業務スーパーのクリームチーズが大活躍! おつまみ&スイーツレシピ
安いけれど大容量過ぎて手を出しにくい、業務スーパーのクリームチーズ。実はスイーツ作り以外にも、おつまみなどでも使える食材です。活用方法を知ればもっと身近な食材として大活躍します。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
業務スーパーで買い物をする際、量が多すぎることが気になっている人もいるのではないでしょうか? また味が好みであるかも重要ですよね。
でも、おいしく、使い方の幅がある商品なら、大容量でも最後までおいしく食べ切るのもあっという間。リピートもするのではないでしょうか。
業務スーパーのクリームチーズはまさにそんな商品。使い方がわかると、とっても便利でおいしい食材なんですよ♪
業務スーパー「クリームチーズ」
業務スーパーで取り扱われているクリームチーズは複数ありますが、今回はコスパの良いアメリカ直輸入のこちらの商品をご紹介します。
■原材料名:クリーム、乳、食塩/安定剤(増粘多糖類)
■内容量:1.36kg
■保存方法:7℃以下で保存してください
■栄養成分表紙(推定値)100g当たり
エネルギー:337kcal、たんぱく質:5.4g、脂質:33.3g、炭水化物:5.5g、食塩相当量:0.9g
原材料はとても少なくシンプルな材料で作られていて、添加物は最小限といった印象です。注目すべきは容量! 一般的に使いきれる? と思ってしまっても仕方がない1kgを大幅に超える1.36kgというビッグサイズ。国内メーカーのクリームチーズの多くは200gのサイズが多いので、6.8個分に相当します。
箱を開けるとド~ンとクリームチーズの塊が! 箱のまんまのサイズです。
点線が5本。6等分しやすいようにプリントされています。約227gの目安となります。日本では200gが多いですが、アメリカは規格サイズが違うんですね。店舗によってはこのサイズの小さい箱も販売しているようです。
私はカットするときはこの点線を目安にして使いたい量をフィルムごとカット。クリームチーズは柔らかいので、このままカットしたほうが崩れにくく、不要に触れずに済みます。
業務スーパー「クリームチーズ」の味
日本メーカーのものとはちょっと味が違うとの声もありますが、こちらのクリームチーズはしっかり目に塩味の効いたクリームチーズという印象。クリーミーさやコクはあっておいしいですが、このまま単品で塊を食べるにはしょっぱさが強い気がします。
パンなどに塗るときはたっぷり塗らなくても存在感のある味ですので、お得かもしれません(笑)。個人的にはほかの食材と合わせて食べるとちょうど良くて好きです。
クリームチーズはそのまま食べることも、加熱して食べることもできます。同じクリームチーズでも味や印象はがらりと変わるので、変化を楽しめますよ♪ スライスしたり、つぶしたり、クリームにしたり、混ぜこんだり、溶かしたりとさまざまな形に変えて活用できるのも大きな魅力です。
業務スーパー「クリームチーズ」の保存方法
開封すると空気に触れるところから乾燥したり傷んだりします。切り口にはしっかりラップをかけて冷蔵庫に保管し、早めに使うようにします。
こんなにたくさんの量を数日~1週間程度で食べ切るなんて無理! と思ったら冷凍保存にしてみて。使いやすい量でカットしてラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。1カ月程度保存できます。冷凍したクリームチーズを使用したいときは、冷蔵庫に入れてゆっくり自然解凍すること。電子レンジや常温で解凍を急ぐと水分が分離してしまい、食感がポロポロになってしまうこともあります。また、一度冷凍したクリームチーズは、加熱する料理に使うようにしましょう。
おつまみ系クリームチーズレシピ
塩味の効いているクリームチーズはそのまま食べたり、クリームやソースに使ったりすればおつまみやおかずに活用できます。生クリームとチーズの間のような感覚で使うといいですよ♪
さつま芋ときゅうりのクリームチーズサラダ
ちょっとリッチな口当たりのサラダです。さつま芋とクリームチーズがボリュームのある食材なので、少量でも満足感があります。
【材料 2~3人分】
・さつま芋…1本(中サイズ)
・クリームチーズ…100g
・きゅうり…1/2本
