子どもも大人もときめく! イースターエッグのデコレーションアイデア
イースターエッグ作りは子どもがするもの? そんなことはありません。もちろん小さなお子さんが楽しめるデコレーション方法もありますが、大人がときめくイースターエッグもたくさんあります。今回は、子どもだけじゃなく、大人も楽しめるイースターエッグのデコレーション方法についてご紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
日本でも人気が出てきているイースター。春らしいパステルカラーの卵や、うさぎの飾りが100均でも多数並んでいますよね♪ 春を祝うお祭りとして認知され始めていますが、「イースター」とはキリスト教の祭りの1つです。イエス・キリストが十字架にかかって亡くなった3日後に、復活したことを記念して祝う「復活祭」のことをイースターと言います。誕生を祝うクリスマスと、亡くなった後に復活をしたことを祝うイースターは、キリスト教にとってはとても重要なお祭りとして各地でお祝いされています。
日にちはいろいろな説がありますが、今は一般的に秋分の日の後の最初の満月の後にくる最初の日曜日とされています。時期的に言えば、春分の日~1カ月くらいの間にくるのですが、毎年満月がいつ来るかによって日にちが変動してしまうんです。ちなみに2019年は、4月21日がイースターとなっています。
イースターは子どもが喜ぶ楽しみ方がたくさんありますが、楽しいことは子どもだけではありません! 大人だって楽しんじゃいましょう。イースターのモチーフを使ったクラフト作りやデコレーションは、大人がときめく素敵なものがたくさんあります。子どもと一緒にイースターエッグ作りをしたら、楽しさも倍増しますよ♪ 今回はそんなイースターエッグのデコレーション方法をご紹介していきます。
イースターエッグ作りに使う卵は?
イースターエッグ作りに使う卵は鶏の卵、うずらの卵など本物の卵を使ってすることが多いですが、安価ですが、割れる心配があります。また、デコレーションしたイースターエッグを長期保存する場合は、そのままだと中身が腐ってしまうので、先に出してしまう必要があります。
中身の出し方は、イースターエッグの色付け記事で紹介しているので参考にしてください。
割れない、長期保存可能なイースターエッグを作るために、卵型のイミテーションを使っても。100均のダイソーやセリアなどでは、そのまま飾る完成品のイースターエッグはもちろん、これから自分でペイントするためのイースターエッグ商品もあります。また、クラフト用品のお店では、木製や発泡スチロール製のものもあるので、用途に合わせて素材を選んでください。
イースターエッグのデコレーションアイディア:デコパージュ
デコパージュはペーパーナプキンや専用のペーパーを貼って仕上げる手芸の1つですが、イースターエッグのデコレーション方法として人気が高く、SNSでは外国の素敵なデコパージュで作られた作品をよく見かけます。私が、初めてデコパージュをしたのも、イースターエッグを作るためでした。
クラフト専門のお店やサイトで必要な材料を購入できるほか、今ではほとんどの材料がダイソーやセリアといった100均で揃えられるので、とても手軽に始められます。
ただし、専用液を表面に塗るので、食べる用の卵には向きません。殻だけかイミテーションの卵を使ってください。
デコパージュの魅力はその手軽さに反して、完成度が高いこと。プリントしてあるものを活用するため、絵心がなくても素敵に仕上がるので、誰でも挑戦しやすい方法です。使う柄次第で、エレガントにもポップにも作れます。
■材料
・デコパージュ専用液(接着用、仕上げ用などメーカーによって異なります)
・専用ペーパーまたはペーパーナプキン
・卵(卵の殻、イミテーションの卵など)
■道具
・はさみ
・筆
■作り方
①貼りたいものをはさみで切り取る。ペーパーナプキンは2~3枚に重なっているので、1番上のプリントされたものだけ使用。(はがしにくいときは、セロハンテープをそっと張って引っ張るとはがれます)
②卵にデコパージュ専用液(接着用)を塗って、切り取ったペーパーを貼る。
③乾いてから、今度は全体に仕上げ用の専用液を塗って乾かして完成。
空気が入って残らないように、外に向かって貼っていくときれいに貼れます。何度も抑えたりすると薄いペーパーは破れてしまうので、優しく扱ってくださいね。仕上げ液を塗ることで、表面に光沢と強度が増します。また、軽い撥水加工にもなります。
ペーパーは重ねて貼っても大丈夫。卵を好きな色で色付けした後にデコパージュしてください。1番大変なのは、お気に入りのペーパーを見つけることかもしれません。こちらのイースターエッグはすべて100均で入手した専用ペーパーやペーパーナプキンを使用して作ったものです。卵の表面はカーブしているため、貼るものは大きなものよりも小さなものの方がシワが寄りません。本物の卵の中身を出して使うときは、中身を出すときに開けた穴をふさぐように貼ると、隠せて一石二鳥です。
イースターエッグのデコレーションアイディア:マスキングテープ・シール
デコレーション素材として人気の高いマスキングテープやシールでイースターエッグを作る方法は、小さなお子さんでも楽しめます。使い方によってとても素敵になるので、大人も作るのに夢中になってしまうかも!
