ブルースターの花言葉|サムシングブルーとして人気の花!名前の由来や特徴などを解説
サムシングブルーの花として結婚式や花嫁のブーケ、男の子の誕生祝いなどに使われることの多いブルースター。ここでは、ブルースターの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく説明します。
ブルースターの花言葉
花嫁のブーケなどに使われることの多いブルースターは、結婚式やお祝いの席にぴったりな花言葉がつけられています。ブルースターの花言葉は「幸せな愛」「信じ合う心」「星の精」「望郷」「身を切る想い」「早過ぎた恋」です。
「幸福な愛」という花言葉は、青いものを身につけると幸福が続くとされる「サムシングブルー」にちなんでつけられました。
「信じ合う心」は、聖母マリアのシンボルカラーが青色であることが由来しています。
ブルースターの色別、種類別の花言葉
ブルースターの他にも、澄んだ白色の花を咲かせる「ホワイトスター」や、温かみのあるピンク色の花を咲かせる「ローズスター(ピンクスター)」があります。
色別、種類別の花言葉はありません。
ブルースターの花言葉に怖いものはある?
結婚式やお祝いの席で使われることの多い花なので「愛」「幸福」など、心温まる言葉がつけられています。一方で、幸せな感情とは反対に「身を切る想い」「早過ぎた恋」という花言葉もつけられています。「片想い」「失恋」などを連想させる言葉ですが、怖い花言葉というものではありません。
青色は悲しい感情を表現する色に使われるので、このような花言葉がつけられたのかもしれませんね。
ブルースターの特徴
ブルースターは南米原産で暑さに強い花です。花の大きさは3㎝ほどで、咲き始めは紫がかった水色ですが、咲き終わるにつれて青みが強くなり、紫色へと変化します。株全体がフェルトのような毛で覆われており、やわらかい手触りが特徴的です。花が咲き終わると7〜8センチほどの実がなり、中から綿毛のついた種が出てきます。
ブルースターの基礎知識
・分類…キョウチクトウ科(ガガイモ科)トゥイーディア属
・原産地…ブラジル、ウルグアイ
・別名…オキシペタラム・Tweedia(トゥイーディア)・瑠璃唐綿(ルリトウワタ)
・開花期…5月〜10月
・出回り期…通年
ブルースターの名前の由来
ブルースターとは園芸上の呼び名で、5枚の青くて小さい花びらが星の形に見えることからこのような名前で呼ばれるようになりました。
別名であるオキシペタラムとは、ギリシャ語で鋭いという意味の「oxys」と花びらという意味の「petalon」からきています。
和名である「瑠璃唐綿」は、花の色や果実がトウワタに似ていることからつけられました。
ブルースターの誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシャ・ローマの神話に由来するとされています。ブルースターが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
ブルースターの豆知識
ブルースターの茎を切ると白い液体が出てきます。この液体は強い毒性があり、皮膚につくと炎症を起こしてしまう場合もあります。液体を拭き取らずに水につけると切り口が固まってしまい、うまく水を吸い上げることができません。水揚げをおこなう際は、肌に触れないように注意しながら水できれいに洗い流したりティッシュなどで拭き取りましょう。湯揚げをする場合もありますが、茎を切って白い液体を拭き取ったら、ハサミの柄で切り口を叩く方法もあります。
綺麗な状態を長持ちさせるための一手間が大切です。
ブルースターの選び方
ブルースターは咲き終わりに近づくにつれて、花びらの色が紫色に変化します。ブルースターを購入する際は、紫色の花びらが混じっているものを避け、きれいな青色のものを選ぶようにしましょう。
サムシングブルーで人気の花
サムシングブルーとは、幸せを願っておこなわれる「サムシングフォー」というおまじないのひとつ。
サムシングフォーとは以下の4つのアイテムを身につけると幸せになれるという欧米の慣習です。
・Something Old(古いもの)
先祖や家族から受け継いだものを身につける。
母親や祖母からイヤリングやネックレスなどのアクセサリーなどを身につけるのが一般的です。
・Something New(新しいもの)
これからの生活が幸せなものになるようにと願いを込めて新しいものを用意する。
ウエディングドレスに合わせた小物や、新生活で使えるものを用意するのがおすすめです。
・Something Borrowed(借りたもの)
幸せな生活を送っている人から物を借りることで、幸せにあやかるという意味。
すでに結婚して幸せな生活を送っている夫婦から、結婚式で使用した小物などを借りたりします。
・Something Blue(青いもの)
聖母マリアのシンボルカラーである青色(清純な色)を目立たないところに身につける。
ドレスやタキシード、ブーケや小物、結婚式のテーマカラーなどに青色を使うことが多いようです。
上記のように、結婚式で青いものを身につけると幸福が永遠に続くといわれており、ブルースターはサムシングブルーとして人気の花です。
結婚式などの場でブルースターが多く使われるのは、祝いの席にぴったりな花言葉がついていることのほかにも、青くて小さな花びらが「青いものをさりげなく身につける」というサムシングブルーに取り入れやすいアイテムであることが理由になっているのかもしれませんね。
まとめ
小さくても存在感があるので、他の花との相性も良く、主役にも脇役にもなります。鮮やかな花色が美しいブルースターはドライフラワーも人気なので、用途に合わせてプレゼントしても喜ばれることでしょう。