シンク下を使い勝手よくチェンジ! 専門家が教える「ボウル・ザル収納」
キッチンのシンク下に収納すると使い勝手がグンとよくなるボウルとザル。ボウルとザルはかさばりやすいので、スッキリ収納するのは意外と難しいアイテム。日常的に使いやすい収納にするための、我が家のアイデアを今日はお伝えしていきます。
こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®木原ことのです。
シンクは食材を洗ったり水を使うため、少し湿気がある場所。シンクでの作業動線を考えた上で、シンク下収納に適しているモノを挙げてみました。
【シンク下収納にオススメアイテム】
・ザル
・ボウル
・鍋
・包丁
・計量カップ
・掃除用品
・ゴミ袋
・洗剤
・スポンジ
特に、ボウルやザルは水まわりで使うことが多いため、シンク下に収納するのがオススメです。
今回はかさばるボウルやザルを、我が家でどのように収納しているか、実例とともに説明していきますね。
シンク下スペースの形状に注意
シンク下スペースには配管が通っています。
そのため、引き出しの形が凸凹していたり、高さのあるモノで配管が傷つかないように、カバーが取りつけられていることも。わが家の引き出しにも、ステンレスのカバーが取りつけられていて、配管に干渉しないようになっています。
このステンレスの枠の中に背の高いモノを置くと、引き出しは閉まりません。シンク下スペースのサイズですが、コンパクトマンションのため幅50cm×奥行き40cmと少々狭めな作りとなっています。
ボウルとザルの適性数は?
実際に我が家が所有している数ですが……
・大ザル×1(ステンレス)
・中ザル×1(プラスチック)
・取手つきザル×1(ステンレス)
・小ザル×1(ステンレス)
・大ボウル×1(ステンレス)
・中ボウル×2(ガラス・ホーロー)
・小ボウル×2(ホーロー)
・角バット・角ザル・角プレートセット(ステンレス)
数えてみると、合計で12個ありました。多めかもしれませんね。
ステンレスの大ザルと大ボウルのセットは、鍋、パスタ用。
中ボウルはサラダ用で、このまま食卓に出すことも。
小ボウルは調味料を混ぜたり、卵を溶いたりする用。
角バットセットは、揚げ物用。
こうやって実際出してみると……もう少し減らしてもいいかな、と感じました(汗)。
ディッシュスタンド活用方法
我が家で多用しているこのディッシュスタンドは、ダイソーさんで購入したもの。ベトナム製で、ゴムの木で作られています。
写真を見てお気づきの通り、私はボウル用にするためスティックを4本カット。これで、かさ張るボウルを立てることできます。
このスティックと土台は接着剤で軽くつけられているので、回すと外れる場合もあります。また、しっかりと接着されている場合は、スティックを大きめのカッターでカットも。後でヤスリをかけてあります。
小中サイズのボウルを重ねて立てるとちょうど収まって、しかも取り出しやすいんです。
ゴムの木でできているので、ステンレス製よりも食器が傷つきにくいというメリットもありますよ。
タテ収納のための仕切り
まずは収納アイテムを設置します。(写真左)
左手前にディッシュスタンド、その奥にブックエンド、右手前に無印良品のポリプロピレン整理ボックスを設置しました。
いざ、ボウルとザルの収納へ! 写真右の通り、丸型のボウルとザルはすべて左側へ。ここに9個、収まりました。
無印良品のポリプロピレン整理ボックスには、このあとステンレス製の角バットセットを立てて収納します。
ブックエンドの左端のグリーンは、ボウル用のフタ。カットした食材を入れてフタをすると、上にもうひとつボウルを積むことが出来るので重宝しています。
幅50cm×奥行き40cmの割に、スッキリ収めることができました。
スペースに収まらない場合は、数の見直しを
ボウルやザル、その他のキッチン用品が多すぎて、シンク下に収まりきらない……と悩むこともありますよね。
あまり使っていないモノがあったとしても、もったいないという気持ちで手放せないこともあると思います。
そんなときは、壊れていたり、傷に入った汚れが落ちていなかったりという点をまずチェックしてみて下さい。いくら使いやすくても、キッチン用品は特に衛生面には気をつけたいもの。清潔に保てるモノだけにしましょう。
その方法で数が減ったあと、使いやすいモノから優先順位をつけます。
引き出し収納の場合、よく使うモノは手前に、次に使うモノを奥に収めましょう。アクション数が減って、時短の仕組みができあがりますよ。
再び収納がぐちゃぐちゃに……
日常生活で使っていくうちに、再び収納が乱れてしまったなら……その収納方法は自分に合っていないのかもしれません。
以下の点をチェックしてみてください。
・アクション数がひと手間多くなっていないか
・細かく仕切りすぎていないか
・仕切りが全くなくなっていないか
一度決めた収納は絶対ではありません。使いづらいと感じたときが見直しどきですよ。
まとめ
今回は、シンク下のスペースの形を踏まえた上での我が家の収納方法をお伝えしました。
かさばるボウルやザルを使いやすく収納するには、コツが必要です。取り出しやすさ、戻しやすさを考えて、重ねる収納と立てる収納のどちらが自分にとって使いやすいか、自宅のキッチンにはどちらが合っているのかをよく考えて、試してみてくださいね。
収納力をアップするためのディッシュスタンドやブックエンド、ファイルボックス等を利用することは、とても有効ですよ。
今回の記事が、多めのボウルとザルを持っている方の参考になれば嬉しいです。