吸水性が抜群! 人気の珪藻土グッズからお手入れ方法まで
珪藻土は、水分を吸い取る性質が注目され、さまざまなグッズが誕生しています。一番有名どころはバスマットですが、それ以外にもコースター、傘立てなどの商品も展開されるようになりました。では珪藻土とは、どのような素材なのでしょうか? その特徴やグッズ、お手入れ方法も解説します。
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話題の珪藻土とは
珪藻土ってどんなもの?
珪藻土とは、藻の一種である珪藻の化石からできた堆積岩です。珪藻というのは、植物性プランクトン。川や沼、海、水田、水路など、水場に生息し、死んだあとの殻が積もって化石化したもの。
珪藻土は、昔から火に強い素材として知られており、七輪やコンロの材料として使われてきました。珪藻の殻には、とても微細な孔が無数にあいているため、濾過(ろか)材としても有効です。現在では、ビールやお酒の濾過にも使われています。
また、吸湿性に富み、水分を素早く吸収。さらに、体積当たりの重量が非常に軽いことも特徴です。
漆喰との違い
漆喰と混同される人もいるようですが、漆喰は石灰岩という石からできています。自ら固まる性質があり、石灰石を高温で焼いて粉にしたものと水、石灰粉、糊をまぜて作られています。一方で、珪藻土には自ら固まる性質がないので、ボンドやセメントなどの固化剤をまぜて固められているのです。
話題の珪藻土グッズはどんなものがある?
珪藻土バスマットが人気!
珪藻土を使ったバスマットは、知っている人も多い定番アイテムですね。吸水性は抜群で、濡れた足が珪藻土マットに触れると、黒っぽくできた水のしみがすぐに乾いてしまいます。よく店頭では、吸水性の高さをお試しで見せていることも多く、その効果を目の当たりにした人も多いでしょう。
前の人がお風呂に入った後は、バスマットはすでに水分を含んで、なんとなく気分のいいものではありませんが、珪藻土マットなら快適な状態で使えるのがうれしい! そして、布製のマットのように洗濯したり、干したりする必要がなく、敷きっぱなしでOK! 家事の一手間が減るのもうれしいですね。
ただし、布製のマットと比べれば重たく、落とすと割れる心配があります。硬い物を上から落とさないように気をつけてください。
珪藻土の調湿機能を利用して、砂糖や塩の中にイン。水分を含んで固まってしまいがちな、砂糖や塩がさらさらになって、調理中かたまりを砕く作業が不要になります。このスプーンは、電子レンジを使って乾燥させることが可能で、500Wで2~3分温めると、機能を取り戻せます。
マイクロファイバー素材のマットに、珪藻土のディッシュスタンドがついた、吸水性ばつぐんのアイテムです。お皿についた水滴を拭かずに、そのまま立てかせたり、マットの上に置いたりすれば、マイクロファイバー&珪藻土が水分を吸収してくれます。コンパクトにたためる使用になっているので、使わないときにはマットをくるっとまいておけば、キッチンスペースの邪魔になりません。
水分をよく切って、雑菌の繁殖を抑えたい歯ブラシスタンドに最適。1本ずつ立てて置ける穴があるので、歯ブラシ同士がぶつからず衛生的です。ホワイトやグレーが多い珪藻土グッズの中で、ピンクのカラーがかわいい!
珪藻土グッズのお手入れ方法
長く使っていると、表面が黄ばんできたり、吸水性が悪くなってきたりすることがあります。これは、マットの表面についた皮脂汚れが原因です。そのときは、紙やすりを使って、表面を薄く削ることで、本来の機能が復活します。
紙やすりは、100均やホームセンターで手に入ります。やすりの細かさは、数字で表されています。数字が大きくなればなるほど、目が細かい紙やすりです。粗いもので大まかに削ってから、細かい目で仕上げるとよいのですが、もともと珪藻土マットは表面が少しザラッとしています。気にならなければ、#120~240程度の中目のみで仕上げてもよいでしょう。
表面を削って粉が出ますので、ベランダか屋外で作業してください。刷毛ではらいながら作業をするとやりやすいです。
特に湿気がひどい場所で使っているので、たまには干したい! という方は、陰干しをしましょう。直射日光に当てると、反り返って割れる恐れがあるので要注意。
まとめ
珪藻土は、吸水性に優れ、消臭作用も持った優秀な天然素材です。飲み物を置くためのコースターや、歯ブラシ立てなど、水分を吸収して欲しい場所で使われることが多いグッズがたくさん展開。最近では、カラーなどデザイン性に優れている珪藻土グッズもあるので、水回りでお悩みがある方は、ぜひチェックしてみてください。
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