小倉優子さん「44キロになると顔がコケちゃう」産前産後の体重と体型維持の悩み語る
3人の男の子を育てるタレントの小倉優子さんが、産前産後の体重について率直に明かして話題になっています。小倉さんは7月1日、自身のYouTubeチャンネルに、お友達で3歳児のママ・相沢まきさんとのコラボ動画を公開。「産前、産後の体重初公開!太らない秘訣は?」と題して、体のことを語りました。
小倉優子さん流の産後ダイエットとは
2012年6月に第一子を出産し、2016年11月に第二子、2020年7月に第三子を産んでいる小倉優子さん。動画では「妊娠中、1人目が14~16kg、2人目は8kg、3人目は12kgくらい体重が増えた」と言い、産前と現在の体重も明かしています。
「妊娠前は44kgだったんですね。今45~46kgなので、プラス。だけど、今44キロ台に突入しちゃうと、顔とかコケちゃうし、このへん(首のライン)もギスギスしちゃう。今はこれくらいでいいかな」
「授乳中は絶対に戻らない体質。食欲がすごくて。授乳を止めると食欲も普通になって、ストーンって(体重が落ちる)」
所属事務所のプロフィールにある小倉さんの公称身長は162cmなので、40kg台は痩せすぎですが、無理なダイエットをしているわけではないと言います。気を付けていることは食事のとりかただそう。小倉さんにとって一日に摂取するちょうどいい食事量というものがあり、体重を落としたいときは食事量を減らさずに食事の時間を変えるのが彼女流のダイエット方法なのだそうです。
また、ほとんど運動をしていないそうで、「今はまだヨガやストレッチをする気力もない」という小倉さん。夫と別居中であると公表しており、0歳児を含む三兄弟を1人で育てているのですから、大忙しであることは想像に難くありません。ただ、「抱っこ紐で肩がバキバキ」だそうで、「もうちょっと子どもが大きくなったらストレッチとかヨガを始めたい」と話していました。
ゆうこりんママを守るカッコイイ三兄弟の姿!
写真つきで普段の食事とダイエット方法を説明する小倉優子さん
美味しそう~ゆうこりんの「マグロの漬け丼」献立!
産後ダイエットは無理しないで
妊娠中に体重が増えるのは自然なこと。妊娠によって増える体重のおおよその内訳は、下記のとおりです [*1]。
・胎児 25~30%
・胎盤 5%
・子宮 7~8%
・羊水 6~7%
・母体の血液量 12~15%
・血管外の水分量 9~12%
・体脂肪 25~40%
・乳房 3~4%
出産とともに体外に出る胎児や羊水、胎盤などを合わせた重さは、約4kg程度です。ほかに妊娠中に増えた血液や体内の水分、発達した乳腺や脂肪などは、産後時間をかけて元に戻っていきます。また、体重だけでなく、妊娠によって大きくなったおなかも、出産直後にすぐ元通りになるわけではありません。子宮は約6週間かけて元の大きさに戻っていくのです。
この子宮が元の大きさに戻るために収縮し、体が妊娠前の状態に回復していく期間を「産褥期」と言い、産後6~8週までを指します。出産は体に大きなダメージを与えますから、ママは休養を最優先にし、十分に痛みや疲れを取るようにしてください。
もし「もう元気だしダイエットのために運動をしたい」と思っても、少なくとも悪露が落ち着き、産後の1ヶ月健診を受けるまでは無理をしないように。悪露がおさまっていて、1ヶ月健診で医師のチェックを受けて問題がなければ、体調に合わせて徐々にストレッチや全身を動かす体操をしてもいいでしょう。それでも、急に激しい運動はしないように気を付けてください。
また、減量のために食事量を減らしたくなる人もいるとは思いますが、産後の回復のためにはバランスの良い食事が必要です。食事を極端に減らすダイエット方法は、栄養が偏るためおすすめできません。特に授乳している人は注意しましょう。
ママ自身の健康のためにも産後に無理なダイエットは禁物です。動物性食品と植物性食品をバランスよく食べ、健康に過ごすようにしてくださいね。
[*1]メジカルビュー社「講義録 産科婦人科学」p.309