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2026年08月27日 10:54

「諦めても不満は消えない」共働き妻300人調査で見えた家事のモヤモヤ

「完璧を求めるのはやめた」「期待するのもやめた」——そうやって自分を納得させていませんか。AZWAYはこのほど、共働き世帯の妻300人を対象に「日々の家事のモヤモヤと解消法」に関するアンケート調査を実施しました。(幸せおうち体験談)

日々の家事の負担の偏り、モヤモヤの解消法はなに?

「なんで私ばっかり」「言わないと動いてくれない」・・・共働きなのに、家事の負担がどちらか一方に偏っていませんか?

仕事と家事の両立が当たり前になった今、日々の小さなモヤモヤをどう手放すかは、多くの家庭に共通するテーマです。

今回の調査の結果、モヤモヤ解消のためにやったことの1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%。2位「夫に期待するのをやめた」46.0%、3位「自分でやったほうが早いと割り切った」42.3%と、上位3つはいずれも"諦め・割り切り"で、「夫と話し合って分担を見直した」は19.7%で4位にとどまりました。

【結果1】一番モヤモヤする家事、1位は「料理・献立決め」29.7%。2位は「名もなき家事」

【結果1】

まず、家事の中で一番モヤモヤする(不満やストレスを感じる)ものを聞きました(n=300)。

料理・献立決め:29.7%(89人)
名もなき家事(補充・段取り・管理系):20.7%(62人)
食器洗い・片付け:14.0%(42人)
掃除(部屋・水回り):13.7%(41人)
洗濯(干す・畳む・しまう):6.7%(20人)
特にモヤモヤしない:5.0%(15人)
子どもの世話・送迎:4.3%(13人)
買い物(食材・日用品):3.3%(10人)
ゴミ出し・分別:2.7%(8人)

1位は毎日終わりのない「料理・献立決め」。2位には、日用品の補充や予定の段取りなど、家族に見えづらい「名もなき家事」が入りました。

この2つで全体の半数を超えており、「作業そのもの」より「考える・管理する負担」がモヤモヤの正体である様子がうかがえます。

【結果2】家事分担は「妻が7割以上」の家庭が78.3%。約半数が分担に不満

【結果2】

家事の分担割合を聞いたところ(n=300)、次のような結果になりました。

自分が9割以上担っている:39.7%(119人)
自分が7〜8割、夫が2〜3割:38.7%(116人)
自分が6割、夫が4割程度:10.7%(32人)
ほぼ半々(5:5):9.0%(27人)
夫の方が多い:1.7%(5人)
家事代行・外注を活用しているので一概に言えない:0.3%(1人)

共働きであっても、妻が家事の7割以上を担う家庭が78.3%(235人)と大多数を占めました。

【結果2】

分担への満足度は「まあまあ満足」42.7%(128人)が最多でした。

一方、「満足している」は8.7%(26人)と少数にとどまっています。

「やや不満がある」36.3%(109人)と「かなり不満がある」12.3%(37人)を合わせた48.7%(146人)が不満を抱えており、「とても満足」の5倍以上にのぼりました。

【結果3】モヤモヤの原因1位は「家事に気づかない・見えていない」40.3%

【結果3】

家事の分担でモヤモヤする原因を聞きました(n=300、複数回答)。

家事に気づかない・見えていない:40.3%(121人)
やり方が雑・中途半端:34.3%(103人)
自分のほうが明らかに多い:34.0%(102人)
頼まないとやってくれない:33.3%(100人)
「やってあげた」という態度を取られる:20.7%(62人)
夫は仕事が忙しいからと免除されている:13.3%(40人)
特にモヤモヤしない:12.7%(38人)
話し合っても変わらない:9.3%(28人)
休日と平日で態度が変わる:3.3%(10人)

1位は「家事に気づかない・見えていない」。やる・やらない以前に、そもそも家事の存在が夫に見えていないことへの不満が最多でした。

「頼まないとやってくれない」も3人に1人が選んでおり、指示待ちの姿勢がモヤモヤを生んでいるようです。

【結果4】解消法ランキング1位は「完璧を求めるのをやめた」48.7%。上位3つは諦め・割り切り

【結果4】

同調査の中心である、モヤモヤ解消のためにやったことを聞きました(n=300、複数回答)。

完璧を求めるのをやめた:48.7%(146人)
夫に期待するのをやめた:46.0%(138人)
自分でやったほうが早いと割り切った:42.3%(127人)
夫と話し合って分担を見直した:19.7%(59人)
時短家電を導入した:11.3%(34人)
特に何もしていない:10.3%(31人)
担当をリスト化・見える化した:4.3%(13人)
家事代行サービスを使った:0.3%(1人)

1位は「完璧を求めるのをやめた」で、ほぼ2人に1人。上位3つはいずれも自分の意識や行動を変える"諦め・割り切り"型で、いずれか1つ以上を実践している人は81.0%(243人)にのぼりました。

一方、夫婦で向き合う「話し合って分担を見直した」は19.7%、「担当のリスト化・見える化」は4.3%、「家事代行」はわずか1人。

モヤモヤの解消が、夫との交渉ではなく妻側の心の持ちようで図られている実態が浮き彫りになりました。

【結果5】ただし「夫に期待するのをやめた」人の66.7%は今も分担に不満

では、諦めればモヤモヤは消えるのでしょうか。

【結果5】

解消法別に、分担への不満率(「やや不満」+「かなり不満」の合計割合)を見てみると、意外な結果が出ました。

夫に期待するのをやめた人(n=138):不満率66.7%
自分でやったほうが早いと割り切った人(n=127):不満率56.7%
完璧を求めるのをやめた人(n=146):不満率51.4%
夫と話し合って分担を見直した人(n=59):不満率47.5%
定期的に夫と話し合っている人(n=28):不満率25.0%(参考値)
全体の不満率48.7%に対し、「夫に期待するのをやめた」人の不満率は66.7%と大きく上回りました。期待を手放しても、不満そのものは解消されていないことがうかがえます。

