専門家が「やってよかった」と太鼓判! 洗面所をキレイに保つための2ステップ
洗面所は汚れやすくて掃除が面倒……そんなイメージがありませんか? ですが、手洗いや歯磨きをする場所なのでやっぱり雑菌が気になります。本当はいつもキレイな状態を保ちたい場所でもありますよね。今回は掃除がしやすい洗面所を作る2ステップをお伝えいたします。
こんにちは。整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
私は昔から水回りの掃除があまり得意ではなく、特に洗面所の掃除はいつも憂鬱に感じていました。しかし、少しずつ改善をしていった結果、今はかなり快適に生活ができるようになってきました。
そこで今回は、水回り掃除が大嫌いな私がたどり着いた「掃除をしやすい洗面所を作る2ステップ」をご紹介いたします。
【ステップ1】物を減らす
掃除がしやすい洗面所にするためには極力「物が出ていないこと」が大切です。
そのためにまず始めたことは、洗面台付近に物を置かずに済むように、物を減らすことでした。
まずは洗面所収納内に入っている物を全て出して、無駄な物が入っていないかをチェックします。もう何年も使っていないヘアピンや何本もあるヘアブラシや手鏡、ホテルでいただいた歯ブラシなど、明らかに"今"使っていない物を処分しました。
次に「いつか使おう」と取っておいた物の処分です。たとえば「旅行に行ったときに使おう」と溜め込んでいた試供品のシャンプーなどはお風呂場に持っていき、日常生活で使い切ることにしました。
最近はホテルのシャンプーの質が上がっているので、わざわざ自宅から持ち込まなくてもそこまで髪のダメージは気になりません。海外旅行などシャンプーの質が髪に合わなそうなときには、100円ショップで購入した小分け容器に普段使いのシャンプーを入れて持って行きます。
化粧水の試供品なども同様に日常生活で使い切り、もらったものを溜め込まないようにしています。旅行に行くときには、シャンプーなどと同じように100円ショップで購入した小分け容器に、今使っている化粧水を入れて持っていきます。
小分け容器を用意するだけで無限に増えていく試供品を手放すことができ、かつ旅先でも日常使いしている「肌に合う化粧水」を使うことができますよ。
また、使いかけの物があるのに次を開封することもやめました。以前は使いかけの化粧水や乳液を何本も持っていたのですが、かさばりますし、化粧品にも「消費期限」があるため、今はできるだけ少数精鋭を心がけています。
洗剤も同様に「ガラス専用」「床掃除用」「換気扇用」など細かい用途専用の物はやめて、家中の拭き掃除に使える中性洗剤などオールマイティな洗剤を選ぶようにし、本数を減らしました。
また、家族で暮らしているため「共有できる」ユニセックスなアイテムも増やしました。例えばヘアスプレーや化粧水。夫と共有して使うことで、スペースの節約になっています。
このように、ひとつひとつの物を吟味して物を減らし、極力収納内に持ち物が全て収まるように工夫しました。
【ステップ2】掃除しやすい環境を作る
洗面所内の無駄な物を取り除くことができたら、次は掃除のしやすい環境作りです。
まず大前提はあれこれと物を出さないこと! 洗面所は手洗いやうがいなどで水しぶきがよく飛ぶ場所でもあります。物を減らし、収納内に全て収めることで、水しぶきなどの汚れから物を守り、サッと拭くだけで掃除が完了する環境になりました。
次に意識したのが物を浮かせることです。
どうしても直置きだと、下に水が溜まってしまうことが多く、不衛生になりがち。そこで100円ショップのセリアで壁掛けフックを購入し、ハンドソープボトルを浮かせて収納しています。
また、歯ブラシ収納の中など、汚れやすい場所はトレイを利用しています。
歯ブラシはマグネットとマグネット補助プレートを使い浮かせて、コップもフックで引っ掛けて水切りをよくしています。トレイにはキッチンペーパーを敷いてたまに取り替えるだけ! トレイが汚れてきてもサッと洗うことができるので、簡単にキレイにすることができます。
最後に、掃除道具にもこだわりました。
例えば洗面所を掃除するスポンジ。ずっと洗面台に出しておくのもあまり気分が良くないですし、なんだか不衛生……。
そこで100円均一で購入したメラミンスポンジを包丁などで薄く切って常備しておき、汚れたスポンジは使い捨てにして利用しています。汚れがつきやすい排水口のゴミガードは、ダイソーで使い捨てできる物を用意して、汚れが酷くなってきたときには捨てて新しい物を使うことにしました。
また、洗面台付近の掃除に使うタオルも洗面台の引き出しの中に常備して、気がついた時にサッと使えるようにしています。
まとめ
このようにひとつひとつ改善していくことで、今ではかなり掃除がしやすい洗面台になりました。汚れやすくて、かつ掃除が苦手な場所だからこそ簡単に掃除ができるシステムにすることが大切ですね!
皆様の参考になれば幸いです。整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。