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2021年01月25日 18:45 更新

【〇×形式で考える】夫・妻のほめ方、どっちが正解?『不機嫌な妻 無関心な夫』Vol.6

50万部超えの人気シリーズ『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー)の著者である五百田達成さんの最新書籍から、夫婦のコミュニケーション不全を解決するヒントを紹介する短期集中連載。6回目の今回は「ほめ方」のコツをお届けします。

今回のお題:ほめ方

人はいくつになっても誰かからほめられるのは嬉しいもの。夫婦間でも、 「ほめポイント」を見つけてどんどんほめていきたいものです。むしろ、他の人はさておき、時間と住居を共にするパートナーに対してこそ、ほめるべき。

ほめるには、まずは相手をしっかり「見る」こと、関心を払うことが欠かせません。ところが人は案外、人のことをきちんと見ていません。いつも一緒にいる夫婦ともなればなおさらです。一応視界には入っていても、意識は別のところに向いていたりします。

相手をしっかり見ると、相手の変化に気づくことができます。その変化した部分こそが「ほめポイント」になります。

(髪型の変化に気づいた)「あ、髪型変えたね。いいねー」
(新しい洋服に気づいた)「あ、その洋服買ったんだ。似合う、似合う」

という具合。
ここは「髪型変えたね」 「洋服買ったんだ」などの変化の指摘だけで終わらせず、その後の「ポジティブな褒め言葉」までしっかり付け加えるのがポイント 。
相手は純粋にほめられて嬉しいし、さらに「自分のことをしっかり見てくれている」という嬉しさも加わります。

ほめるは上から目線の 「評価」 になってしまう場合も

いっぽう「ほめる」には、注意も必要です。
なぜなら「ほめる」行為は、ときに上から目線の「評価」となる場合もあるから。

「おっ、今日の料理、うまくできてるじゃん」
「今日の服装、まあまあオシャレだね」
「あれ? 意外と片付いてる」

どうでしょう? 言われたほうのイラッとした顔が浮かびませんか?
「ほめる」というのは基本、 「上の立場の者」がする行為です。たとえば職場の先輩が後輩をほめることはよくあっても、後輩が先輩をほめることはあまりありませんよね。言った側にそんな気はなくても、 「ほめ」には、 「上から目線」がにじみかねないのです。

大前提として夫婦に上下関係はなく、いつだって対等であるべき。そう考えると、「上から目線の評価」に聞こえる発言は、極力避けるべきです。「そんなつもりじゃなかった」では済みません。「相手の受け取り方がすべて」なのがコミュニケーションの難しさです。

たしかに後輩が先輩をほめる場面もありますが、「すごいっすねー!」「さすがですねー!」「かっこいいっすねー」といった素直な感想が多いはずですよね。となれば、夫婦間でもぜひこれを採用したいもの。

「わ、今日の料理おいしい!」
「オシャレー! いい! いい!」
「ピカピカ!」

「がんばってほめよう」として、難しい言葉を並べるとかえって上から目線ぽくなります。「ほめるときには素直で単純でシンプルな言葉」と決めてしまったほうが、あれこれ考えなくていいのでラクでしょう。そのほうがお互いWin‐Winです。

ポイント



感想なら 「上から目線」 にならない

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●基本のルール
●家事・育児の分担
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●日常生活の過ごし方

の4項目の会話についてまとめています。

(文:五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫』(ディスカヴァー)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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