【後悔しない「最後の別れ」とは?】30〜60代の6割以上が「伝えられなかった言葉がある」、最後に伝えたかった言葉は……
全国どこでも安心・安全に、そして後悔のないお葬式やライフエンディングを迎えられる世の中を目指し、トータルサポートを提供する燦ホールディングスはこのほど、30代から60代の男女500名を対象に「人生の最後と別れの際の思い」に関する意識調査を実施しました。
同調査では、多くの人が“大切な人との別れにおいて、言葉を伝えきれないまま後悔を抱えている実態”が明らかになりました。
“別れの瞬間に残された思い”から見えた、生活者の本音とは?
近年、少子高齢化や核家族化の進行により、家族との距離感や葬儀のあり方は大きく変化しています。さらに、突然の別れによって十分な心の準備ができないまま最後を迎えるケースも少なくありません。
一方で、映画や書籍、ドラマなど「別れ」をテーマにした作品が注目されるなど、「最後に何を残すのか」「何を伝えるべきだったのか」を見つめ直す空気が社会に広がっています。
こうした背景を受け、同調査では“別れの瞬間に残された思い”に焦点を当て、生活者の本音を明らかにしました。
その結果、6割以上が「もう二度と会えない人に、伝えられなかった言葉がある」と回答し、多くの人が大切な人との別れにおいて、後悔や未練を抱えたまま最後を迎えている実態が浮き彫りとなりました。
心の準備ができていても「心残りゼロ」はわずか4.4%
突然の別れを経験した人の約8割が強い後悔を抱える現実
「もう二度と会うことが叶わない方(故人)の中で、特に印象に残っている方」を訊いたところ、「親(父・母)」が53.0%と半数を超え、圧倒的に多い結果となりました。次いで「祖父母(20.4%)」「友人(6.2%)」と続きます。
「その方との別れはどのような形でしたか」という問いに対し、「ある程度心の準備をしていたができていた」と回答した人は43.8%でした。
一方で、「ある程度想定はしていたが、突然だった(31.8%)」と「まったく予期していない別れだった(24.4%)」を合わせると、56.2%が、心の準備が整わないまま急な別れを迎えていることがわかりました。
「その方との別れについて、心残りはありますか?」という設問では、「とてもある(31.2%)」「ある(44.4%)」を合わせて75.6%にのぼりました。多くの人が、最後の瞬間に伝えたいことを伝えきれなかった、あるいは何かをしてあげたかったという想いを抱えている実態が浮き彫りとなりました。
次のグラフでは、別れの状況(Q2)と心残りの有無(Q3)との関連性を明らかにするため、別れの状況別に心残りの度合いをクロス集計した結果を示しています。
別れの状況と心残りの有無の相関関係をクロス集計で分析したところ、別れが突然であるほど「強い心残り」が残る傾向が明らかになりました。
「ある程度心の準備ができていた」と回答した人のうち、「まったく心残りがない」と答えた人はわずか 4.4% にとどまり、「とても心残りがある」と答えた人は 25.6% でした。
一方で、まったく予期していない別れを経験した人では、「とても心残りがある」と答えた割合が 36.9% にのぼり、準備ができていた人と比べて約11ポイント高い結果となりました。
「ある程度心の準備ができていた」と回答した人のうち、「とても心残りがある」と答えた割合は25.6%であったのに対し、「まったく予期していない別れだった」場合は36.9%となり、突然の別れを経験した層の方が約11ポイント高い結果となっています。
さらに、「ある程度想定はしていたが、突然だった」「まったく予期していない別れだった」と回答した人のうち、「とても心残りがある」「心残りがある」と答えた人の割合はいずれも合計で約8割にのぼり、突然の別れや予期せぬ別れを経験した人ほど、強い心残りを抱えている実態が明らかになりました。
一方で、「ある程度心の準備ができていた」場合であっても、「とても心残りがある」「心残りがある」と答えた人は約7割(69.9%)を占めており、別れの形にかかわらず、多くの人が悔いを残していることが分かります。
これらの結果から、別れは予期できたものであっても心残りを完全に残さずに終えることは難しく、特に突然の別れは、より深い後悔や未練を生みやすいことが示唆されました。
6割以上が「伝えられなかった言葉がある」と回答
最も伝えたかった言葉の第1位は「ありがとう」
故人が生きている間や別れの際に、「伝えたかったが伝えられなかった言葉があるか」という問いに対し、66.4%が「ある」と回答しました。
