ほうきで楽々お掃除する裏技&ほうきの保管のポイント
便利な掃除道具が増えてきた現代でも、手軽に出し入れできて手早く使えるほうきが活躍する場面は意外に少なくありません。今回はそんな掃除道具のド定番、ほうきに注目。掃除をスピーディ&効果的にする裏技や、ほうきにクセがつくのを防いで長く使うための保管方法についてご紹介します。
茶葉を床にまいてほうきで掃く
ほうきは、和室や畳との相性がとてもいいのが特徴です。畳の目に沿ってほうきで掃くと、畳を傷めることなく、隙間のゴミやホコリをきちんと取り除くことができます。畳だけでなく、敷居や床の間の隅なども手軽に掃くことができるので、和室の掃除に最適なアイテムといえそうです。
そんな和室の掃除でお試しいただきたいのが、畳に使用済みの茶葉をまいてからほうきで掃くという方法です。茶葉が畳の上に落ちているゴミやホコリを吸着して集めてくれるため、手早くキレイにすることができます。茶葉に含まれたカテキンによる殺菌・消臭効果も期待できますよ。
変色や劣化の原因になるので、茶葉はしっかり絞って水気をとってから使いましょう。仕上げには、雑巾で乾拭きするとよいでしょう。
ちぎった濡れ新聞紙を床にまいてほうきで掃く
新聞紙を使った玄関掃除です。掃除の前に新聞紙を軽く湿らせ、細かくちぎって玄関のたたきにまんべんなくまいてください。あとはほうきを使って新聞紙を集めるように掃くだけでOKです。
玄関の汚れの多くは外から持ち帰ってきた砂や泥。そのため、掃除をするときに舞ってしまいうまく取り切れない可能性があります。そのため、あらかじめ湿らせた新聞紙をまいてから掃き掃除をすることで、ホコリを立てることなく砂や泥を効果的に集めることができます。
ほうきの柄にストッキングを巻き付けてホコリを取る
本来の使い方ではありませんが、はたきとして高いところのホコリを取るのにもほうきは便利です。はたきでは届かない、天井近くなどの高い位置のホコリや蜘蛛の巣を、ほうきを使って簡単に落とすことができます。
必要なものは、ほうきと使い古いしたタイツやストッキング。ほうきの柄の部分に取り付けるだけで、即席のはたきが完成です。壁だけでなく、照明器具のシェードにたまったホコリを落とすのにも便利♪
はたきほうきの作り方は、タイツやストッキング(レギンスなどでもOK)を20cmくらいの長さに切り、ほうきの柄の先端部分にひもやゴムなどでくくりつけます。
はたきは、上から下へとかけるのが正しいやり方です。せっかくはたいたホコリを再びかぶってしまうことのないよう、掃除は、天井→照明器具→タンス→テーブル→床という具合に、高いところから順にすすめてください。はたきにホコリが付着したと感じたら、屋外でほうきの柄を手でたたくと簡単に落とすことができますよ。
ほうきをはたきとして使う際は、かなりホコリが舞ってしまうので、必ずマスクを着用してくださいね。
ほうきの保管のポイントは?
ほうきを掃除に使ったあとは、正しい保管方法で収納するようにしましょう。
まず、収納する際は、床に置くのではなく壁に設置したフックなどに吊り下げることがポイント。ほうきは素材によっては虫の被害にあうことがあります。そのため、湿気のある場所に保管するのは好ましいとはいえません。風通しのよい場所に吊り下げておくのがおすすめ。
また、ほうきを地べたにつけたままにして長時間放置すると、穂先が曲がってクセづいてしまうので注意。既にほうきの穂先にクセがついてしまった場合は、霧吹きなどを使って水を含ませます。しばらく放置したあと、手で伸ばすようにしてみるとよいでしょう。あとは、吊り下げて陰干しすればOK。
まとめ
和室や玄関などの掃除には、ほうきが大活躍してくれます。いつもの掃除に+αの要素をたして、ほうき掃除をすれば仕上がりが変わるでしょう。また、ほうきを長持ちさせるためにも、正しい方法で保管をしましょう。
