
ベッド掃除の正しいやり方と役立つ3つの対策アイテム
布団の上げ下げの必要がなく、好きな時にさっと寝られるベッドはとても便利。スプリングのきいたマットレスの感触には癒されますね。しかし、油断しているとベッドはダニ・カビの温床になってしまうことも。ベッドの正しい掃除法と、ダニ・カビ対策のアイテムをご紹介します。
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ベッドの掃除はどんなことをすればいい?


シーツや枕カバーはこまめに交換
寝具に多く生息するダニは、人間のフケやはがれた皮膚を食べて生きています。枕カバーやシーツは、ダニのえさの宝庫です。また、マットレスは布団のように天日干しできないので、寝汗や体温による湿気がこもってしまいます。湿気は、ダニの好む生息環境であると同時に、カビの発生を促す条件。シーツや枕カバーはこまめに交換し、乾いた清潔なものを使うようにしましょう。ベッド掃除のタイミングで全部交換してしまうのが、わかりやすくていいですね。交換のタイミングは、少なくとも週に1回をおすすめします。最も汚れやすい枕は、タオルをかけて2~3日に一度交換すると、より清潔に使えます。
ダニ・カビ対策はしっかりと!
ベッドのダニ・カビ対策として有効な手段は、まずダニのえさとなる汚れを取り除くこと。そして、湿気をこもらせないようにすることです。ベッドの掃除をする際は、この2点をしっかり行いましょう。
ダニの生息数を比較すると、寝具の足元よりも頭の方にたくさんいるということがわかっています。シーツを取ったあとは、頭部近辺、マットレスのキルティング部分、マットレスとベッドの間に重点的に掃除機をかけてください。表面にさっとかけるだけではなく、ゆっくり丁寧に動かします。
湿気を取るためには、マットレスに扇風機の風をあてます。マットレスの片側にものを挟み、少し持ち上げて裏側にも風があたるようにするとより効果的です。その際、部屋全体の換気も心がけてください。湿気が多い梅雨の時期には、エアコンの除湿器をかけながら作業をするとよいでしょう。
ベッドにダニ・カビを増やさない工夫


ベッドの使い方でトラブル防止
ご自宅のベッドで、マットレスの上から直接シーツをかけてしまうのは、あまりおすすめしません。ここにベッドパッドを1枚敷きましょう。手入れが楽になるだけではなく、ダニ・カビを防止する効果が期待できます。マットレスは簡単に買い替えたり洗濯はできませんが、洗える素材のベッドパッドを選べば、洗濯しやすいのでお手入れも楽。
マットレスの向きを、定期的に交換するのもよい方法です。足元より頭部の方に汚れが多いので、方向を入れ替える、または、裏表をひっくり返す、という2通りの交換をしましょう。ひとりでは大変な作業ですから、掃除は家族に手伝ってもらってください。


子どもでも簡単にできるダニ・カビ対策は、起きたときに掛け布団を半分おりあげておくことです。寝起きで、まだベッドが湿っているときにベッドメイキングをすると、布団の中にそのまま湿気が残ってしまいます。起きたらすぐにベッドを整えず、あえて掛け布団は開いて放置しておきましょう。
ベッド対策グッズを活用しよう
除湿シート
ベッドの掃除をこまめにすることはもちろん大切なのですが、家族の人数分の掃除、洗濯、除湿、と考えると時間が足りませんね。日ごろから、便利なベッド掃除の対策グッズを活用して手間を省きましょう。除湿マットは、マットレスとベッドパッドの間に敷きます。天日に干すか布団乾燥機で乾燥させて何度も繰り返し使用できるので便利。

ダニ捕獲シート
ダニの発生を完全にゼロにすることはできません。せめて生きているダニを捕獲して数を減らせるように、ダニ捕獲シートを利用するのもよいでしょう。どこに置くか迷うところですが、やはりベッドパッドの下に置きます。シーツの下では違和感があるかもしれませんし、マットレスの下ではダニの生息地から遠すぎます。置くだけで簡単ですし、燃えるゴミで処分できるのもポイント。

ダニ予防スプレー
簡単にダニを予防するには、ファブリック用のダニ防止スプレーを利用してもいいでしょう。寝具に使うものですから、天然成分100%のものが安心ですね。アロマオイルを使用したスプレーは、香りもよく、気持ちもリラックスできます。ただし、天然のものでも人によっては害になるものもあります。ご自身の体調によっても感じ方は変化しますので、使用方法を守り、いつもと違う感覚があれば使用を中止してください。

まとめ
寝具は目に見えない汚れが蓄積する場所なので、「まだ大丈夫」と油断せずにスケジュールを決めて掃除や洗濯をするほうがいいでしょう。なるべく手間をかけずに、掃除をするためにもベッド対策アイテムは、積極的に取り入れることをおすすめします。
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