
ポイントは5つだけ! 専門家が教える「生活感のない部屋の作り方」
インスタやブログで生活感がない部屋を見つけては、うっとり。同じように生活しているはずなのに、「なぜ我が家とはこうも違うのだろう」と思ったことはありませんか? スッキリと生活感のない部屋と、ごちゃごちゃした部屋との違いは、実はたった5つ。そのポイントを改善すればあなたの部屋もおしゃれにすっきりと生まれ変わりますよ。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。
SNSが広く浸透している現代。インスタやブログ、YouTubeなどを通してほかのお家の中を拝見する機会も増えました。そこで「え、ほかの人のお家ってこんなにすっきりしているの!? 我が家と全然違う!」と衝撃を受け、「片づけなくては……」と決意をする人も多いようです。
でも、闇雲に片づけてもなんだかいまいちすっきりとして見えない……。生活感が溢れている……。
今回は、そんなときに試してみてほしい「生活感のない部屋を作る5つのポイント」をご紹介いたします。
① 収納の中を片づけて、モノをしまう空間を作る

部屋がごちゃごちゃとして見えてしまう一番の原因は「情報量の多さ」です。
部屋にあるモノのパッケージの色や商品の形など、目から入る情報量が多ければ多いほど、部屋はごちゃごちゃして生活感が溢れてみえます。それを解決するためには、収納の中にモノの定位置を作って見えなくしてしまうことが一番簡単です。
そのためにはまず、収納の中に詰まっている「不要なモノ」を手放して、しっかりと収納空間にモノの定位置を作ってあげましょう。余計なパッケージの情報が視界に入らなくなるだけで、部屋のごちゃごちゃ感は一気に変わります。
② 見せる収納は少なめに

キッチンカウンターにアレコレ飾ってみたけれど、そのうちにパンや調味料、食べかけのお菓子なども紛れ込むようになって、結局ただのごちゃごちゃとした場所になって困っている……。そんな相談をよく受けます。
実は、モノはモノを呼びます。
たとえ美しいインテリアのつもりで置いたモノも、脳は「ここはモノをちょい置きしていいところ」と判断してしまい、家族や自分自身がモノをちょい置きするエリアになってしまうケースは多々見られます。
特に腰高の高さなどモノが置きやすい場所は、いつもモノを置かずにスッキリとした空間にしておくのがオススメ。

どうしてもインテリアを置きたいときには頭上の高さにするなど、「ちょい置きしにくいエリア」に集中させましょう。
もちろん、インテリアを飾るときには耐震ジェルなどの防災対策も忘れずに。
③ 出しっ放しにする道具はデザイン性重視

全てを収納内にしまいたくても、電気ケトルやゴミ箱、ソープボトルなど、どうしても出しっ放しになってしまう道具もありますよね。そういった「出しっ放しにせざるを得ない道具」はできるだけ見た目が素敵なモノを選びましょう。
少しくらい値段が張っても、毎日目に入るモノなので損はありません。ここは「家を居心地がよい空間にするための投資だ」と割り切って、素敵な道具を探すのがオススメです。
④ 電気ケーブル類は隠す
インテリアが整っていても一気に生活感が出てしまうポイント。それが「電気ケーブル」です。
例えば携帯の充電コード。ぷら~ん、とぶら下がっていたりすると、それだけで現実に戻りがちです。また、ネット回線周りの電気コードや家電製品のコードなども生活感が出ますね。
電源コードは配線カバーやカバーBOXなどを使ってできるだけ隠すのがおすすめです。配線カバーは100円ショップのダイソーでも買えますので、DIYに挑戦してみるのはいかがでしょうか?

また、どうしても隠せない場所に充電ケーブルを置きたいときには、巻き取り式のものを採用するのもひとつの手です。
⑤ 全体的な色を統一する

最初の項目でもお話したように、「ごちゃごちゃして見える」という大きな原因は、主に視界に入る情報の多さです。道具の定位置を収納内にして、見せる収納も少なくしたのに、なんとなくまだ見た目がうるさい。
そう感じた時には部屋全体の色味の統一感が乱れていないか見回してみましょう。
インテリアの世界では「7・2.5・0.5」という黄金比があります。上の写真で言うと壁やソファなど全体のベースとなっている「白系」が7割。TVボードやリビングテーブル、床などの「茶系」メインカラーが⒉5割。そして締め色となっている「黒系」が0.5割。
写真の家も比率が完璧ではありませんが「色の大体の割合を意識すること」そして「使う色を3色程度に絞る」という部分を守れば、家の中の視界のざわつきはかなり軽減されるはずです。
まとめ

いかがでしたでしょうか? 簡単に見た目のごちゃごちゃをなくし、生活感のないお部屋を作る方法5つでした。見た目のうるさささえなくなれば、お家時間が更にリラックスできるようになりますよ。
参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。