「ある」と回答した人に、最も伝えたかった言葉に最も近いものを選んでもらったところ、1位は「ありがとう(56.3%)」と半数を超え、圧倒的な結果に。次いで、「言葉にすることができなかった(11.4%)」「おつかれさまでした・よく頑張ったね(9.6%)」「ごめんなさい(8.4%)」と続きます。
多くの人が、最後の瞬間に感謝の気持ちを伝えたいと願いながらも、実際には心残りを抱えたまま別れを迎えている現状が浮き彫りとなりました。
伝えられなかった理由の最多は「突然の別れで、伝える時間がなかった」
「まだ会えると思っていた」「気恥ずかしさや照れがあった」など、言葉を後回しにした後悔が浮き彫りに
言葉を伝えられなかった理由のトップは「突然の別れで、伝える時間がなかった(52.1%)」でした。次いで「まだ会えると思っていた(33.4%)」が続いており、別れの予感があってもなお、日常が続くという心理的な油断が言葉を遮る要因となっていることが推察されます。
現在、別れを振り返って最も近い気持ちを訊いたところ、1位は「もっと言葉を交わせばよかった(34.8%)」、2位は「もっと一緒に過ごせばよかった(24.8%)」、3位は「きちんと向き合う時間を取ればよかった(15.8%) 」となりました。
合計すると7割以上の人が、コミュニケーションの時間そのものが不足していたことに悔いを感じています。
約7割が、人生の最後や別れについて普段から考えているという結果に
別れに対して強い心残りを抱いた経験のある人ほど、人生の最後や別れについて考える頻度が高い傾向
「人生の最後や、大切な人との別れについて、普段考えることはありますか」と質問したところ、「よく考える(16.4%)」「たまに考える(53.4%)」となり、合計で69.8%が普段から考えていることが明らかになりました。
次のグラフでは、心残りの有無(Q3)と、人生の最後や大切な人との別れ(Q8)について普段考える頻度との関連性を明らかにするため、別れの状況別に心残りの度合いをクロス集計した結果を示しています。
過去の別れに対して「とても心残りがある」と回答した層では、「よく考える(38.5%)」と「たまに考える(45.5%)」を合わせ、実に84.0%にのぼる人が日常的に別れを意識しています。
対照的に、「あまり心残りがあまりない」層では、日常的に考える割合は「よく考える(4.8%)」「たまに考える(38.1%)」合計42.9%に留まり、約2倍の差が生じています。
このことから、別れに対する心残りの経験が、その後の人生において「別れ」や「最後」を意識するきっかけとなり、人生観や死生観の形成に強く影響している可能性が示唆されます。
また、「もう二度と会うことがかなわない人に対して、今だからこそ伝えたいと思うことがあれば教えてください。」と自由回答で訊いたところ、
・「私を愛してくれてありがとう。わたしもおばあちゃんが大好きです。」
・「私を生んでくれてありがとう。大好きだよ。私のお母さんで良かったよ。」
・「本当にありがとう。もっと一緒に片付けたり整理しとけばよかったね。」
・「長い間、家族のために力を尽くしてくれてありがとう。そしておつかれさまでした。これからみんなで頑張っていくから、天国で見ていてください。」
といった声が寄せられ、大切な人への感謝の気持ちをまっすぐに言葉にする回答が数多く見られました。
一方で、
・「話をすることがあまり出来なかったが、とても心配していた事は伝えたかった」
・「もっと知りたいことがあったのに、聞けないままになってしまったことと、感謝の気持ちが言葉で伝えられなかったこと。」
・「いろいろお世話になりながら何もできなかった。申し訳ありませんでした。」
・「会話する機会を拒否してごめんなさい」
・「あまり喋る機会がなかったのでお互いに理解できなかった一緒に酒でも飲みたかったよ。」
といった声も多く見られ、想いはあったものの、十分なコミュニケーションを取れなかったことへの悔いが、別れのあとに強く残っている実態がうかがえます。
調査概要
「人生の最後と別れの際の思い」
調査期間:2026年1月16日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象者:全国の30歳〜69歳の男女
回答者数:500名
調査主管:燦ホールディングス
引用元:燦ホールディングス「人生の最後と別れの際の思い」に関する意識調査
※グラフ中の回答割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならないことがあります
燦ホールディングス
https://www.san-hd.co.jp/index.html
(マイナビ子育て編集部)
