焼くだけで新食感♪ 子どもと一緒に作れるマシュマロクッキー
マシュマロを低温でじっくり焼いたマシュマロクッキーは、びっくりするほど簡単で、サクサク&シュワッと軽い食感。子どもと一緒にデコレーションして、焼き上がりの変化も楽しんでください。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
「子どもと一緒におやつ作り」は憧れるけれど、現実はなかなかハードルが高いもの。子どもにとっては楽しいイベントのような時間でも、準備をして、片づけて、危なくないように注意を払いつつ教えながら作るのは、とても集中力と労力が要りますよね。もっと気軽に、失敗なく作れるようなおやつがあったら、気負わずにできるのに! って思ったことはありませんか?
今回ご紹介するのは、普段お菓子作りをほとんどしない方でも、簡単に作れるクッキーです。クッキーの基本材料は、なんとマシュマロのみ! マシュマロは卵白と砂糖とゼラチンでできているので、焼くとメレンゲクッキーのようになるんです。クッキー生地を混ぜたりする作業はありませんが、トッピングを乗せたり、デコレーションをしたりして親子で作るのを楽しめます♪
基本のナッツマシュマロクッキー
マシュマロはナッツとの相性がよく、ほかのトッピングに代えてアレンジする場合にも基本となる作り方です。アーモンドを使ったレシピが多いですが、カシューナッツ、クルミ、マカダミアナッツなども美味しいです。
作り方
① オーブンは120℃に予熱。オーブンバットにオーブンペーパーを敷いて、マシュマロを並べて15分焼く。
マシュマロは膨らむので、間隔をあけて並べましょう。マシュマロの形によって横に置いたり、立てて置いたりしてみてください。きれいな丸い形に焼き上げたい場合は、大きいサイズのマシュマロを半分にカットして作ると、比較的まん丸のきれいな形に仕上がります。
② いったん出してナッツを乗せる。
ぷっくりと膨らんだマシュマロに、押し込むようにナッツをトッピングします。既にマシュマロは熱くなっているので、火傷しないように気をつけましょう。
③ オーブンは120℃のまま、さらに40~45分焼く。
じっくりと焼き上げると、表面は硬さも出て少し茶色く色づく感じ。
焼き上がったばかりはまだ完全に硬くはなく、触るとべたつくかも。冷めると軽く、硬くなります。
味
冷めて硬くなったマシュマロクッキーは、サクサクっとした食感で、口の中でシュワ~ッと溶けていきます。まさにメレンゲクッキー。マシュマロのふわっとした柔らかさとは、もうはや全くの別物。驚きの変身ぶりが子どもにとって面白く、この変化を観察するだけでも楽しめそうです。
焼いて甘みも凝縮し、マシュマロとして食べるときよりも甘く感じる気がします。ナッツの香ばしさが甘さを中和して、よりおいしく感じさせてくれます。
マシュマロクッキー応用編
マシュマロクッキー自体は低温でじっくり焼くだけ。トッピングを変えたりしてアレンジすると、また違う味わいや、作る楽しさがあるので、試してみてください。
フレーバー マシュマロクッキー
マシュマロにもいろいろな味がありますよね。中にチョコやゼリーが入ったマシュマロを使ってクッキーにすると、さまざまなフレーバーのマシュマロクッキーになります。
この味つきのマシュマロを焼くと、飴つきのマシュマロクッキーになります。作り方はただ焼くだけなのですが、通常のマシュマロクッキーとはまた違う味がいろいろと楽しめます。
途中でナッツを乗せず、120℃に予熱したオーブンで1時間ほど焼くだけ。中のゼリーが溶けて出てきますが、焼かれていくうちに飴状になって固まります。見た目だけではどのフレーバーになったのかわかりませんが、香りや味でわかります。どのマシュマロを使ったものなのか当てっこしても楽しいです。
動物マシュマロクッキー
ナッツやチョコなどを使って動物に。子どもウケするかわいいマシュマロクッキーです。一緒にかわいい動物を作ってみてください。
マシュマロクッキーの焼き方は、基本の作り方と同じです。目や口は冷めてからチョコペンで描いて仕上げます。
■いぬ……アーモンド2個(耳)、ピスタチオ1/2個(鼻)
■ゾウ……プレッツェル2個(耳)、カシューナッツ1個(鼻)
■うさぎ……カシューナッツ2個(耳)、チョコチップ1個(鼻)
ナッツの形や市販のお菓子などを活用して動物のパーツをつけます。マシュマロにくっつくように、押し込んで少し埋めるようにして焼き上げると外れません。
モザイク マシュマロクッキー
きれいな石を埋め込んだようなモザイク模様をつけたマシュマロクッキーです。市販のチョコ菓子で作りましたが、きれいな色やかたち、焼いても大丈夫なものならOK! ドライフルーツなんかもいいですね。
マシュマロは膨らんでくるので、トッピングするときにはぎゅ~っと押し込んでください。
チョコサンド マシュマロクッキー
サクッ・シュワッな食感は少しマカロンに似ています。バタークリームやチョコなどのフィリングを挟んでサンドクッキーにするとリッチなスイーツに。
マシュマロはトッピングなしで120℃で約1時間焼いて冷ましておきます。今回は白いマシュマロにぴったりのルビーチョコを溶かして絞り出して挟んでみました。これはもう間違いない組み合わせ♪
マシュマロクッキーの保管
マシュマロクッキーの美味しさはサクッと軽い食感。これをキープするためには湿気を吸わせないことが重要です。保管するときには乾燥剤と一緒に密閉できる容器に入れておくと安心。
しっかり乾燥焼きしたマシュマロクッキーは数週間保存できますが、湿気やニオイを吸いやすいものなので、暑い季節は密閉して冷蔵庫に入れ、1週間程度で食べ切るといいかもしれません。長期保存したい場合はフリーザーバッグに入れて冷凍保存も可能です。
密閉するなら蓋つきの缶やガラス瓶がおすすめです。ガラス瓶だと中も見えてかわいいので、このまま置いておいてもステキ。プレゼント用にしても見栄えします。
まとめ
失敗なく簡単に焼けるマシュマロクッキーは、普段お菓子作りをしない方や、子どもと一緒に作りやすいお菓子です。マシュマロを低温でじっくり焼くことで、サクサクした軽さや、くちどけのよい食感が生まれます。トッピング時には、すでに少し焼いて熱くなっているので、火傷をしないように気をつけ、マシュマロの変化やおいしさを楽しんでくださいね♪