
おうちおやつに♪ 業務スーパーの冷凍「チューロス」がコスパ最強
あまりの安さに驚愕した人も多いはず! 業務スーパーの冷凍チューロスが、コスパよすぎで驚きです。今回は、上手に調理するポイントや方法、飽きずに食べられるアレンジアイデアを紹介します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
おうち時間を楽しむ方法として、「自宅で手作りおやつに挑戦してみた」という声も多く聞こえますが、手の込んだレシピは時間も手間もかかるので、そうそうできませんよね。それでも、作り立てのおいしさを味わうのに便利なものが、業務スーパーにはたくさんそろっています。
パックゼリーや解凍するだけで食べられるものも人気ですが、今回注目するのは「チューロス」です。屋台やテーマパーク、カフェでアツアツを食べたことはあっても、自宅ではちょっとハードルが高いチューロスですが、業務スーパーには手軽に自宅で仕上がられる冷凍チューロスが販売されています。
業務スーパー「チューロス」

こちらが業務スーパーで販売されている冷凍チューロスです。スイーツ系の冷凍コーナーに陳列されています。チューロスは、スペインなどで食べられている揚げ菓子。スペインでは朝ごはんの代表的なメニューで、ホットチョコレート浸して食べるのが定番。日本では砂糖がまぶされた甘いものをイメージしますが、本場ではシンプルな揚げパン的なものが一般的なようです。
■原材料名:小麦粉、砂糖、デキストリン、乳等を主要原料とする食品、ショートニング(大豆を含む)、食塩/甘味料(ソルビトール)、ベーキングパウダー
※本製品の製造ラインでは卵、ごまを含む製品を生産しています。
■内容量:500g
■栄養成分表示(推定値)100g当たり
エネルギー:171kcal、たんぱく質:3.9g、脂質:1.8g、炭水化物:34.9g、食塩相当量:0.4g
■保存方法:-10℃以下で保存してください。
■価格:118円

こちらのチューロスは、宮城県にある宮城製粉株式会社で製造された国内産。こちらの会社では鶏そぼろや鮭フレーク、柔らか煮豚、冷凍白玉団子など、業務スーパーでは人気の看板商品をいくつも手掛けています。

袋の中には冷凍された短めのチューロスが入っています。揚げる前の生地を絞って凍らせたものなので白く、揚げ油に絞り出して揚げているわけではないので、片面が平ら。1本は15g前後くらいで、この袋には32本入っていました。結構な大容量です。
1袋118円なので、32本入りとして計算すると……1本約3.7円。4円するかしないかという、驚きの価格! お値段の手ごろさは間違いありませんね。

バラ冷凍になっているので、1本1本外して取り出すことができます。解凍するとかなり柔らかい生地なのでつぶれたり、くっついてしまったりするので注意。
調理方法3種の仕上がりと味の比較

袋に記載されている調理方法は、油で揚げる方法のみ。やはり基本的には、油で揚げるのがチューロス。とはいえ、揚げるのはかなり面倒なのも事実です。実際には、油で揚げない方法で加熱しても食べることができますが、仕上がりや食感、味にはちがいが出ます。
油で揚げる

180℃の油で凍ったまま3~4分揚げれば完成です。この時に上手に揚げるポイントがいくつかあります。
■冷凍したまま調理する
冷凍したまま揚げるのは、とても大切なポイント。チューロスは星型口金で絞ったこの形を維持することがとっても重要なんです。粘り気の強いチューロスの生地は、揚げたときに内部の生地の水分が気化することで、急激に膨張して爆発し、油とともに飛び散る危険が! それを防ぐのがこの凸凹とした形。表面積を大きくすることで、素早く均一に火を通して水分を放出させ、爆発を防ぎます。なので、もし解凍してきて柔らかくなったとしても、凸凹を触ってつぶさないようにしましょう。

水分が抜けて泡が少なくなり、きつね色になった時が揚がった目安。この時点では、まだ柔らかい状態です。油をきって粗熱がとれたら、カリッとした食感になっています。

■浮き上がってくるまでいじらない
表面が固まる前にいじると生地が剥がれたり、くっついたりしてしまいます。かなり柔らかい生地なので、油に入れてからしばらくは我慢して待ちましょう。

■くっつかないように、1本1本離して油に入れる
たくさん入れたり、近くに入れたりするとくっついてしまいます。ちょっと時間はかかりますが、くっつかない程度の本数で揚げるようにしましょう。
グリルで焼く

次はグリルでの焼き方です。トースターでも焼けます。まずはアルミホイルかオーブンペーパーに並べて、油を塗ります。

魚焼きグリルで12分焼いた状態。出っ張っている部分だけ、焼き色がつきました。全体的にしなっとした感じですが、焼いている間は焦げないように様子をときどき見るだけでいいので手軽。ご家庭にあるグリルによって焼き目のつき方がかなり変わると思うので、お好みで調整してください。
オーブンで焼く