・マヨネーズ…大さじ3
・塩、コショウ…適量
【作り方】
①さつま芋、きゅうり、クリームチーズは大きさを揃えるようにしてサイコロ状に切る。
②さつま芋を茹でる(または電子レンジで加熱)。
③すべてを和える。
シトラスチーズディップ乗せクラッカー
フィンガーフードの代表、ディップを塗ったクラッカー。クリームチーズはクラッカーによく合います。いろいろなディップにすることができますが、特に相性のよい爽やかなシトラス系のジャムを混ぜこんでみました。
【材料】
・クリームチーズ…50g
・ジャム(ミカンやマーマレードなど)…大さじ1
・クラッカー…適量
・レモンタイム…お好みで
クリームチーズを室温に戻してジャムと混ぜるだけ♪ レモンタイムは仕上げに乗せてください。彩りとしてだけでなく、レモンに似た香りがするのでぴったりです。
クリームチーズのおかか和え
もう一品欲しいときにすぐできるおつまみです。一見豆腐のようですが、食べてみるとクリーミー。ネギの香りと良く合うので一緒に食べてみて。
【材料 2~3人分】
・クリームチーズ…100g
・かつお節…3g
・醤油…小さじ1
・細ネギ…1/2本
・ごま…小さじ1
・ごま油…小さじ1/2
【作り方】
①クリームチーズをサイコロ状にカット。
②かつお節、醤油、ごまを加えて和える。
③小口切りにした細ネギを乗せ、ごま油を回しかける。
クリームチーズ春巻き
パリパリに揚げた皮とクリーミーなおいしさが楽しめる春巻き。スイーツのような味わいですが、おやつとしてだけでなく、おつまみやおかずとしても活躍します。
【材料】
・黒豆…適量
・クリームチーズ…適量
・春巻きの皮…適量
・揚げ油…適量
・小麦粉…適量
・水…適量
こちらの分量は適当で大丈夫です。1本で黒豆4~5粒、クリームチーズは10g程度で作りましたが、もっと増量してもいいですし、細くスティック春巻きにしてもいいですよね。
【作り方】
①春巻きの皮に、クリームチーズと黒豆を並べて乗せ、手前、左右を折り曲げてクルクル巻き、水で溶いた小麦粉を端に塗って貼る。
②冷凍庫でしばらく冷やす。
③油でからりと揚げる。
巻いてからしばらく冷凍庫で冷やすと、皮がふやけたりしないでパリッと揚げやすくなるのでオススメです。事前に作っておいて冷凍保存し、食べる直前に揚げることができます。
クリームチーズ春巻きはあんこやかぼちゃと合わせても◎。かぼちゃは固いので、あらかじめ加熱してから使います。クリームチーズと同じくらいにカットしても荒くマッシュにしてもOK!
トマトチーズクリーム ミートボール
クリームチーズを使った濃厚なソースです。ホワイトソースを作るよりも簡単なのに、リッチな味になりますよ。
【材料 4人分】
・クリームチーズ…50g
・冷凍肉団子…20個
・玉ねぎ…1/2個
・ベーコン…20g
・にんにく…1片
・牛乳…100ml
・ケチャップ…大さじ1
・油…小さじ1
・塩コショウ…適量
・パセリ…適量
今回は業務スーパーの冷凍肉団子を使用しています。
【作り方】
①みじん切りにしたにんにくと油をフライパンに入れて香りが出るまで炒め、細切りにしたベーコンと玉ねぎも加えて炒める。
②玉ねぎに火が通ったら、クリームチーズ、牛乳を加えて焦げないよう混ぜる。
③クリームチーズが溶けてとろみがついたらケチャップも加えて煮からめる。
④塩コショウで味を整え、刻んだパセリをふって完成。
たっぷりクリーミーなソースは、パスタとの相性も◎。さらに、お米とも意外に合うので、ドリアにしても美味しいです。
スイーツ系クリームチーズレシピ
クリームチーズはスイーツ作りに使うことも多い食材。濃厚なコクやクリーミーさで具材として入れたり、混ぜこんだりと人気です。
ベリーチーズ大福
ちょっと洋風なクリームチーズを餡にした大福です。ラズベリーとブルーベリーとの組み合わせが絶品のスイーツにアレンジしました。
【材料 2個分】
・お餅(50g)…1個
・クリームチーズ…50g
・砂糖…大1
・牛乳…30ml
・片栗粉…大2
・冷凍ラズベリー…2粒
・冷凍ブルーベリー…2粒
【作り方】
①クリームチーズを室温に戻して滑らかにし、砂糖半量を加えてよく混ぜる。
②ラップを広げて、クリームチーズの半分を乗せ、ラップを折り曲げて被せて平らにする(こうすると手に付かず伸ばしやすいのでオススメ)。