表面に貼るだけなので、卵の色付けを食用OKの物ですれば、ゆで卵でもデコレーションできます。
絵や模様を描くのが難しくても、はさみを使うのが難しくても、貼るのは得意! 1~2歳のちびっこもイースターエッグ作りに参加できます。シール大好きなお年頃なので、モリモリに貼る子が大多数! マスキングテープは柔らかいので、これも自分でちぎって貼ることができると、とっても喜びます。
デコパージュ同様、卵のカーブに貼るときは太いものよりも細いものの方がシワが寄りにくくなってきれいに貼れます。ぐるぐる巻いたり、重ねて貼ったり、マスキングテープだけでも素敵ですね♪
色画用紙でオリジナルのシールやテープを作って貼るのもいいですね。面白いラインにカットできるハサミや、クラフトパンチを使えば簡単に作ることができます。
イースターエッグのデコレーションアイディア:エッグラップ
日本ではまだあまり認知度は高くないかもしれませんが、エッグラップというイースターエッグを作る専用の素材があります。誰でも完成度の高いものが作れるのですごく便利なものなのですが、手に入りにくいのが難点。取り扱いのあるお店は少ないので、ネットで注文するのがおすすめです。
■材料
・ゆで卵
・エッグラップ
・お湯
■道具
・お鍋
・お玉
■作り方
①エッグラップにゆで卵を入れる。
エッグラップは筒状になっています。その中にゆで卵を入れて使います。大きさは変えられないので、LLサイズの卵だと入れづらい! なんてこともあるかもしれません。Mサイズの卵なら間違いないでしょう。
②お鍋でお湯を沸かし、お玉に入れた卵をそっとお湯の中に入れる。ラップが卵にフィットしたらお湯から出して冷まして完成。
熱いので火傷しないよう気を付けてくださいね。小さなお子さんだけで作るのはちょっと危なくて難しいかもしれませんが、ラップが熱で縮んでいく様子は見ていておもしろいので、大人の助けを借りてお子さんに挑戦させてみるのもいいかもしれません。
あっという間に素敵なイースターエッグができ上がり♪ 水と熱に強いものなら、卵はイミテーションでも大丈夫です。ゆで卵はちょっとむきにくくなりますが、ちゃんと食べられます。
イースターエッグのデコレーションアイディア:リボン、レース、お花モチーフ
最後に紹介するのは、リボンやレース、お花モチーフを使ったデコレーション方法。ライン使いしたり、重ねて付けたりお好みのイースターエッグを作ってみましょう♪
■材料
・リボン
・レース
・フェルトのお花モチーフ
・ビーズやブリオン
・両面テープ
・手芸用ボンド
■道具
・はさみ
・ピンセット
これらの材料は、セリアやダイソーで種類も豊富に揃っています。お花のクラフトレースは、そのままライン使いにしたり、お花を1つ1つ切り離して使うこともできます。
■作り方
卵はあらかじめ色付けして乾燥してあるものをお使いください。中身を出した卵の殻を使う場合は、空けた穴を隠すようにデコレーションしてください。
リボンやレースをライン使いする場合は、両面テープを使うとすぐに接着できてきれいに仕上がります。マスキングテープ同様、卵のカーブには細身のリボンの方がシワが寄りにくく、きれいに貼れるのでおすすめです。ブリオンなどの細かいパーツや、接着しにくいフェルトなどは手芸用ボンドの方がしっかり貼ることができます。
大人がときめくようなエレガントなイースターエッグ。こちらは教室や1dayのワークショップでも開催したことがあるのですが……実は、意外にも大人だけでなく、子ども受けも良かったです。もっと意外なことは、小さな男の子たちは可愛いピンクを選ぶ子が多かったこと! 小学生女子はちょっと大人っぽい紫系が人気でした。そして、親子で作っているはずが……いつの間にかお母さんが夢中になって作っていることもあったり、子どもが夢中で作っていたり。大人も子どもも楽しめます。
作ったイースターエッグは、ゆで卵のものは、早めに食べる必要がありますが、殻だけやイミテーションのものは、ぜひインテリアとして飾ってくださいね♪
まとめ
イースターエッグのデコレーションアイデアをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか? 作り方はどれも難しくなく、大人も子どもも楽しめる方法ばかりです。小さな子どもは、部分的に大人の助けが必要だと思いますが、一緒に協力してイースターエッグ作りを楽しんでください。長くインテリアとして飾る場合は、中身を抜いた卵の殻やイミテーションの卵を使って作ると安心です。用途に合わせて素材や作り方を選んでくださいね。