グリルとほぼ同じ作業ですが、オーブンでも焼きあげることができます。こちらも、アルミホイルかオーブンシートの上に並べて油を塗ります。

200℃に予熱したオーブンで、20~25分程度焼き色がつくまで焼きます。焦げやすいようなら、アルミホイルを上に被せてください。
仕上がりと味の違い

見た目も食感も味も、並べて確かめてみるとちがうことがわかります。
■油で揚げる
全体に焼き色がついて、おいしそうなビジュアル。油が全体に回っているのでコクがあり、表面はサクッと軽い食感で中はもっちり。甘みのある生地のおいしさを味わえる。あと片付けが面倒だけれど、加熱時間は短くて仕上がる。
■グリル
全体に柔らかめで、粗熱が取れてもあまり変わらず。表面はサクサク、中はもっちり感が強め。一度に加熱できる量が多く、焼いている時間は長いけれど手が空くので楽。
■オーブン
一番硬く仕上がる。表面はガリガリと硬めで、中はもっちりとはしているけれど詰まった食感。加熱時間が一番長く、水分が多く抜けた感じ。グリル同様、一度に焼ける量は多く、焼き時間は長い。片付けは楽。
手軽さではオーブンが一番、おいしさではやっぱり油で揚げるのが断然おいしいです。グリルは焼き時間の調整次第でオーブンのような仕上がりになりますが、火力や焼き具合などを随時チェックするのが意外と面倒かもしれません。
また、揚げたものは油を多く吸っているので、時間の経過による味の劣化は一番大きいように思われます。時間が経過すると、しなしなっと柔らかくなり、油っぽい味になってしまいます。せっかくおうちで揚げたてを食べられるので、食べる分を食べる直前に揚げるのがおすすめです。
どれがお好き? チューロスの味わい方12種

サクサクもっちりしたおいしいチューロスの魅力は、いろいろな味で楽しめるところ。生地にほんのり甘みがあるので、そのまま食べてもおいしいですが、いつも同じではもったいない! シンプルなので、アレンジしてもっと楽しみましょう♪
シナモンシュガー

やっぱりこれは外せない! 定番のシナモンシュガーは、不動の人気です。砂糖とシナモンパウダーを混ぜてポリ袋に一緒に入れ、シャカシャカすれば完成です。シナモンの割合はお好みで。
ココア

ビターな香りと味のココア。ミルクココアの粉末なら、甘さも加わっているのでそのまままぶしてみて。我が家ではコストコでいつも購入する、スイスミスのココアミックスを使います。少し塩味も入っているのでちょうどいい♪
きなこ

和風のきなこ味もおいしいです。きな粉と砂糖に、塩をひとつまみ混ぜてまぶします。黒蜜を垂らしてもいいですね♪
ハニーレモン

酸味とさわやかな香りが加わった、ハニーレモン。はちみつにレモン汁を加えてよく混ぜて、たっぷりかけてみて。油っこさも中和してくれます。
チョコ

チョコも定番! 溶かしたチョコを塗って固まらせても、トロトロのチョコを付けながら食べてもいいですね。今はチョコレートもいろいろなフレーバーのものがあるので、お好きなチョコレートで作ってみて。
デコチョコ

さらにリッチに個性的に。ナッツ、チョコスプレー、ココナッツをチョコが溶けないうちにまぶしました。この他にも、ドライフルーツやアラザンなど、デコ素材はお好みで使ってみてください。
塩キャラメル

キャラメルソースに塩を少々加えて塩キャラメルに。甘さの中にも、味を引き締めてくれます。

全体に絡めてもいいですし、ディップとして付けながら食べても◎。
小倉クリーム

チューロスは、あんこと生クリームも合います。和洋合わせた味わいを試してみてください。
チーズ

甘い食べ方だけでなく、こんな食べ方も。生地の甘みとチーズの塩気が意外と合います。
カレーソルト

カレー粉と塩を混ぜてまぶせば、スナック菓子みたいに変身。食べてみると……まるでカレーパン!? 個人的にはイチオシの味です。
チュロスサンド

LA発祥のチュロスサンドは、渦巻きのチューロスにアイスを挟んだもの。少し手を加えれば、業務スーパーのチューロスでも作ることができます。

【材料 1個分】
・チューロス…6本
・アイスクリーム…適量
・揚げ油…適量
【作り方】
①チューロスを半解凍し、曲げられるようになったらオーブンシートの上でそっと丸めて、さらに2本を使いまわりを囲むように形を整える。
②オーブンシートに乗せたまま180℃の油で揚げる。
③オーブンシートから外せるようになったらひっくり返し、全体に焼き色が付いたらクッキングシートの上に乗せて油を切る。
④アイスを挟む。
生地を半解凍にして形を整えますが、凹凸がなくなると揚げた時に爆発の危険があるので、つぶさないようにそっと曲げます。手にくっつきやすくなっているので、手早くしましょう。
アイスはチューロスの大きさの丸形があれば、それを使ってください。手早く均一の厚さになり、挟みやすいのでおすすめです。もちろん、スプーンですくって挟んでもOKです。

仕上げに粉糖を振ると、一気に映えるビジュアルに変身します。
パフェ

パフェのトッピングにも、チューロスは活躍。アイスやクリームを付けながら食べてください。いろんな組み合わせを一度に味わえていいですよ♪

チューロスにりんごの組み合わせが、意外にもおいしいので試してみて。油のコクがあるチューロスと食べると、アップルパイやりんごドーナッツのような味わいに。揚げたてアツアツのチューロスに、煮たりんごとアイスを添えて食べるのもいいですね!
まとめ
手軽におうちで揚げたてを味わえる、業務スーパーの冷凍チューロス。サクサクもっちりでおいしく、500gも入って118円という驚きのコスパのよさ。油で揚げるのが一番おいしいですが、ちょっと面倒なときには、グリルやオーブンでも仕上げることが可能。上手に調理するポイントを押さえて、いろいろな味わい方で楽しんでください。