③ラップを広げてラズベリーとブルーベリーを乗せて、ラップを絞って丸く整え、冷蔵庫で待機。
④お餅は溶けやすいようにカットし、鍋に砂糖の残りと牛乳を一緒に入れ弱火で加熱。焦がさないようよく混ぜる。
⑤良く混ざったら片栗粉の上に広げ、2つに切り分け丸く伸ばし、冷蔵庫で待機していたチーズ餡を出して包む。
もっちりとした皮に、濃厚なクリームチーズの餡、ベリーの酸味で満足度の高いスイーツに♪
クリームチーズ入りスイートポテト
さつま芋はクリームチーズと相性の良い食材なので、スイートポテトの中に忍ばせてみました。キューブ型がなければ手で丸めて形成しても大丈夫です。
【材料 9個分】
・さつま芋…300~350g
・卵…1個
・砂糖…50g
・無塩バター…10g
・生クリーム…大さじ2
・クリームチーズ…2cm角9個分
・黒ごま…適量
・卵黄…適量
【作り方】
①さつま芋の皮をむいて3cm幅に切り、水に浸けてアク抜き。
②耐熱容器にさつま芋を入れてラップを被せ、電子レンジ600Wで4分加熱し、つぶす(まだ固い場合は加熱時間を追加)。
③砂糖、卵、無塩バター、生クリームを加えてよく混ぜる。
④アイストレイに8分目程度詰める。
⑤2cm角に切ったクリームチーズを押し込む。
⑥縁までしっかり残りを詰めて、溶いた卵黄をはけで塗り、黒ごまを散らす。
⑦200℃に予熱したオーブンで15~20分焼き色がつくまで焼く。
卵が入っているので焼くと多少膨らみますが、冷めると少し落ち着きます。ご家庭のオーブンにもよりますが、焼き色は均一にはつきにくいので途中で向きを変えたりしてください。
ひと口サイズに作ればお弁当に入れたり、おやつにもぴったり♪
チーズクリーム3種
チーズ生クリーム
ディップにしたり、ケーキにデコレーションしたり、いろいろ使えるクリームです。クリームチーズの酸味とコクが加わって、濃厚なのに爽やか。
【材料】
・生クリーム…200ml
・砂糖…30g
・クリームチーズ…100g
【作り方】
①クリームチーズを室温に戻し、クリーム状にする。
②生クリームと砂糖を混ぜて七分立てに泡立てる。
③生クリームとクリームチーズを混ぜる。
クリームチーズをしっかりと柔らかくクリーム状にすることが滑らかに作るコツです。
フルーツソースによく合うクリームです。スポンジケーキやパイなどと一緒に詰めてグラススイーツにしても◎。
クリームチーズの割合を増やすと、しっかり固めのクリームになります。絞った形がきれいにキープできるのでデコレーションしやすいクリームになります。
木苺のチーズクリーム
甘酸っぱいラズベリーは、味を引き締めてフルーティーにしてくれます。少量入れても鮮やかな色になるので、食紅などを使わなくてもこんなにきれい。クリームチーズを加えることでコクと酸味がプラスされ、おいしさもUP!
【材料】
・生クリーム…200ml
・クリームチーズ…80g
・ラズベリーピューレ…大さじ4
・砂糖…大さじ4
【作り方】
①ラズベリーピューレを作る。ピューレになっている市販品でも可。入手できるのは専門店となるので、今回は一般スーパーでも販売されている冷凍ラズベリーを使用。解凍してつぶして濾す。
②生クリームに砂糖を加えて七分立てにする。
③室温にして柔らかくしたクリームチーズを加えて混ぜ、ラズベリーピューレも加えて混ぜる。
④絞り出しやすい固さになったら完成。
見た目にもかわいいピンクのクリームになります。カップケーキに絞っただけでもかわいくなるのでおすすめ。
かぼちゃチーズクリーム
スイーツによく使われるかぼちゃもクリームチーズと相性のいい食材。栄養面でも優れています。
【材料】
・かぼちゃ…200g
・砂糖…50g
・クリームチーズ…100g
・生クリーム…大さじ3
【作り方】
①クリームチーズを室温に戻し、滑らかなクリーム状にする。
②かぼちゃをラップで包んで電子レンジ600wで4分加熱し、柔らかくなったらスプーンで実の部分を取る。
③砂糖、クリームチーズ、生クリームを加えて滑らかになるまでよく混ぜる。
しっかりしたクリームなので絞り出しもきれいに出ます。ケーキなどに塗るにはちょっと固めなので固さは生クリームの量で調整してください。
チーズケーキ3種
レアチーズケーキ
【材料 4人分】
(チーズケーキ)
・クリームチーズ…200g
・生クリーム…200ml
・無糖ヨーグルト…150ml
