
保育園に落ちた理由は?気になるポイント制や落ちた時の対応について
働きたいのに子供を預けることができない場合、ママにとっては切実な問題です。「保育園に落ちた理由が知りたい」というママも多いでしょう。 審査方法や申込書類の書き方、落ちた際の対応など、気になる疑問に答えます。
なぜ保育園に落ちたの? 気になる理由とは


保育園は一定の枠があるので、希望する子供全員が入れるわけではありません。どのような基準で保育園に入れるのでしょうか。
話題になった「保育園落ちた日本死ね」
2016年、「保育園落ちた日本死ね」という文言が話題になりました。子供にはあまり聞かせたくない過激な言葉が使われていることから批判も相次ぎましたが、保育園に落ちて困っているママが多いことが世間に少し認知されたのではないでしょうか。実際、認可保育園はほとんど税金で運営しているので、入園希望者が多くてもすぐに増やすことはできません。認可外保育園よりも保育料が安いことも影響し、多くの地域では激戦が強いられます。
審査後、保育園に落ちた通知はいつ来るの?
保育園の入園可否についての通知が来る時期は、認可か認可外かによって違います。認可保育園なら入園の前の年の11月末頃までに申し込んで、通知が来るのは2月から3月ぐらいです。一方、年度途中でも入園を受け付けていることが多い認可外保育園は、申し込んですぐに結果が通知され、その場でキャンセル待ちの希望を出せることが多いようです。残念ながら入園を承諾して貰えなかった場合は、入園許諾まで待機児童として待つことになります。ママも育児休業の延長をするなど、いろいろと手続きが必要となります。
保育園に落ちるかが決まるポイント制とは
多くの自治体では保育ニーズを数値などの指数に落とし込み、合計数で優先順位をつけて審査しています。保育園に落ちた理由は、端的に言えば、入園できた家庭よりもポイントが少なかったから。同じ時間働いていても、自営より外で働いている家庭のポイントの方が高くなるなど、自治体によってポイント算出基準が異なるので、自分の自治体の基準を確認しましょう。
申込書類はきちんと正確に記入したか?


保育園の申込書類の書き方も、審査では大事なポイントになります。保育園に落ちてしまった場合、この書き方にも原因があったかも知れません。
家庭や就労状況は正確に記入
認可保育園は入園できる子供人数に限りがあるので、保育の必要性が高い家庭から優先的に入園します。同じような条件の家庭も多く、細かい部分まで審査されるので正確に記入しましょう。
また、65歳未満の祖父母が近くに住んでいる、同居している場合は保育の必要性が低い、と判断される自治体があります。持病があるなど預けるのが難しい理由がある場合は、必要な書類を提出することで考慮してもらえます。
希望する保育園は全部記入
認可保育園自体入園のハードルが高く、特に人気がある園は入園希望者が殺到します。第一希望の保育園に落ちてしまう可能性も考え、自宅から通えるエリアの保育園は書き込めるだけ記入しておきましょう。役所の担当課(保育課など)に相談すると、希望者が多い保育園はどこか、など保育園選びに役立つ情報を教えてもらえることもあります。
保育園に落ちたあとの対応は?


保育園に落ちても、次のチャンスがまったくないわけではありません。ポイントアップのコツや他の選択肢なども考えてみましょう。
求職中だから保育園に落ちた?
保育園に落ちてしまった理由はケースバイケースですが、求職中だとどうしても受かりにくいようです。もともと働いていて復職する場合はともかく、これから仕事を探す予定のママは、求職中扱いになります。働きたい、と言う気持ちはあっても、現時点では仕事に就いていないので、今既に働いているママよりも優先順位が下になってしまうのが現状です。
・内定証明書も効果的
現在求職中のママは、ポイントを上げるためにもまずはお仕事先を見つけましょう。保育園が決まらなければ働けない、と悩むママが大勢いますが、実は内定が決まれば仕事場から内定証明書を出してもらえます。
もし心配なら面接の時に、保育園が決まったらすぐに働きたい、と伝え「内定証明書は出してもらえますか?」と聞いてみて下さい。内定が決まっている場合は指数が高くなる自治体もあり、その場合は休職中より保育園に入りやすくなります。
他の施設も検討
保育園だけではなく、シッターや各自治体が運営する保育サポートサービスなども視野に入れて、子供の保育先を探しましょう。また、幼稚園で預かり保育を実施している園もあるので、幼稚園も選択肢の一つとして考えても良いかもしれません(保育時間は園により異なるため要確認)。
保育課に相談してみよう
保育園に落ちてしまったら、市区町村の保育課に相談しに行きましょう。相談しても問題が解決するわけではありませんが、本当に困っていることを伝えれば、親身になってアドバイスをしてくれる可能性があります。
まとめ
認可保育園は競争率が高いので、不承諾通知が届いてがっかりするママも実際多いでしょう。落ちた理由はさまざま考えられるので一概には言えませんが、内定証明書をもらうなど、対処法もいろいろあるので、もう一度書類の書き方も見直してみましょう。保育園以外の保育施設を考えてみるのも一つの方法だと思います。また、役所の保育課の方に良いアドバイスをもらえることもあるので、相談してみるのもおすすめです。