第一子妊娠の 筧美和子さん「2ヶ月続いた地獄のつわり」妊婦生活で学んだ“無理をしない生活”とは?
第一子を妊娠中の俳優・筧美和子さんが、新たに自身のYouTubeでポッドキャスト配信をスタート。妊娠で直面した体調面・精神面の変化について率直に語りました。
■実姉、義妹も妊娠で「出産ラッシュ」
筧美和子さんは昨年3月に一般男性との結婚を発表。先月、第一子の妊娠を明かしました。
かねてよりラジオやポッドキャストを聞くのが大好きだという筧さん。自らが出演する場面でも、ラジオでは自然体の表現ができ、「そこで知ってくれた方々は“パブリックイメージの筧美和子”というより“近所の子”みたいに応援してくれる感じがある」といい、その距離感が心地良いそう。そんな素の自分でちゃんと話せる場所がほしいと思い、ポッドキャストを始めたと説明しました。
最近の体調について「服によってはあまりわからないときもあるんですけど、けっこうお腹出てきました」「この週数にしては大きいって言われる」と、ニットの上からでもはっきりわかるほど大きく丸くなったお腹を披露。お腹の赤ちゃんは順調に育っているようです。
前の晩にお風呂に入りながら振り返ってみたところ、妊娠をしてから「無理をしないことのトレーニング」をしていると感じた、と筧さん。
今までは体調がちょっと悪くても「まあいけるっしょ」「自分が頑張ればいいか」と思って仕事や人間関係で無理をすることがあったものの、「でも妊娠中にそれをやっちゃうと異変が起きたり、後々に影響したりすることがあるから」「“ここは無理しちゃいけない”“これは頼っていい”を一つずつ判断しないといけない」と実感。人に甘えることに抵抗があったのが、日常の些細なことでも「勇気をもって1個ずつ頼む」ことを学んだといいます。
筧さんの場合、つわりで「2ヶ月間くらい地獄」の時期もあったといい、「気持ち悪いし、気持ち悪さに引っ張られてどんどん気も滅入るんですよね。終わりのない二日酔いみたいな感じ(笑)」。最初は二日酔いのテンションで「水分取って寝たら治るでしょ」と捉えていましたが、「寝ても治ってない、もっと気持ち悪くなってるとか。寝る前と起きた直後、横になってると気持ち悪い」と、これまで味わったことのない不調だったそうです。
食べると少しマシになるので、ベッドの横にちょこちょこ食べられるものを置いていましたが、食べられるものも春雨サラダなどさっぱりしたもの限定に。フライドポテトなど脂っこいものをとりわけ欲する時期はなかった一方で、つわりが落ち着いてきたころに、カレーや焼きそば、オムライスなど「すごいわんぱくなものを食べたくなった」時期が訪れたと明かしました。
つわりがしんどい時期はYouTubeで「つわり 妊娠初期」などのキーワードを検索し、自分よりもつらそうなのに情報を記録してくれている人がいることに励まされたそう。また、実姉がほぼ同じタイミングで出産を予定しており、義妹もつい最近赤ちゃんを出産という家族内出産ラッシュとなっていて、妊娠していて、家族ぐるみで情報交換できることにすごく救われているといいます。
また、もともとお酒が大好きな筧さん、妊娠前は「絶対飲みたくなるタイプだろう」と思っていたのが、「つわりの打撃でもう全然お酒いらないってなった」と、飲みたい気持ちがパタッと消えたことを告白。「たぶん身体が今、気持ちよく飲めないってわかってるから」と話し、無事に出産を終えることができたら乾杯したいと笑いました。
■ホルモンの影響で起こる「つわり」
つわりは人それぞれで症状や程度が大きく違いますが、つわりの代表的な症状とされるのが、「吐き気やおう吐などの消化器症状」。妊娠によって変化したホルモンバランスの影響で脳の「おう吐中枢」が刺激され、「中枢性おう吐」を起こすというのが、つわりが起こるメカニズムのひとつと言われています。
一般的につわりの症状が悪化する時期と分泌増のピークが重なることが多い「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンの影響が指摘されていますが、ほかにも妊娠によって分泌量が変化する「甲状腺ホルモン」や女性ホルモンの「エストロゲン」なども、つわりの発症に関係していると見られています。
また、妊娠中は女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌量も増えていきますが、このホルモンの作用で胃や腸といった消化器を動かしている平滑筋がゆるみ機能が低下することで、吐き気やおう吐を起こすこともあります。急速に大きくなる子宮に消化管が圧迫されることも、消化器症状の悪化につながります。
つわりは妊婦さん全員に起こるというわけではなく、症状がみられるのは妊婦さんの約50~80%で「経産婦より初産婦に起こることが多い」と言われています。一方、いったんつわりが起こると経産婦の方が重症化しやすいという見方も。
重症化して治療が必要になると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態になり、これはすべての妊婦さんのうち約0.5〜2%に起きている病気です。妊娠悪阻と診断されると、脱水や栄養状態、体重が回復するまで、基本的に入院治療を受けることになります。
参考文献:
「病気がみえるvol.10 産科」(メディックメディア),p86,87
日産婦誌50巻6号 妊娠悪阻にまつわる諸問題
産婦人科診療ガイドライン―産科編2020,p108
参照:
【医師監修】つわりがひどい人って体質なの? つわりが重くなるタイプの特徴と軽減法
(マイナビ子育て編集部)