一方、定期的に話し合っている人の不満率は25.0%(参考値)と低めでした。

分担割合別でも差は歴然で、「自分が9割以上」の人の不満率は68.9%(n=119)に対し、「自分が6割、夫が4割程度」では12.5%(n=32)、「ほぼ半々」では11.1%(n=27、参考値)。

夫の分担が4割に届くと、不満率は1割前後まで下がります。

なお、家事の分担について夫と「定期的に話し合っている」人は全体のわずか9.3%(28人)。

「不満が溜まったときだけ話す」41.0%(123人)、「ほとんど話さない」29.7%(89人)が大半で、「話し合うと喧嘩になるので避けている」も13.3%(40人)いました。

【結果6】「導入してよかった」時短家電1位は食洗機29.3%。一方4割は未導入・未活用

【結果6】

時短家電で導入してよかったものを聞きました(n=300、複数回答)。

食洗機:29.3%(88人)
ドラム式洗濯乾燥機:25.3%(76人)
ロボット掃除機:14.3%(43人)
乾燥機付き浴室:11.7%(35人)
電気圧力鍋・自動調理器:11.0%(33人)

一方、「時短家電は導入していない(あるけど活用していない)」は39.0%(117人)と約4割。

「導入したが期待ほどではなかった」は2.7%(8人)にとどまり、導入した人の満足度は高そうです。モヤモヤ1〜3位の「料理」「名もなき家事」「食器洗い」のうち、食器洗いと料理は食洗機・自動調理器で軽減できる領域だけに、未導入4割はもったいない結果とも言えます。

【結果6】

ちなみに、1日あたりの平均家事時間を聞いたところ、

「1〜2時間」が43.7%(131人)で最多、「2〜3時間」29.7%(89人)、「3時間以上」も14.0%(42人)いました。

【体験談】「褒めたら早く洗ってくれるように」「得意分野で分けたらストレス減」

【体験談】

自由記述では、モヤモヤが減った具体的な工夫が数多く寄せられました(一部抜粋・原文の趣旨を保ち要約)。

「子どもを褒める勢いで褒めたら、早めに動いてくれるように」(30代)

皿洗いは夫の担当なのに「後でやる」と後回しにされてイライラ。そのまま伝えると喧嘩になるため、やったら子どもがお手伝いしたときくらいの勢いで褒めるようにしたところ、気分よく以前より早めに洗ってくれるようになったそうです。

「冷蔵庫にホワイトボードを設置して見える化」(40代)

在庫管理や買い物リストを冷蔵庫の扉のホワイトボードに書いてもらう仕組みに。書いてくれるまで時間はかかったものの、協力してくれるようになりストレスが減ったといいます。

「得意なことをお互いが担当したら、量の差が気にならなくなった」(40代)

外出が苦手な自分に代わり子どもの送迎やゴミ出しは夫、料理が得意な自分は料理と掃除を担当。苦手分野を相手に任せることで、家事分担の量的な差はあまり気にならなくなったとのことです。

「気持ちを正直に伝えたら、少しずつ変わった」(30代)

話し合いで気持ちを伝えたところ、夫から「あなたのやり方があるから手を出してはいけないと思っていた」と告白が。こだわりはないからやってもらえると嬉しいと伝えると、気づいたときに家事をしてくれるようになり、お互いに「ありがとう」を言い合える関係になりつつあるそうです。

「完璧を求めず"やらないよりまし"と基準を下げた」(30代)

以前は夫の掃除のやり方にイライラしていたが、物理的に手が回らないため基準を下げて一部を任せることに。物足りなさはあるものの、家事が回らないよりはましだと割り切っているといいます。

まとめ:「諦め」は応急処置。モヤモヤの根本解消のカギは見える化と話し合い

今回の調査では、共働き妻のモヤモヤ解消法は「完璧を求めない」「夫に期待しない」「自分でやる」の諦め・割り切り型が上位を独占し、8割超が実践していました。

しかしクロス集計では、期待を手放した人の66.7%が今も分担に不満を抱えており、諦めは根本解消になっていないことも見えてきました。

一方で、夫の分担が4割に届いた家庭や、定期的に話し合っている家庭では不満率が大きく下がっています。モヤモヤの原因1位が「家事に気づかない・見えていない」だったことを踏まえると、感情をぶつける前に、名もなき家事も含めた家事の全体量を見える化し、得意・不得意で分担を組み直すことが、遠回りに見えて確実な解消法なのかもしれません。

体験談にあったホワイトボードでの見える化や「褒める」の一工夫も、今日から試せるヒントになりそうですね。

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://azway.co.jp/review/research/dual-income-housework-frustration-survey/

【調査概要】

調査方法:インターネットによる任意回答
調査対象:共働き世帯の20〜60代の女性(妻)
有効回答数:300人(20代47人・30代135人・40代86人・50代29人・60代3人)
調査時期:2026年6月〜7月
※割合は小数第1位を四捨五入して表示しているため、合計が100.0%にならない場合があります。
※複数回答の設問は、合計が100%になりません。


AZWAY
https://azway.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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