
ひな祭りには春色&華やかメニューでお祝い♪ おすすめレシピ4選
3月3日のひな祭りには、見た目も味も春らしさを感じられるメニューがぴったりです。ちらし寿司などの定番料理とも相性のよいおかずや、女の子のお祝いらしい華やかで可愛い色合いを取り入れてお祝いしてみてはどうでしょうか。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
3月3日はひな祭り。「桃の節句」とも呼ばれ、女の子が健やかに成長することを願い、ひな人形を飾ります。また、春を感じさせる食材や縁起物を使ったご馳走を囲んでお祝いします。
中でもお祝い時によく出されるちらし寿司は、ひな祭りの料理の定番。ほかにも、はまぐりのお吸い物や菱餅、ひなあられなどが伝統的な料理となっています。

定番料理以外にも、菜の花などの旬食材を盛り込んで可愛いデコレーションや色合いにすれば、春らしさや華やかさのあるひな祭りメニューになります。
今回ご紹介するレシピも、季節感やお祝いの雰囲気が出せるものばかりなので参考にしてみてください。
■菜の花とにんじんの肉巻き

菜の花は春の味覚のひとつ。ちょっとほろ苦い味わいが春らしいですよね。ひな祭りの時期に出まわる旬食材なのでオススメです。きれいな緑色に合わせてにんじんも一緒に肉巻きにすれば、大人から子どもまで好きなおかずになります。
材料(3~4人分)
・豚薄切り肉……10~20枚
・菜の花……5本
・にんじん……1/4本
・薄力粉……大さじ1
・砂糖……大さじ1
・しょう油……大さじ1
・水……75ml
・塩こしょう……適量
・油……大さじ1
※菜の花のサイズによって肉の量を調整してください。

作り方
① 菜の花は葉を茎から外し、にんじんは細長く切る。
② ①を耐熱皿にのせ、ふんわりラップをかけて600Wの電子レンジで1分加熱。
③ 薄切り肉に塩こしょうをふり、菜の花とにんじんを軸にしてすき間がないよう少し重ねながらぐるぐる巻きつける。
④ 薄力粉をまぶす。
⑤ フライパンに油を引き、④を並べて全体を焼く。
⑥ 肉に火が通ったら水、砂糖、しょう油を加えて煮絡める。
※盛りつけたときのアクセントになるよう、今回は菜の花の蕾部分には肉を巻かずに出た状態にしました。お好みで巻いてみてください。

食べやすい幅にカットして召し上がれ♪ 仕上げの味つけや菜の花に合わせる具材は好みでアレンジしてもOK。今回は電子レンジで軽く加熱して、菜の花の茎部分はしっかりめの食感を残しました。やわらかめにしたい場合は、熱湯で下ゆでして作ってみてください。
■れんこんと干しえびのチーズ焼き

縁起物食材としてよく用いられるれんこん。穴から先が見通せることから「将来をよく見通せるように」という意味を込めてお祝い時に使われます。
干しえびの赤に小ねぎの緑で春らしい色を加え、たっぷりチーズをかけて焼きました。和食材ばかりだけれど、ちょっと洋風な味わいが楽しめます。
材料(3~4人分)
・れんこん……250g
・干しえび……5g
・とろけるチーズ……100g
・小ねぎ……1~2本

作り方
① れんこんは1cm幅に切って酢水(分量外)に漬け、アク抜きしてから水を切る。
② グリルのプレート(もしくはグリルパンなど)にオーブンペーパーを敷き、れんこんを並べて、とろけるチーズと干しえびをのせる。
③ グリルで10分ほど焼く。
④ 小口切りにした小ねぎを散らす。
※焼き時間はお好みで調整してください。グリルのほかに、トースターやオーブンでもOKです。

れんこんの食感はシャキシャキ! 干しえびの香ばしさや、チーズのコクが意外によくあいます。チーズはとろとろとカリカリの両方が楽しめるので、焼き時間を調整して好みの仕上がりにしてみてくださいね。
■生ハムのひな祭りミモザサラダ

ひな祭りは桃の花が咲く時期にもあたり、邪気を払う花として桃の花を飾ります。そんな桃の花を生ハムで作ってサラダに。マッシュポテトで作ったねこちゃんのお内裏様とお雛様も飾って、子どもが喜ぶビジュアルに仕上げました。
材料(3~4人分)
・レタスミックス……1袋
・ミニトマト……10個
・生ハム……100~120g
・卵……1個
・じゃがいも……1個
・にんじん……輪切り2枚
・スナップエンドウ……1個
・小松菜……1枚
・カニカマ……2~3本
・アーモンド……4粒
・海苔……適量
・マヨネーズ……小さじ2

作り方
① じゃがいも、にんじん、卵、小松菜、スナップエンドウをゆでる。
② 卵は殻をむいて白身と黄身に分け、それぞれフォークで細かくする。
③ じゃがいもをつぶし、マヨネーズを加えて混ぜる。
④ ③を2つに分け、それぞれラップに包んで卵型に形成する。
⑤ ひとつには上の部分を1/3ほど開けて小松菜を巻き、再度ラップで包んでなじませる。もうひとつにはカニカマの赤い部分を巻いて、同じようになじませる。
⑥ スナップエンドウを小さな丸型で2個抜く(鼻)。残りで笏(しゃく)を作る。にんじんは花型で頭の飾りと扇を作る。