・砂糖…60g
・ゼラチン…5g
・水…30ml
・バニラエッセンス…少量
・レモン汁…大さじ1~2
・ビスケット…50g
・無塩バター…35g
(デコレーション)
・苺…12粒程度
・チョコレート…適量
・ミントの葉…お好みで
【作り方】
①ビスケットを砕き、溶かした無塩バターを混ぜて容器の底にしっかりと敷き詰め冷蔵庫で冷やしておく。
②クリームチーズを室温に戻し、クリーム状にして、砂糖を加えてよく混ぜる。
③無糖ヨーグルトを加えてよく混ぜる。
④水にゼラチンを入れ、電子レンジでラップなしで10秒ごとに加熱して溶かしておく。溶かしたゼラチンを加えてよく混ぜる。レモン汁、バニラエッセンスも混ぜる。
⑤生クリームを七分立てにし(緩くとろみがあるくらいまで泡立てる)、加えてよく混ぜる。
⑥苺を上の飾り用に4粒をヘタごと半分にカット。残りはヘタを取って縦に3枚にカットし、断面を容器の側面に張りつける。
⑦チーズケーキの生地を静かに流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
固まってから仕上げのデコレーションをします。チョコレートは溶かして小さな絞り袋(コルネ)に入れ、丸いフォルムになるように適当に透かし模様のチョコレートを作り、冷やし固めています。
ベイクドチーズケーキ
しっかり濃厚なベイクドチーズケーキ。キャラメルナッツを乗せて香ばしさをプラスしました。
【材料 4個分】
・クリームチーズ…100g
・グラニュー糖…30g
・生クリーム…100g
・薄力粉…大さじ1
・卵…1個
・レモン汁…大さじ1
・ビスケット…50g
・無塩バター…35g
(キャラメルナッツ)
・ミックスナッツ…40g
・グラニュー糖…大さじ2
・水…大さじ1
・無塩バター…5g
【下準備】
ビスケットを細かく砕き、溶かした無塩バターと混ぜ合わせ、耐熱容器の底に敷き詰める(ビスケットの袋を開封する前に、袋の上から砕くとある程度細かくなります)。
【キャラメルナッツの作り方】
①フライパンに水とグラニュー糖を入れて強火で加熱。
②茶色くなったら無塩バターを加えて混ぜる。
③ミックスナッツも加えて素早く絡める。
キャラメル状にする間はスプーンで混ぜたりしないようにしてください。冷めると固くなるので、素早く絡めてオーブンペーパーの上に広げて、くっつかないように離して冷ましましょう。
【ベイクドチーズケーキの作り方】
①ボウルにクリームチーズ(固い場合は電子レンジで30~40秒ほど加熱して柔らかくして使用)、グラニュー糖を入れてよく混ぜる。
②卵と生クリームを加えてよく混ぜる。
③薄力粉をふるい入れて軽く混ぜ、レモン汁も加えてよく混ぜる。
④ビスケットを敷き詰めた器に注ぎ、170℃に予熱したオーブンで30~40分焼く。
焼き立ては膨らんでいますが冷めるとしぼんでしっかりします。冷めたらキャラメルナッツを乗せて完成です。
チーズテリーヌ
焼いてずっしりと固めで濃厚な味わいのベイクドチーズケーキに比べ、低めの温度でじっくり焼いたチーズテリーヌはふわっとしつつもしっとり濃厚です。同じチーズケーキでも口当たりや味わいが変わるのが面白いですね。
【材料 パウンド型1本分】
・クリームチーズ…200g
・生クリーム…200ml
・卵…2個
・砂糖…80g
・薄力粉…大さじ2
・レモン汁…大さじ1
【作り方】
①クリームチーズを室温に戻して柔らかくし、他の材料とよく混ぜる。
②オーブンペーパーを敷いたパウンド型に流し入れパウンド型よりも大きな耐熱容器に入れる。
③パウンド型の高さの半分程度まで熱湯を注ぎ入れる。
④160℃に予熱したオーブンで60分焼く。
⑤冷めてから冷蔵庫に入れて一晩寝かせる。
必ず熱湯を使ってください。焼き立ては膨らんでいますが、冷めるとともにしぼんでしっかりします。
一晩寝かせたらこんなにしっとりときめ細やか。材料をいっぺんに混ぜて湯煎焼きするだけなのでとっても簡単です。
まとめ
業務用スーパーのクリームチーズは塩味の効いたクリーミーな味です。大容量ですがコスパの良さはかなりのもの。もしすぐに使いきれないようなら冷凍保存もできます。クリームチーズは生クリームとチーズの間のような食材と思って使うと、用途が広がります。今までスイーツ作りにしか使ったことがない方は、ぜひおつまみやおかず作りでも活用してみてください。