桃の花言葉|花や実につけられた花言葉の意味や名前の由来を解説
桃といえば、甘くて美味しいあの「もも」を真っ先に想像してしまいますよね。しかし、桃の花も負けじと、とても美しくきれいなんです。「桃太郎」が有名なように、古くから日本に馴染みのある桃。さまざまな風習や伝説もありますよね。ここでは、桃の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
桃の花言葉
桃の花言葉は「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」です。
見た目通りでとても素敵な花言葉がつけられていますね。花言葉の由来は女性を敬う気持ちからだと言われています。
「桃」という漢字は「木」に「兆」と書きますよね。字の通りで、桃の花はとても多くの実を付けるので、出産を意味して縁起のよい花とされています。
そこから女性を象徴する花言葉がつけられたと言われています。
言われてみれば、3月3日の桃の節句も女の子の成長を祝う行事ですよね。
桃の実の花言葉
桃には果物の実にも花言葉がつけられています。その花言葉は「天下無敵」です。
皆さん、言われてみれば納得ですよね。
桃といえば、鬼退治をする桃太郎のイメージもありますし。
言い伝えだと、神話に登場するイザナギノミコトが桃を投げて鬼を追い払ったことから「天下無敵」という花言葉がつけられたと言われています。
また中国では、桃は悪い気を払う効果があると言われていて「不老長寿」の食べ物なんだそうですよ。
桃の花言葉に怖いものはある?
桃の花言葉は先ほどご紹介した通りです。
怖い花言葉はありません。
日本だけではなく、中国などでもお祝い事で食べられているようです。桃の花はとても美しく、果実は甘くて美味しい。まさに「天下無敵」の花ですね!
桃の特徴
桃はバラ科モモ属の木で、樹高は8メートルにも達します。花の色はピンクや白で、華やかで美しい花を咲かせますよね。
そして何といっても桃の果実。味も匂いも甘くて、みずみずしいフルーツです。
先ほどお祝い事で食べられるなど縁起が良いというお話をしましたが、中国では3000年以上も前から食べられていると言われています。
日本でも縄文遺跡で種が見つかっているみたいですので、やはり昔からずっと食べられているんですね。
桃の基礎知識
・分類…バラ科モモ属
・原産地…中国
・別名…花桃(ハナモモ)
・開花期…3月~4月
・出回り期…7月〜12月(果物)
桃の名前の由来
桃の名前の由来は諸説ありますので紹介しますね。
まず、「燃実(燃えるように赤い実)」が転じたという説。
そして、実がたくさん成るからという説もあります。
数を表す「百(もも)」、そして複数を表す「実々(みみ)」から「桃(もも)」と呼ばれるようになったのではないかと言われています。
もう1つ、桃に毛がたくさん生えているから「毛毛」と呼ばれていたことが由来という説もあります。
桃の誕生花
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
桃が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
桃の花の種類
ここまで桃のお話をしてきましたが、実は桃は食用と観賞用の2種類あります。
観賞用の桃は花桃(ハナモモ)と言われています。
花桃にも果実は出来るのですが、食用に品種改良されたものに比べると小ぶりで甘みより酸味が強いです。
というわけで、ここからは花桃の種類をいくつかご紹介していきますね。
菊桃
こちらは菊桃です。
上の写真を見てお分かりですよね。
まるで菊の様な花びらの形をしています。
鮮やかなピンク色の花を咲かせる品種です。
矢口
こちらは矢口という桃の種類です。
あまり聞きなじみのない種類ですよね。
しかし皆さん1度は見たことがあるはずです。
そう、ひな祭りの時に切り花として多く流通しているのはこの矢口です。
枝が上向きに生長していくのが特徴の立性品種です。
大きくて明るい桃色の花を咲かせます。
源平
こちらの品種は源平という種類です。
源平もあまり聞き慣れないですよね。
高さ1メートルほどの小さな桃の木で、矮性品種という種類です。
一つの木に紅白2色の花を咲かせることが特徴です。
そしてこの特徴こそが源平の名前の由来です。
源氏と平氏のように、お互い美しさを競い合いながら咲き誇っているのかもしれませんね。
また、矮性品種以外にも枝垂れ品種の源平も存在します。
枝垂れ品種とは、枝が枝垂れるように下向きに生長するタイプです。
そのため源平枝垂れと呼ばれています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は桃について解説をしてきました。
食用の桃と観賞用の桃があるという話は、知らない方もおおかったのではないでしょうか?
自宅で育てるのには少しコツがいるみたいですが、育て方などを掲載しているサイトなどもありますので気になった方は、自宅で楽しんでみてもいいかもしれませんね。