がある」と話したら、その日のお迎えや夜寝るまでの子どもたちの対応が大変なことを察した友人たちが「うちに子どもたちを連れておいでよ」「泊まって行ったら」と言ってくれたんです。パパ同士も仲良しで、今も、持ちつ持たれつで助け合っています。

■「ママの好きなところは、仕事を頑張っているところ」

――ご夫婦での家事、育児の分担についても教えてください。

久保さん 私は朝ごはんやお弁当、洗濯関係など、日々の家のことのプロマネで、夫は子どもの教育関係のプロマネだと思っています。日ごろの家事や育児は私がしますが、子どもの習い事や学校とのやりとり、連絡などはすべてパパがやっています。
予防接種のスケジュールを組み、病院の予約をとって連れて行くのも、長男の家庭教師を探して面談したのもパパです。夫も診察がない時間に中抜けして面談するなど、仕事と家庭の時間を調整してくれています。教育熱心で、子どもが大好きなんです。

――管理や調整が得意なんですね!

久保さん はい。めずらしいかもしれませんが、子どもの服や靴の買い出しもパパなんですよ。休日である木曜に子どもと一緒に出かけて買っているみたいです。急に新しい靴になって帰ってくることもあります(笑)。
そこに関しては任せっきりなので、私は口出しすることもなく、好きなようにやってもらえたらいいなと思っています。

――最後に、久保さんが子育てをしながら仕事を続けてきて「よかった」と感じたエピソードがあればお聞かせください。

久保さん この間、次男の幼稚園で「ママの好きなところ」を書いてもらう機会があったんですよ。次男の作品を見たら「パソコンを頑張っているところ」と書いてくれていたんです。
「やさしいところ」とか「ごはんを作ってくれるところ」とか、イメージしていた回答とは違ったので、最初は驚きました。でも仕事をしている姿が、子どもにとってのママの好きなところとして認識されていることがとてもうれしくて。

――それはうれしいですね!

久保さん はい。でもママのお仕事って何かわかる?と尋ねたら「ミーティング!」と答えたのですが(笑)、それでも子どもなりに母親の仕事と頑張りを理解して、応援してくれているんだなと。
仕事に注力しすぎてしまうと、どうしても後ろめたくなったり不安になったりすることもありますが、頑張ってきてよかった!と心から思えましたね。

(取材・文:宮本貴世、撮影:奥村暢欣、久保さん提供、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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