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タピオカの保存方法と賞味期限は?おいしく食べられる限界点を知ろう
一世を風靡した「タピオカ」は自宅でも簡単に楽しめるうれしい食材!タピオカミルクティーなど、お家で作れば原価のみでたっぷり味わえます。乾燥のまま、茹でたもの、それぞれの適切な保存方法と賞味期限をまずは勉強していきましょう!
タピオカは常温保存がおすすめ
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タピオカの保存は、基本的に常温保存がおすすめです。乾燥タピオカは干ししいたけなどの乾物と同じく、湿気に気をつけておけば長く保存できます。茹でたタピオカは「冷やさないといたんでしまう」と考えがちですが、冷やすとかたくなってしまい、タピオカ特有の食感が失われます。乾燥、茹でタピオカとも、常温で保存しましょう。
乾燥タピオカは開封後1~2ヶ月
乾燥タピオカを常温で保存した場合の賞味期限は、パッケージの表記を確認してください。未開封であれば、メーカーの指定した賞味期限まで保存することができます。直射日光をさけ、湿気の少ない冷暗所で保存してください。
開封したあとは、乾燥材を追加したり、小分けにして密封できる容器に入れたりして、湿気を防ぎましょう。開封後は1~2ヶ月で食べきってしまうのがおすすめです。
茹でタピオカは当日のみ
茹でたタピオカを冷蔵庫に入れるとかたくなり、風味や食感が落ちます。そのため、茹でタピオカもなるべく常温で保存しましょう。常温保存はいたみやすいので当日中に食べきるようにしてください。ただし、室内が高温になる夏の時期は冷蔵庫に入れる必要があります。
タピオカをなるべく日持ちさせるには?
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できれば茹でた当日には食べてしまいたいタピオカを、なるべくおいしい状態で日持ちさせる方法をご紹介します。
シロップに漬けて冷蔵保存
茹でタピオカをそのまま冷蔵庫に入れると、タピオカ同士がくっついてかたまってしまいます。表面が乾燥してかたくなり、独特の食感が損なわれてしまいます。乾燥を防ぎ、食感を保つために、シロップ(砂糖水)に漬けて保存しましょう。
シロップは、砂糖を入れた水を火にかけて沸騰させて冷まして作ります。水はタピオカが浸る程度。砂糖の量は甘さの好みで加減してください。
シロップに漬けても、3~4時間程度でタピオカの外側がふやけ始めます。賞味期限は冷蔵庫で2日ほどが目安ですが、おいしく食べたいなら、はやめに使いきりましょう。
小分けにして冷凍保存
もっと長期間保存したい場合は、茹でたタピオカを小分けにして冷凍する方法もあります。茹で上げたタピオカの粗熱が取れたら、使う分量ずつラップで包み、冷凍しましょう。シロップに漬けてから小分けにしてもよいですね。
1ヶ月ほど保存できますが、味は作りたてのものより劣ります。おいしいタピオカを味わいたいなら、やはり茹でた当日に使いきることをおすすめします。
保存タピオカをおいしく食べるには?
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冷蔵庫や冷凍庫で保存してあったタピオカを、作りたてのようにおいしく食べるための方法をご紹介します。
冷蔵タピオカはレンジでチン
冷蔵しておいたタピオカは、ドリンクやデザートに使うと冷たくておいしいのですが、食感がかたくなっています。かたい食感が嫌な人は、シロップごと電子レンジで軽く温めましょう。表面がふやけますが、やわらかさが戻ります。
冷凍タピオカは軽く茹でなおし
冷凍しておいたタピオカは自然解凍でも使えますが、食感が悪くなります。使う前に、沸騰したお湯で茹でなおしましょう。お湯にサッと通す程度に軽く茹でればOKです。
タピオカの茹で方
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ではここで、タピオカの茹で方をあらためておさらいしておきましょう。基本の茹で方は、お湯を沸かす時間も含めると1時間半かかります。前日から準備しておけば、茹で時間を短縮できますよ。
【下準備なし】30分茹でて30分保温
1 大きな鍋でお湯を沸かし、沸騰したら乾燥タピオカを入れる
2 30分火を強めたまま茹でる
3 鍋にふたをして火をとめ、30分蒸らす
4 ざるにあげ、流水にさらして水気をきる
ポイントは、鍋のなかで対流がおこるように、なるべく大きな鍋を使い、火を弱めないこと。蒸らしている間はふたをとらないことです。余熱でしっかり火を通し、芯が残らないようにしましょう。
茹でる分量と水の割合は、乾燥タピオカの商品説明をよく読んでください。目分量でも大丈夫ですが、乾燥タピオカは茹でると4倍ほどになるので、量には注意しましょう。
【仕込みあり】一晩寝かせて5~10分茹でる
1 前日もしくは6~7時間前にタピオカを水に漬けておく
2 沸騰したお湯でタピオカを5~10分ほど茹でる
3 ざるにあげ、流水にさらして水気をきる
黒いタピオカは、水に漬けておくと白くなりますが、茹でると黒く戻ります。漬けおく時間や茹で時間は、季節やタピオカの大きさによって調整が必要です。漬け時間、茹で時間が長すぎるとベタっとした食感になります。いろいろ試してベストな時間を探しましょう。
まとめ
乾燥タピオカは常温で長期保存が可能なので、タピオカをたっぷり食べたい人にとってはお得な商品です。茹でたタピオカは、当日中に食べてしまったほうがおいしくいただけます。調理が面倒な人向けには、茹でて冷凍してあるタピオカも販売されていますよ。乾燥、冷凍品のどちらも、賞味期限はパッケージの記載を確認してみてください。