⑦ お皿にレタスやミニトマトを盛りつける。
⑧ 中心を開けてくぼませるようにし、生ハムを花びらのようにひだをつけてのせる。
⑨ さらに少しずらして生ハムを1周のせていく。
⑩ 中心のくぼみに②の卵を白身、黄身の順にのせる。
⑪ ⑤を中心にのせ、耳の部分にアーモンドを挿し込む。海苔をカットして顔のパーツを作り、薄くマヨネーズを塗って貼る。⑥のパーツも同様に貼る。
⑫ お内裏様とお雛様の足元を覆うように生ハムの花びらをあしらって形を整える。
※桃の花の中にねこのお内裏様とお雛様が並んでいるような感じに仕上げます。レタスやミニトマトで凹凸をつけるようにすると生ハムのひらひらもつけやすくなります。

お内裏様とお雛様は卵やチーズ、はんぺんやさつま揚げなど、いろいろな食材で作ることができます。型抜きしやすいもの、色や形がそのまま活用できるもので作ってみるといいですよ♪
■ひな祭りカラーのプリンアラモード

ひな祭りの伝統的なお菓子といえば菱餅。菱餅の桃色は「魔除け」、白は「清浄」「子孫繁栄」、緑は「健康」という意味が込められていると言われています。この3色はひな祭りのテーマカラーにもなっており、色合いを意識すればいつものデザートもひな祭りの雰囲気に。
実は、我が家のひな祭りの定番スイーツはプリン。ひな祭りの主役である娘がプリン好きなので、こちらをリクエストされるんです。ひな祭りらしい色合いを意識したデコレーションをしてプリンアラモードにしています。
材料(5個分)
▼プリン
・卵……4個
・牛乳……560ml
・砂糖……120g
・バニラエッセンス……数滴
▼キャラメルソース
・砂糖……50g
・水……大さじ1
・熱湯……大さじ1
▼デコレーション
・いちご(小粒)……10粒
・ぶどう(緑色)……30~40粒
・パンプキンシード……5~10粒
・生クリーム……100ml
・砂糖……7g
▼ラズベリーソース
・冷凍ラズベリー……50g
・砂糖……大さじ1

キャラメルソースの作り方
① 鍋に砂糖と水を入れて加熱する。
② 好みの色になったら火を止め、熱湯を加えて素早く混ぜて容器に流し入れる。
※砂糖は溶ける前にいじると結晶化しやすくなります。鍋をゆすって混ぜる程度にしながら加熱するようにしましょう。
※色がつきはじめるとどんどん濃くなってくるので、好みの濃さになったら素早く熱湯を加えて混ぜます。すぐに固まってくるので、混ざったら手早く容器に流し入れるようにしましょう。
※熱湯を加えると勢いよく飛び散ります。火傷しないように気をつけてください。

プリン液の作り方
① キャラメルソースを作った鍋に牛乳と砂糖を入れ、沸騰しない程度に温めて砂糖を溶かす。
② ボウルに卵を割り入れよく溶きほぐす。
③ ①とバニラエッセンスを加えてよく混ぜる。
④ 2回濾してから容器に静かに流し入れる。

滑らかプリンのコツ
すが入らない滑らかなプリンを作るコツは、気泡をできるだけ残さないことと、じっくり火を入れていくことの2つ。これを押さえれば、とってもなめらかな仕上がりになります♪
【気泡を消す】
・プリン液を2回濾す
・静かに注ぐ
・表面の気泡を取る(竹串でつぶすか、アルコールスプレーを吹きかける)
【低温でじっくり加熱】
・鍋底に布巾を敷く
・蒸す間は弱火~中火(静かに泡が出る程度)
プリンの蒸し方
① 鍋にプリンの器の半分程度の深さまで湯を沸かす。
② 布巾を鍋底に敷いてから器をのせて蓋をし、弱火~中火で12~15分蒸す。
③ 火が通ったら鍋から出して粗熱を取り、冷蔵庫でしっかり冷やす。
※水滴が落ちないように蓋にふきんを巻いておくといいですよ。

デコレーションの仕方
① 鍋にラズベリーと砂糖を入れてとろみが出るまで煮る。
② 生クリームに砂糖を加えてツノが立つまで泡立て、口金をセットした絞り袋に詰める。
③ ぶどうはトップに飾る用の5粒を残し、ほかは薄切りに。いちごは5粒を半分にカット。
④ 冷やしたプリンの器の側面に薄く切ったぶどうを貼りつけ、残りは隙間に詰める。
⑤ 生クリームを絞り出し、中心にくぼみを作って①を詰める。
⑥ 生クリームを縁に絞り出し、いちごやぶどうをのせ、仕上げに刻んだパンプキンシードを散らす。

キャラメルソースの効いたプリンに、生クリームとラズベリーも加わった味わいは我が家の娘にとって不動の1位スイーツ。さらにいちごをのせたプリンアラモードは、ほかの追随を許さない至高のスイーツらしいです(笑)。ひな祭りの時期に旬のいちごは、のせるだけで可愛いビジュアルになるのでぴったりですよね。
明るい緑のぶどうやキウイをプラスすると、それだけでひな祭りカラーに。プリンに限らず好きなスイーツにデコレーションして、ひな祭りデザートにしてみてください。
まとめ
ひな祭りはちらし寿司やはまぐりのお吸い物などの定番料理がありますが、春が旬の食材を使ったり、ひな祭りカラーを取り入れた料理もオススメです。
今回ご紹介したレシピは日常的に使えるものばかりですが、ちょっと彩りや食材を意識するだけでひな祭り仕様になるので、ぜひ試してみてくださいね♪
(よんぴよまま)