共働き夫婦
2021年01月18日 16:40 更新
【〇×形式で考える】役割分担の仕方、どっちが正解?『不機嫌な妻 無関心な夫』Vol.4
「夫・妻にイライラする」「家事・育児は自分ばかり」と感じている人、必見! 50万部超えの人気シリーズ『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』(ともにディスカヴァー)の著者である五百田達成さんの最新書籍から、夫婦のコミュニケーション不全を解決するヒントを、短期集中連載でご紹介します!
今回のお題:役割分担
「名もなきもの」を含めると、家事・育児は山ほどある―。
それは家族のなかの誰か一人が引き受けるには無理がある―。
だからできるだけ可視化して分担したほうがよさそうである―。
このような家事・育児の実情が、ようやく社会に認知されはじめてきました。
これまでの日本での家事・育児の担当者は主に妻。それが少しずつ夫側にもシフトされ、状況はかつてと変わりつつあります。
とはいえ、まだ過渡期であり発展途上。
実際、「いやいや、うちの夫は何もしない」「うちはとっくに可視化アプリを使って、夫婦平等に分担している」「うちは妻のほうが苦手」など、さまざまな夫婦の形があります。夫婦にとって家事・育児はどのようにあるべきなのでしょうか?
理想論かもしれませんが、原則は「すべてふたりで責任を持つ」でしょう。
夫と妻のどちらかが責任を持ち、担当を外れたほうは担当者に任せっきりにする。「他人事」 「他者の業務」のように考える。これはナシです。
なぜなら夫婦は、対等なシェアハウス仲間だからです。
実際のシェアハウスでは、キッチンやお風呂、トイレ、玄関など共有部分の掃除分担が決まっています。 「家にいる時間がほとんどないので、お風呂とトイレ掃除は免除させてください」「掃除が苦手なので掃除分担から外してください」という要望が通る見込みはゼロに近い。
夫婦も基本はこれと同じで、大人同士が共に同じ家で生活し、ふたりの子どもを育てる以上、そこで発生する家事・育児は両方が責任を持ち、協力し合うべき。
そのためには、妻も夫も、すべてのことについて最低限はできるようにしておくのも大切です。
これは「誰でも字の読み書きができたほうがいい」のと同じレベルのこと。上手に書けたり読めたりしなくても、最低限の読み書きの知識があれば生きていく力になるし、ときには他の人を助ける力にもなります。「できません、わかりません」では、いざというとき頼りにならなさすぎます。
それは家族のなかの誰か一人が引き受けるには無理がある―。
だからできるだけ可視化して分担したほうがよさそうである―。
このような家事・育児の実情が、ようやく社会に認知されはじめてきました。
これまでの日本での家事・育児の担当者は主に妻。それが少しずつ夫側にもシフトされ、状況はかつてと変わりつつあります。
とはいえ、まだ過渡期であり発展途上。
実際、「いやいや、うちの夫は何もしない」「うちはとっくに可視化アプリを使って、夫婦平等に分担している」「うちは妻のほうが苦手」など、さまざまな夫婦の形があります。夫婦にとって家事・育児はどのようにあるべきなのでしょうか?
理想論かもしれませんが、原則は「すべてふたりで責任を持つ」でしょう。
夫と妻のどちらかが責任を持ち、担当を外れたほうは担当者に任せっきりにする。「他人事」 「他者の業務」のように考える。これはナシです。
なぜなら夫婦は、対等なシェアハウス仲間だからです。
実際のシェアハウスでは、キッチンやお風呂、トイレ、玄関など共有部分の掃除分担が決まっています。 「家にいる時間がほとんどないので、お風呂とトイレ掃除は免除させてください」「掃除が苦手なので掃除分担から外してください」という要望が通る見込みはゼロに近い。
夫婦も基本はこれと同じで、大人同士が共に同じ家で生活し、ふたりの子どもを育てる以上、そこで発生する家事・育児は両方が責任を持ち、協力し合うべき。
そのためには、妻も夫も、すべてのことについて最低限はできるようにしておくのも大切です。
これは「誰でも字の読み書きができたほうがいい」のと同じレベルのこと。上手に書けたり読めたりしなくても、最低限の読み書きの知識があれば生きていく力になるし、ときには他の人を助ける力にもなります。「できません、わかりません」では、いざというとき頼りにならなさすぎます。
どのようなルールを作るのかは自分たち次第
いや、そうはいっても、現実には毎日帰宅が遅くて家事をやる時間がない。その分、自分は仕事をして稼いでいるんだし……。
わかります。状況や事情、考え方は夫婦によってそれぞれです。問題はそれを夫婦で話し合えているか。
現実的に家事・育児をどのように分担していくのか、 「稼ぎ担当」と「家事担当」をどれぐらい分業するのかなどを、夫婦でいちいち話し合って決めていく必要があります。
お互いが育ってきた環境、世の中の風潮などいろいろなものに影響を受けるかもしれませんが、唯一考えるべきは夫婦ふたりが「自分たちはどうしたいか」です。話し合いさえすれば、その結果はどんな形になってもいいのです。
この「自分たち」というのがポイントで、 「どちらか一方は納得しているが、もう一方は我慢をしている」は、明らかに「不正解」。
一度決めたルールも頻繁に見直していきましょう。
わかります。状況や事情、考え方は夫婦によってそれぞれです。問題はそれを夫婦で話し合えているか。
現実的に家事・育児をどのように分担していくのか、 「稼ぎ担当」と「家事担当」をどれぐらい分業するのかなどを、夫婦でいちいち話し合って決めていく必要があります。
お互いが育ってきた環境、世の中の風潮などいろいろなものに影響を受けるかもしれませんが、唯一考えるべきは夫婦ふたりが「自分たちはどうしたいか」です。話し合いさえすれば、その結果はどんな形になってもいいのです。
この「自分たち」というのがポイントで、 「どちらか一方は納得しているが、もう一方は我慢をしている」は、明らかに「不正解」。
一度決めたルールも頻繁に見直していきましょう。
ポイント
分担はしても、 責任は共同
書籍『不機嫌な妻 無関心な夫』について
「夫婦間がなんとなくギスギスしている」、「話すことは子どものことばかり」など、夫婦間のコミュニケーションについてのお悩みを解決する1冊。夫婦の会話で気を付けたい50のルールを、○×形式で、わかりやすく紹介しています。書籍のなかでは、
●基本のルール
●家事・育児の分担
●時間とお金の使い方
●日常生活の過ごし方
の4項目の会話についてまとめています。
(文:五百田達成『不機嫌な妻 無関心な夫』(ディスカヴァー)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)