高座渋谷つばさクリニック 武井智昭先生｜子どもの健やかな成長を家族とともに見守りたい

共働き家庭が増えるなか、「決められた時間帯に受診するのが難しい」という方もいるのではないでしょうか。高座渋谷つばさクリニックでは、患者さんのライフスタイルに合わせて診察が受けられるよう工夫されています。

ご家庭の状況に合わせて予約をしていただくことで、必要な診療が必要な時に受けられるよう配慮しています。

予防接種や乳幼児健診についても同様に、あえて専用の時間帯をつくらず、患者さんの都合が良い時間を予約していただくことを可能にしています。

ただし、発熱のある患者さんの診察については、新型コロナウイルス感染症対策として発熱外来としての診療となりますのでクリニックにお問い合わせいただくこととなっております。

幼少期は体が弱く、病院にかかる機会が多かったという武井先生。ご自身の経験から「医師として、患者さんに身近な存在でありたい」という思いがあるそうです。

子どもの健やかな成長のためには、予防接種や乳幼児健診がとても大切だと考えています。小児科デビューする生後2ヶ月頃から、お子さんの発達や発育についてじっくりと診察することを心がけています。
また、お子さんと一緒に暮らす家族を支えることも、かかりつけ医の大切な役割です。ゆったりとした環境で、保護者の方の悩みをしっかりと聞くなど、ご家族にも寄り添った対応を意識しています。

お子さんや保護者の方に信頼していただき、かかりつけ医として長くお付き合いできるような関係作りも心がけています。
そのために、お子さんだけではなく、ご家族とも親しくなれるようなコミュニケーションを意識していますね。来院された患者さんやご家族のことは、顔や名前だけではなく、特徴などもしっかりと記憶しておくようにしています。

私がかかりつけ医としての役割を再認識した出来事があります。

そのご家庭には重度の障害をもつお子さんがおり、お母さんは、育児と仕事の両立やきょうだい児へのケア、お父さんとの関係などに悩んでいました。心身共に疲労が強く、お子さんのケアだけではなく、お母さんのケアも必要な状況だったのです。

私は、お母さんの話を丁寧に聞くことを心がけ、時には心を落ち着ける作用のある漢方薬を処方するなど、お母さんのケアにも力を入れました。すると、お母さんがいきいきと生活できるようになり、子どもたちにも穏やかに接することができるようになったのです。

かかりつけ医は、子どもの健康だけでなく、家族の健康もサポートしなければいけないと改めて思いました。

近年、小児医療は飛躍的に進歩しました。予防接種の普及や周産期医療の発展によって、たくさんの赤ちゃんや妊婦さんの命が助かるようになったのです。一方で、病気や障害を抱えながら地域で生活するお子さんや、子どもの発達や発育に関する悩みを抱える保護者の方が増えています。

医療の進歩とともに、子育てに関する悩みも変化しているように感じます。

子育てに関する悩みについて、気軽に話せる相手をたくさん見つけてきましょう。そうすると、住み慣れた地域で安心して子育てができると思います。その相手の一つがかかりつけ医です。

予防接種の受け方やアレルギー、発達に関することなど、育児中にはたくさんの悩みが出てきますよね。体調不良の時に受診するだけではなく、子育ての不安や疑問についても、日頃から気軽に相談できるかかりつけ医を見つけておくと良いでしょう。