その手で、未来を打ちこめ。―子どもたちの挑戦を支える、鯖江市のプログラミング教育―
PR:鯖江市
子育て世代にとって、「子どもが夢中になれる学びの環境があるか」は、まち選びの大切なポイントの一つです。
福井県鯖江市では今、地域発のプログラミング教育が子どもたちの好奇心を育み、未来を切り開く力を養っています。
その中心にあるのが、鯖江生まれの子ども向けプログラミングパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」です。
鯖江から全国へ広がった学び
IchigoJamを開発したのは、株式会社jig.jp創業者の福野泰介さん。
2014年に誕生したIchigoJamは、同年に鯖江東小学校で試験運用が始まりました。その後、市内全小学校へと広がり、2019年には市内の全小学校4年生を対象としたプログラミング教育が実施されるようになりました。2020年に小学校でプログラミング教育が必修化される前から、鯖江市は先進的な取り組みを進めてきたのです。
福野さんが目指したのは、難しい専門教育ではありません。子どもたちが楽しみながらコンピューターの仕組みを理解し、自分で考え、自分でつくる体験です。
「つくる側」になる楽しさ
IchigoJamは基板や電子部品が見える構造になっており、コンピューターがどのように動いているのかを直感的に理解できます。さらにインターネットに接続しないため、保護者にとっても安心して子どもに触れさせられる教材として普及していきました。
今の子どもたちは、生まれたときからゲームやスマートフォンに囲まれて育っています。しかし福野さんは、「使う人」で終わるのではなく、「つくる人」になってほしいと願っています。
福野さんは言います。
「ゲーム好きの子は多いですよね。だから、僕はよく言います。『そのゲームは大人が作ったものでしょ?だとしたら、あなたは大人が作った仕組みの上で転がされているだけで満足なの?』って。ぜひ何かをつくり出す人になってほしいですね。プログラミングはそのきっかけの一つです。手を動かし、創造を働かせることで、社会課題を解決し、未来をつくる人になってくれたらうれしいです。思いが込められています」
地域みんなで子どもを育てる
学校現場をのぞくと“名物先生”に出会いました。79歳の平野憲雄さんです。
平野さんは、かつて京都大学の地震観測施設で勤務し、理学博士として研究に携わってきました。現在は、学校での指導を担う地元NPO法人「エル・コミュニティ」の講師の一人として、IchigoJamを活用して子どもたちにプログラミングを教えています。
子どもたちが自分でプログラムを入力し、瞬間に歓声を上げる。その様子を見ることが何よりの喜びだといいます。6月に豊小学校であったクラブ活動でも、子どもたちが楽しそうにIchigoJamを操作していました。
地域の大人が知識や経験を次世代に伝える姿は、まさに鯖江市らしい学びの風景。行政、学校、企業、地域人材が連携しながら子どもたちの成長を支えています。
また、8月には「小中学生プログラミングフェス」(福井新聞社主催、市など共催)が開催されました。
参加者たちは福野さんらからプログラミングを基礎から学び、自動運転車を動かしてみる体験などを味わいました。
中学3年生の島崎礼恩(れおん)さんは「将来必要になる知識を遊びながら学べるのが楽しい」と話し、小学6年の加藤理央奈さんは「自分が組んだプログラムが思うように動いたときはうれしかったです」と話しました。
学びが挑戦につながるまち
鯖江市では、プログラミングを学ぶだけで終わりません。
市はオープンデータを活用したアプリコンテストも開催。学んだ知識を実社会の課題解決に生かす機会まで用意されています。学ぶ場がある。挑戦する場がある。そして応援してくれる大人たちがいる。
こうした環境は、子どもたちの可能性を大きく広げます。
子どもたちの未来を育てる鯖江
鯖江市で進むプログラミング教育は、単なるICT教育ではありません。
子どもたちに「自分で考え、つくり出す力」を身に付けてもらうための挑戦です。そこには、地域企業の技術力、学校現場の熱意、そして子どもの成長を願う地域の大人たちの思いがあります。
「その手で、未来を打ちこめ。」
そんなメッセージの通り、鯖江市では今日も子どもたちがキーボードに向かい、自らの手で未来への一歩を打ち込んでいます。
子育て世帯にとって鯖江が魅力的なまちである理由は、こうした学びと挑戦の土壌が地域全体に根付いているからなのかもしれません。